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2011.07.31

喫茶マウンテンのメニュー・2011年7月版・PDFファイル化

 前記事のメニューを原本に近い形でPDFファイル化しました。
 以下のファイルをダウンロード(IEの場合「対象をファイルに保存」)してお使いください。

 pdficon_large喫茶マウンテン2011年7月版メニュー・PDFファイル

 なお、マウンテンのメニューのPDFファイル作成にあたり、「PrimoPDF Ver.4.1」(http://www.xlsoft.com/jp/products/primopdf/index.html,フリーウェア)を使用いたしました。
 また、PDFファイルの閲覧には、「Adobe Reader」(http://www.adobe.com/jp/products/reader.html,無償)が必要です。

 get_adobe_readerAdobe Readerのダウンロード

―――――

 前回(2011年2月版)では、ePubファイルもご用意いたしましたが、PDFファイルのみで充分と判断しましたので、今回はePub版は作っておりません。

 それでは、これらのファイルが登山の予備知識の一助となり、皆様が、遭難することなく、楽しくたらふくになられることを願っております。


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喫茶マウンテンのメニュー・2011年7月版

 メニューブックの中の品揃えは、前回とほぼ変わりはありません。価格も変わりありません。ブック外の、貼り出し欄外メニューには、新作がいくつか加わっています。
 次の記事で、できるだけ本家のものに忠実に作ろうと試みたPDFファイルを用意しています。プリントアウトする場合、スマートフォンなどでご覧になる場合は、そちらをご利用頂くと良いと思います。

――――――――――

○1ページ

喫茶マウンテンメニュー・デザート

デザート


イチゴ … 700
夕張メロン … 700
小倉 … 750
抹茶 … 750
宇治金時 … 800
ミルク … 750
ココナッツミルク … 700
青リンゴ … 750
グレープフルーツ … 750
パイナップル … 700
バナナミルクフラッペ … 800
マンゴスペシャル(辛口) … 800
ピーチ … 700
マスカット … 700
クランベリーミルク … 750
バラカルピス … 700
ミルクチェリー … 750
スイカ … 700
巨峰 … 800
イカスミ … 800
グロセージャ … 700
マメイー … 700
タマリンドウ … 750
ウメ … 750
黒ザクロ … 750
洋梨 … 800
カルピスラベンダー … 750
ブルーベリー … 700
フルーツフラッペ … 800
いちじく … 800
ゴーヤ … 700
レモン … 700
ライム … 700
エメラルドカクテル … 750
熊五郎(アルコール入り) … 750
もも子(アルコール入り) … 750
ハマイカ … 700
ミルクのトッピング … 50UP

アイスクリーム
バニラ … 400
チョコレートアイス … 450
抹茶アイス … 450
チョコレート&バニラ … 450
抹茶&バニラ … 450

パフェ
チョコレートパフェ … 700
フルーツパフェ … 700
クリームパフェ … 700
キウイパフェ … 700
イタリアントマトパフェ … 700
和風パフェ … 700

喫茶マウンテン

名古屋市昭和区滝川町47-86
営業時間 AM.8:00~PM.10:00
オーダーストップPM.9:40
定休日 毎週月曜日
(祭日の月曜日は営業いたします
翌日は休業させて頂きます)
電話(052)832-0897

氷のオーダーPM.9:30まで

ご注文はお一人様一品以上お願いします。
(中学生以下、高齢者を除く)
代金は、まとめてお願いします


○2ページ

喫茶マウンテンメニュー・スパゲッティー

スパゲッティー

ホワイトソース
きのこツナクリーム … 800
サーモンスパ … 750
カルボエグ … 800
ベーコンほうれん草スパ … 750
サーモンほうれん草スパ … 750

和風
和風スパ … 750
山菜スパ … 700
納豆スパ … 750
納豆山菜スパ … 800
焼きスパ … 700
きのこスパ … 700
高菜スパ … 750
アサリスパ … 700
なべスパ … 700

甘口
甘口抹茶小倉スパ … 800
甘口バナナスパ … 800
甘口メロンスパ … 800
甘口キウイスパ … 800
しるこスパ … 800
甘口イチゴスパ(冬、春限定) … 1000

スープスパ
とりスープスパ … 800
うどん風カレースパ … 700
みそ煮込みスパ … 800

コーンスープベース
コーンスープスパ … 700
ベーコンほうれん草スープスパ … 750
ツナきのこスープスパ … 750
シーフードスープスパ … 750

ワンコイン
ミートボールナポリタン … 500
ミートボールクリーム … 500
ハンバーグスパ … 500
ウインナーナポリタン … 500
とりのナポリタン … 500
まいたけととりのスープスパ … 500
山菜スープスパ … 500
きのこのペペロンチーノ … 500

トマトソース
なすベーコンスパ … 800
なすトマトスパ … 800
イカトマトスパ … 800
きのこサーモンスパ … 800
トマト味ツナスパ … 750
ペスカドール … 800
イタリアン … 650
イタリアーノ … 750
アマトリチアーナ … 750
サボテンスパ … 900

その他
ミート … 650
ミートスペシャル … 750
みそミート … 700
ナスみそミートスパ … 750
メンタイコスパ … 700
イカメンタイコスパ … 750
クリームメンタイコ … 750
うめスパ … 750
ボンゴレ … 750
アボカドスパ … 800
グラタン風アボカド … 800
アラビアン … 700
ヤングスパ … 700
シャンピニオンスパ … 700
ヤサイ&ベーコンスパ … 700
オリエンタル … 700
納豆サボテン玉子とじ … 900
ウインナースパ … 700
ツナサラダスパ … 750
玉子とじスパ … 700
フレサラ(冷) … 750
バジルスパ … 750
カントリー … 700
コスモスパ … 750
コスモセット(卵、ライス付) … 900
インディアン … 750
豚ベジタブルカレー … 750
ナスカレースパ … 800
イカスミスパ … 1000

ご注文はお一人様一品以上お願いします。
(中学生以下、高齢者を除く)
代金は、まとめてお願いします。


○3ページ

喫茶マウンテンメニュー・ピラフ

ピラフ

ホワイトソース
えびピラフスペシャル … 700
ベーコンほうれん草ピラフ … 750
きのこチキンクリームライス … 800
ウインナーライス … 700
サーモンピラフ … 750
ツナクリームピラフ … 750

和風
和風ピラフ … 700
山菜ピラフ … 700
納豆ピラフ … 750
和風サーモンピラフ … 750
焼きピラフ … 700
きのこピラフ … 700
高菜ピラフ … 700
うめピラフ … 750
みそピラフ … 750
みそ納豆ピラフ … 800
豚きのこみそピラフ … 800
高菜ベーコンピラフ … 750
お茶ピラフ … 750
チキテリピラフ … 700
マカライスペスカド … 800

辛口
タコスピラフ … 750
テリポジョピラフ … 750
メンタイコピラフ … 700
ヤングハラペーニョピラフ … 750
ニワトリピラフ … 700
シーフードメキシカンピラフ … 750
ドライカレー … 750
シーフードドライカレー … 750
カレーライス … 750
カレーピラフスペシャル … 750
ハンバーグカレーライス … 800

トマトベース
トマトピラフ … 650
マカライスハンバーグ … 750
シーフードトマトピラフ … 750
ピカンテピラフ(激辛) … 800

その他
バジルピラフ … 750
ハムバターライス … 700
森のバターライス … 800
大人のお子様ランチ … 800
チャーハン風ショートパスタ … 600
アボカドピラフ … 800
アボカドとツナのピラフ … 800
サボテンピラフ … 900
コーンピラフ … 700
イカスミピラフ … 1000

ぞうすい
えびぞうすい … 800
みそ肉入りぞうすい … 800
シーフードぞうすい … 800
とりぞうすい … 800
バジルぞうすい … 800
きのこぞうすい … 800
山菜ぞうすい … 800
カレーぞうすい … 800
ほうれん草ぞうすい … 800
和風ぞうすい … 800
しるこぞうすい … 900
イカスミぞうすい … 1000


和風ハンバーグ丼 … 700
カルネ「牛丼」(卵入り) … 550
焼肉丼 … 700
トマト丼 … 700

ワンコイン
ミニハンバーグカレー … 500
オムハンライス(赤) … 500
オムハンライス(白) … 500
トマトハンバーグ丼 … 500
パン … 150
ライス … 150


○4ページ

喫茶マウンテンメニュー・ドリンク

ドリンク

コーヒー
ストロングコーヒー … 350
ソフトコーヒー … 350
アメリカンコーヒー … 400
ミルクコーヒー … 400
ウインナーコーヒー … 400
カプチーノ … 400
アイスコーヒー … 350
アイスコーヒー無糖 … 350
アイスミルクコーヒー … 400
アイスウインナーコーヒー … 400
コーヒーセーキ … 400
ジョッキコーヒー(アルコール入り) … 400

紅茶&ミルク
紅茶 … 350
レモンティー … 350
ミルクティー … 350
シナモンティー … 400
アイスティ(ストレート¥100up) … 350
アイスレモンティー … 350
アイスミルクティー … 350
ミルク … 300
アイスミルク … 300
ココア … 400
アイスココア … 400

トースト、サンドイッチ
バタートースト … 300
ガーリックトースト … 350
ジャムトースト … 350
玉子トースト … 400
ハムトースト … 400
野菜トースト … 400
小倉トースト … 450
ツナトースト … 450
玉子サンド … 550
野菜サンド … 550
ハムサンド … 550
ミックスサンド … 600

フロート
オレンジフロート … 400
クリームソーダ … 400
コーヒーフロート … 450
紅茶フロート … 450
コーラフロート … 450
抹茶フロート … 450
ココアフロート … 500
チョコレートフロート … 500

ジュース
★印はプラス50円でスカッシュにできます
ウーロン茶 … 350
コーラ … 350
ソーダ水 … 300
オレンジジュース★ … 300
うめジュース★ … 300
タマリンドジュース★ … 350
グレープフルーツジュース★ … 350
キウイジュース★ … 300
ピーチジュース★ … 300
巨峰ジュース★ … 350
チェリージュース★ … 300
パインジュース★ … 300
グロセージャジュース★ … 300
イカスミジュース … 400
スイカジュース★ … 350
ゴーヤとウコンのジュース … 350
マメイージュース★ … 350
黒ざくろジュース★ … 350
ココナッツミルクジュース … 350
洋梨ジュース★ … 350
クランベリージュース★ … 300
ブルーベリージュース★ … 300
ライムジュース … 300
エメラルドジュース … 350
黒酢ジュース … 350
セニョリータ(アルコール入り) … 400
熊五郎(アルコール入り) … 400
もも子(アルコール入り) … 400
サムライマウンテン(アルコール入り) … 400
レモンジュース★ … 400
バナナジュース … 400
ミックスジュース … 450
ブランデーレモン … 450
赤のコーラ … 400
青のコーラ … 400


○欄外メニュー・1(レジカウンター横)

喫茶マウンテンメニュー・欄外1

ストラップ … 1000

大人のラムネ …400
ラムネ妹 … 400

(中)あつげしょう … 1350
(大)あつげしょう … 2500

なすライス … 600
ロバライス … 800
スパイス合衆国 … 800
黒いチャーハン … 1000
赤いワンピース(激辛) … 700
ハリケーントースト … 500
バナナライス … 800
ヨガスパ … 1000

マエストロ … 750

酢氷 … 700

新ジュース
青汁ゆず味 … 400
ピスタチオ … 400

マウンテンのジュース
マンゴジュース … 400
庭ジュース … 400
インカコーラ … 400
梅一番しぼりジュース(微アルコール) … 400
アステカパインソーダ … 400
名古屋コーラ … 400

新メニューデザート
ギャラリー … 700


○欄外メニュー・2(入り口横のボード)

喫茶マウンテンメニュー・欄外2

あつげしょう
(大) … 2500
(中) … 1350

マエストロ … 750

ドリンク
大人のラムネ … 400
妹のラムネ … 400
インカコーラ … 400

ヨガスパ … 1000
赤いワンピース(激辛)スパ … 700
黒いチャーハン … 1000
なすライス … 600
スパイス合衆国 … 800
ロバライス … 800
バナナライス … 800
ハリケーントースト(激辛) … 500

新メニュー2011
庭(柚子)ジュース … 400

新メニューデザート
ギャラリー … 700

NEW 氷
八丁味噌氷 … 700

新メニュー
名古屋コーラ … 400
八丁味噌氷「黒ずきん」 … 700

―――

 昨年の夏に登場した、マンゴ系はマンゴシャーベットの在庫が尽きたために、ジュースを除き、全て姿を消しました。赤ちゃんも、レアチーズケーキが無くなったらしく、消えました。あと、何故か、フリオ(ドリンク)も無くなっていました。
 甘口イチゴスパ、イチゴパフェは、夏場なので、ありません。
 メニューブックの中は、定番になったお品と言えるでしょう。その中からは、アボカド&えびクリーム、セニョリータ氷が消えました。
 あと、超難関の甘口マーボー丼の張り紙が外されていました。残し率が高かったらしいので、廃盤になったのかもしれません。小倉丼のように、裏メニュー入りした可能性もあるので、どうしても、おっしゃる方は、オーダー時に店員さんにお訊きになってください。

 最近は、ほぼ月替わりで、新メニューが出ては消えていきます。メニューブック内のものは、変わることは無いと思いますが、出入口側のボード、レジカウンターの横に掲示されているものは、いつ無くなってもおかしくありませんし、何が新登場してもおかしくありません。
 それらの新情報は、喫茶マウンテン公式ブログ、および、Twitter・喫茶マウンテン公式アカウント(@kissa_mountain)をご参照ください。

 私はオムマンゴを食べ損ねました。一度、マンゴー尽くしでたらふくになりたかったので、残念です。


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2011.07.10

今日の「山」登りは「とりのナポリタン」&「ゴールデンパフェ」

 今からおよそ150年前。アメリカ合衆国。一人の男性が輝く粒を見つけたことでそれは始まりました。続々と人は新大陸の西端を目指し、明日の栄光を夢見て、山へ、川へ、谷へ入っていきました。その結果、ごくわずかの者は、夢を現実と為し、大半の者たちは、夢見たままの姿で帰って行きました。
 時は、21世紀。5月の始め。東洋の島のほぼ中央。名古屋の山から、声が上がりました。
「金だ。金が出たよ」
と。
 登山者達は、目を輝かせて、新たに姿を現したその黄金の山を目指したのです。
 それまでも、新たな山が現れるたびに、登山者は頂を踏みしめることを望みました。皆、登山口を揚々と開けます。そして、ある登山者は、たらふくを超え、丸々と膨らんだおなかをさすりながら下山し、ある登山者は、血の気が失せ目を潤ませながら下山し、ある登山者は、甘い物はしばらくいいや、という気持ちになって下山します。でも、コーヒーだけ飲みに来る近隣のお客様もいらっしゃいます。喫茶店ですから。
 今までも名前からは想像が付かないものが出てきていました。よって、「ゴールデンパフェ」と言われても、にわかにゴールデンな気持ちにならない、のが本音です。何が現れるのか覚悟しておくに越したことはありません。
 5月に入り、寒さがいくらか緩んだとは言っても、山登りに違いはありません。調子に乗って、黄金を手に取ろうとしたら、いかなるしっぺ返しがあるか分かりません。ここは、まず、一息着くためにも、安全……。

 安全……。

 ああ、しばらくレポートを書いておりませんでしたので、すっかり忘れていました。「山に安全は無い」のです。「安全策」と思ってオーダーしたものが、底なし沼のように地の底に登山者を引きずり込むことも稀ではありません。安全策、と言えるお品はもちろんありますが、それは結果論です。一度口にしてみて、初めて「これは自分にも食べることができる」と分かります。初物の場合、「安全のような気がするが……」、くらいの心持ちでいることが必要な気がいたします。
 では、危険を承知して安全を選び出しましょう。
 経験則からすると、ワンコインメニューはだいたい大方の登山者が胸をなで下ろして口にしているようです。ワンコインは安全、だと思われるような気がしないでもないと語り継がれていると噂されているという話しを聞いたことがあるようなことをどこかで漏れ聞いた記憶が夢うつつであります。多分、安全度が高いです。今回は、メインはゴールデンですので、石橋を叩いて渡る気で、安全に安全を重ねて……。

とりのナポリタン・俯瞰
 オーソドックスですが器が気になります

 「とりのナポリタン」をオーダーしました。
 「とり」は鶏肉と予想が付き(こういう予想が山では時として命取りになることもありますが)、「ナポリタン」はスパゲッティの定番ですので、安全、だと思い込むことにしました。
 ワンコイン(500円)ですが、かなりボリュームがあります。他のスパゲッティメニューと大差ない量のように見えます。ちなみにワンコイン用のお皿は直径20cmです。皆様のご家庭のお皿を計ってみてください。20cmはかなりの大きさだということがお分かり頂けると思います。しかも、平べったいお皿ではなくて、深みのあるお椀のような形状をしています。ちょっとした中華鍋くらいです。それにこれだけの麺がとっしりと盛られています。

とりのナポリタン・アップ
 鶏のお肉がゴロゴロと

 顔を近づけてみると、きゅっ、と心が締まるような、軽い酸味が鼻をつつきます。眉を寄せてしまうほどの酸味ではありません。トマトの涼やかな快さの中に、鶏肉のだしがにじみ、油と脂が赤くキラキラと輝いています。
 とりのナポリタン。
 その素直な名前以外に当てはまるものはない、と強く思わせてくれるほどの、鶏とナポリタン具合です。
 トマトソースで赤々と艶めく太麺と、3cm角の鶏の胸肉が目立ちますが、その他にも、マッシュルームと玉ねぎも入っていて、多様な食感を醸し出すような工夫が見られます。
 さて、どこから手をつけようか……。このように、全面的にはっきりくっきりとした主張をするスパゲティは、最初にどこにフォークを突き刺すか、迷いますね。「とり」と、冠しているから、鶏肉をぷすり、と行くべきか、血色良く肉付き良く横たわる太麺をいじるべきか。ここはひとつ、古式ゆかしく行くことにしましょう。

とりのナポリタン・フォークですくい上げ
 太麺なので、多めにすくい上げられます

 やはり、ナポリタンスパゲティは、ショーウィンドウの型を取るのが良いような気がします。粉チーズをかき分けて、真ん中をすくい上げます。
 横たわる麺。
 立ち上がる麺。
 浮き上がったフォーク。
 古式です。
 ただ、正式ではフォーク、彼自身が宙に浮いた状態であることが必要ですが、幾度か試みたものの、ショーウィンドウ内のフォークとは材質・製法が異なるらしく、宙に浮かべることができませんでした。よって、左手で持ち、麺をすくい上げました。疑似古式であることをお詫び申しあげなければなりません。
 すくい上げた、赤い麺は、トマトの艶と、スパンコールの如き油と脂できらめきました。早くお召し上がれ、と豪奢な衣装で囁く貴婦人のような色気があります。
 麺は、粉チーズを引きつけ、マッシュルームを巻き上げ、玉ねぎの薄切りを絡ませ、鶏もも肉を侍らせるという豪奢な姿、そして香りで、私の味蕾と五臓を刺激します。
 では、大きくすくい上げた貴婦人のようなその麺を嗜虐的に、口に押し込みます。彼女はそれが分かっていたかのように、口のあらゆるところを刺激しました。思う壺だったのです。
 すっぱい。
 すっぱい。
 少し、胡椒でぴりりとするれけど、すっぱい。

 トマトソースは、単にソースだけで構成はされておらず、細かいブロック状のトマトの欠片が含まれています。これが、「良い味」を出しています。きりっ、きりっ、と、トマトらしさを発散しています。すっぱい。だけど、ほろ甘い。胡椒、塩などの調味料はあくまで従者であり、トマトとしての、矜恃を見せています。
 麺は、いつも通り、たっぷりの油で炒められています。
 鶏肉ももも肉で、脂気があり、麺以上のむちむちむちむちとした、グラマラスな食感を与えてくれます。油の多い麺、脂が多い鶏肉。どちらも、歯ごたえがしっかり。これだけで、マウンテンらしさ、のスパゲッティです。
 ずしっ、とくるボリュームのはず、です。しかし、単純に、マウンテンの売りをそのまま出してはきません。トマトソースがひと味もふた味も、「らしさ」を出してきます。大ぶりな歯ごたえのメイン具材に、酸の味と香りに注目し、トマトのフレッシュさを表舞台に立たせています。これにより、「とりのナポリタン」は、

 さっぱりしているのか、油っぽいのか、困る味。でも、美味しい。

 という、奇跡を起こしています。
 この奇跡は、お品代500円、お鉢(お皿とは思えません)いっぱいの麺、という、なんとも、感動的なコストパフォーマンスを実現しています。
 分類するとしたら、あやまたずに、「安全メニュー」です。ワンコインでも他のお店よりも、確実に多い、という情報をあらかじめ持っていれば、安心してオススメできるお品です。

 ナポリタンを食べた後、自分がナポリタンだった、という事実は、口を拭く際に頭を強く叩きます。口の周りを拭いても拭いても、トマトのオレンジ色が紙ナプキンに付きます。埒があかないので、持参したフェイシャルシートで口の周りを拭きましたが、それでも、うっすらとオレンジが残ります。なんというナポリタン力なのでしょう。
 ふと、内臓に心を移すと、ワンコインでありながら、なかなかの主張の強さを感じました。
 油っこい。
 すっきりしたい。
 酸を和らげたい。
 爽やかに冷たい物を。

 ここで、期間限定の「ゴールデンパフェ」にご登場願いました。一か八かです。ゴールデンがゴールデンというだけのゴールデンっぷりをみせたゴールデンパフェでしたら、油を漱ぐどころか、油・脂・ゴールデンの大三元に落とし込まれます。期待と不安をもちつつ、フェイシャルシートで口を拭き続けながら、到着を待ちました。

「おまたせしました。ゴールデンパフェです」

 置かれたパフェ、に、目が、眩む……、こと無いです。おや、ゴールデンはどこに?

ゴールデンパフェ・全体
 大人しい姿です

 天辺のチェリーから、落ち着きのあるブラウンの衣装、白いクリームとアイス、グラスの中にうっすらと見える、何か。ゴールデンは?
 あぁ、もしかしたら、見る角度が悪いのか、と、ぐるりと回転させても、金粉が散りばめられたり、海老フライがのっかっているような様子はありません。この落ち着き払ったパフェが「ゴールデンパフェ」でした。

ゴールデンパフェ・上部
 やはり大人しい姿です

 頭を切り換えましょう。これがゴールデンパフェ。輝きは内から現れる。真価は秘められている、はず。
 ゴールデンという単語に舞い上がりすぎていたので、彼を冷静に見ることが出来ていませんでした。上から順番に検証してみましょう。
 まず、天辺はお約束の、缶詰のチェリーが一粒。そのチェリーを支えているのが、グラスの縁から、上の部分の飾り付けの基盤となっているホイップクリーム。さらにその下は、グラスにきっちりと詰められたアイスクリームです。
 そこに、ココアパウダーが振りかけられています。第一段階で、詰めたアイスの上に、ホイップを載せてから、第二段階のココアパウダー。いずれの回でも、下地が見えないようにきっちりと満遍なく振りかけられています。厚みが感じられるほどにたっぷりと振りかけられています。容赦ない、までは行かなくとも、サービス精神旺盛に振りかけられています。ココアパウダーは飾り、味のアクセント、ではありません。「ココアパウダーを食べて下さい」と言わんばかりの量です。
 それほどに振りかけられているので、ホイップクリームにスプーンを差し込み、アイスクリーム部分を少し削り取り、口に運ぶ段階、その間、どこかの瞬間で、必ず、ココアパウダーの一部は落下します。はらはらと落ちます。落ちたココアパウダーは、どうすることもできません。散るのを見守るだけです。なんとか、散るのを防ぎ、口に入れても、むせます。無理に散らさないように、とするのは、喉の健康上良くない可能性が多分無いでしょうが、全く無いとも言い切れません。全ての可能性を考慮して登山すべきです。
 ここにゴールデン要素があるのでは、ないでしょうか。茶色の粒子が、純白の上から粉雪のように20数センチの高さから散り落ちる。なんとも、シックなはかなさ、しかしながら、真に秘められたゴージャス感を覚えます。
 昔、ゴールドラッシュで金鉱を目指して岩土を掘った者たちは、土煙を毎日のように浴びたことでしょう。ゴールデンパフェは、それを再現しているのです。
 ココアパウダーの落下にめげずに、二度、三度とスプーンでパフェを削り取り、そのたびに、ココアが数十粒はらはらと落ち、それも段々と減り、グラスの縁よりも低い部分を掘り当てた時は、もう、ココアパウダーの落下よりも、輝かしい、純白のクリームと、バニラの煌めきに心を奪われているはずです。

ゴールデンパフェ・断面
 眩く輝くお味!

 バニラの煌めきに目が惹きつけられた途端、忘我の境に入り込みました。ただただ、パフェの中にスプーンを入れ、口に運ぶ行為を繰り返しました。バニラアイスだけかと思いきや、伏在したものに気づいたからです。
 スポンジケーキが入っていました。バニラとバニラの間に。ただのふわふわほろほろのスポンジではありません。甘いコーヒーが染みこまされている、しっとりとろりとしたスポンジです。コーヒースポンジだけを引き上げ、舌に乗せました。
 甘い。
 じんわりと、コーヒーの香りと、甘味がとろけだしてきます。
 このスポンジと、バニラアイスを半々で、食べてみました。
 めくるめく、陶酔感。あぁ、冷たい、甘い、薫り高い。それぞれの雰囲気を持った甘味が、口中を舞います。
 コーヒーの染みたスポンジが良いですね。これとバニラアイスの組み合わせは、絶佳です。

 長く書きましたが、「ゴールデンパフェ」は、マウンテン版「ティラミスパフェ」です。
 ティラミスのチーズケーキの部分をバニラアイスに変えているものです。

 私は、ティラミス大好きです。ケーキ屋さんでケーキを一個買って帰りたいとき、ティラミスを見つけると迷います。結果、何かのケーキ+ティラミス、という組み合わせで買って帰ることが少なくありません。それくらい、ティラミスが好きです。流行遅れと言われようと、ティラミスが好きです。
 その好きなティラミスが、好きなパフェになっているのですから、嫌いなわけがありません。完食したときには、心は満たされ、金塊に到達したかのような恍惚感を覚えました。
 この「ゴールデンパフェ」は、姿形にとらわれず、しっかり「ゴールデン」でした。大満足の逸品です。

 完食後、店員さんに、「新しいパフェ食べましたかー?」「はい、いただきました。美味しいですね」「美味しいですよねー。私もマウンテンのパフェの中で完成度一番じゃないかなーと思ってるんですよ」という、会話になりました。やはり、完成度は高かった!

ゴールデンパフェ・張り紙
 二ヶ月間の限定だったはずが…

 張り紙によると、ゴールデンパフェは、5月~6月までになっていました。それを見て、また、6月頃、蒸し暑くなってきてから、食べてみよう、と考えておりました。しかし、5月も終わらないうちに、品切れ完売になったとの知らせが舞い込みました。
 自分が美味しいと思ったものが、人気を博したのは、嬉しいことですが、反面、もう少し楽しめるかもと思っておりましたので、ちょっと、いや、とてもがっかりです。
 やっぱり、多くのゴールデンハンターにとっては、金は、幻の如く消えるものなのでしょうか。
 でも、嘆き悲しむことはいたしません。来年の5月に復活できるように、祈り、機会が有れば、マウンテン運営側の方々に「来年もゴールデンパフェ、お願いしますっ!」とリクエストを致す所存です。同じくゴールデンパフェがお気に入った方は、リクエストをお願い申しあげます。
 また、来年のゴールデンウィーク頃、出会えますように。

 ……ゴールデンウィークだからゴールデンパフェなのでしょうか。

――――――――――

 ◎商品データ
 ・商品名:ゴールデンパフェ
  価格:¥700
  備考:期間限定(2011年5月3日から提供開始。2011年5月29日終了)

 ・商品名:とりのナポリタン
  価格:¥500


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