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2012.02.13

今日の「山」登りは「きしめん風チョコスパ」

「平日は遅くまで時間がとれないし、お休みの日はお休みの日で片付けなければならない用事があった。最後の土日も過ぎ去った。今日も終わってしまう……。いや、当日がある。ああ、18時閉場。なお、言うまでもなく百貨店ごとの限定商品はとうに売り切れている。……万事休す!」
 という御仁はいらっしゃいますか?
 お住みの地域が名古屋、もしくはその近郊でしたら、そのように慌てふためくことはないと思います。名古屋は日本屈指の大都市。なんでもあります。九州で田畑に囲まれた土地に出生し成長した私からすると、どのようなチョコレートでもあるような気がします。
「いや、名古屋の人を和三盆糖のように甘く見てはいけない。様々な美味が集まる大都会名古屋。そこで暮らす人々は様々な美味を渡り歩いている。姿形の妙なるもの、世界中を酔わせるうまみ。それらを常に追求している。皆、先陣を切ることでそれらの体験を具現化させるている。したがって、初っ端、後れを取った時点で、己のこの熱き鼓動を伝達することは叶わないのである。インパクトを与えることはできないのである」
 インパクトをお求めですか。それならば、山に登ってください。あります、チョコが。インパクトのあるチョコが。まだ間に合います。

きしめん風チョコスパ
 チョコパフェをかなり名古屋寄りに発展させています

 チョコレート界に新しい分野が生まれました。名古屋でしか生まれないであろう分野です。地元愛を表明することができます。
 マウンテンでは、太麺のスパゲティに様々な味(主に甘い)を練り込んできました。その甘口スパがマウンテンの主力商品です。マウンテンに登った方の多くが甘口スパにアタックしています。それにより、
「甘いスパゲティって、あれでしょ、名古屋の、……マウンテン」
 と人口に膾炙するまでになりました。常連組も今では、
「とりあえず、小倉スパ。それに小倉トースト、抹茶フロート、あとライスダブル」
 と注文しているようです。
 でも、さすがにこの茶色平打ち麺を目にすると、今度は何を仕掛けてきたのか!? と思うこと必至です。
 昨年の前半からきしめん風チョコスパの存在は、登山者には口伝で知られていました。私もその一人です。あるのは知っていました。でも、とっておきました。この時期に。そして、注文をしました。他のお品よりもやや長い調理時間を経てやって来たものを見て、笑いを禁じ得ませんでした。なんじゃこりゃ。
 もうもうと立ちこめるチョコレートの匂い。もわあっと体表を包み込む強い甘さ。まだ口にしていないのにたらふくです。チョコレート風呂にでも入っているのでは無かろうか、というチョコレートまみれの気分。
 麺は幅7mm、厚さ2mm。「きしめん風」となっていますが洋麺ではありません。「きしめん」です。固めのゆで加減で、きっちきちとした食感で歯に強い抵抗感。麺に負けるか、と強く噛みしめるたびに、甘い甘いミルクチョコレートの風味が乗算で強まります。
 もちろん、熱々のスパ……、いや、きしめんですので、刻一刻と生クリームは溶けていきます。生クリームとチョコきしめんが混じり合えば、生チョコになるはず……、なのですが。

きしめん風チョコスパ・横
 生クリームとチョコレート味なので、これも生チョコです

 麺そのものにチョコレート味がしっかりと練り込まれている上に、丁重にココアパウダーまで降っています。きしめんが濃いブラウンの山肌、生クリームが山頂の万年雪、缶詰チェリーが登頂旗だとしたら、このココアパウダーは何になるのでしょうか。登山者の、何か、なのでしょうか。
 麓に置かれた金色の栗は、甘露煮、なので、甘い、はず、なのですが、他の甘さでいつもの甘さを発揮できていないようです。いや、栗の甘露煮なので甘いのです。それを上回る甘みが続々と押し寄せているのです。その中で、栗の甘露煮と分かるほどの甘みを表出させていることは健闘していると思って良いでしょう。

きしめん風チョコスパ・アップ
 栗が添えられるとお得感が増します。嬉しい……

 きしめん風チョコスパは、マウンテンの甘口スパの中では、食べやすい方に居ると思います。「甘めのホットココア+モンブラン」のような感じです。ただ、そこに、きしめんの背筋の伸びた食感が加わっているだけです。
 デザートとして見たときには、とても食べやすく、調和が取れていると感じられました。
 まずは、インパクト。それから、甘い性格。デザートしての完成度の高さ。
 これをご馳走してくれた人のことは忘れられないはずです。
 ただし、何を忘れられなくなるかは、人に依るでしょう。一か八か、です。
 きしめん風チョコスパは、平日限定です。明日は平日です。

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コメント

>みんたさん
 他の甘口スパと比べると、圧倒的に食べやすいと思います。
なんと言いますか……、他の甘口スパにあるような、無理矢理ねじ込んできた!……というような、そのような感じがほとんどありません。素材が全て、お隣同士馴染んでいる、雰囲気です。
 よって、甘いものが好きで、温かいスパでも大丈夫、という御方には、おすすめできあます。
 麺は、きしめん、だと思いますよ。本文には書きませんでしたが、お皿の底に、ほんの少しだけ溜まるのです。その水分は、きしめんやおうどんの「ゆで汁」でした。西洋麺のゆで汁では無かったようです。
 「きしめん風」となっていますが、きしめん、と覚悟を決めていただくのが良いと思います。
 キウイ、イチゴよりも断然食べやすいです。これの後に、チョコパフェを食べたいくらいです。

投稿: 桜濱 | 2012.03.02 00:59

以前から、比較的食べやすそうな品と思っていました。やはり甘党ならいけてしまうのですね。もっとも、小倉やバナナも美味しいとおっしゃる桜濱さんを基準にすると、素人は遭難すると思いますが。
麺がなんなのか気になっています。チョコ練りこみフェットチーネ…ではないんでしょうねえ、山だから。どこに頼んでいるのかも知りたいし、と思えどあまり考えることではない気もします。
これはもう自分で食べるしかないかな。キウイとイチゴの次くらいには、甘口のなかではいけそうなので狙ってみましょうか。しばらく後ですが。

投稿: みんた | 2012.02.29 15:27

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