« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »

2009.05.31

いつもより大きめに載せます

 申し訳ございません。最近、具合よく記事を書き進められなくて、準備ができていません。
 なので、未掲載フォルダに蔵してあった写真を載せますので、これでご勘弁ください。

鶏のもも肉

 昔からの大好物の鶏のもも肉です。揚げてあるのも、このように照り焼きにしてあるのも好きです。もも肉は、お肉と皮と脂と肉汁の塩梅が、一番バランス良く取れている部位だと思います。

 手がべたべたになり、口の周りが脂でてらてらになるのも構わずに、かぶりつくのが一番ですね。骨のところに親切にアルミホイルを巻いてくれていることがありますが、結局は、脂でぬめって取れてしまい、手はべたべたになります。手のことなど気にせずに、お肉の旨みに集中するのが、鶏のもも肉をたらふくに味わうにはいいのだと思います。

鶏のもも肉・アップ

 おなか、鳴っていただけましたでしょうか?


人気blogランキング クリックしてくださると、もっとたらふくになれます。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009.05.24

ふかふかもっちり「ポン・デ・とうふ」

 ミスタードーナツさんが定期的にリリースするとうふシリーズですが、今回は、ポン・デ・リングとの合作で完成しました。ふかふかのとうふドーナツと、もちもちのポン・デ・リングがどのように合わさっているのか、興味を持ちつついただいてみました。

ポン・デ・とうふ 三種
 見た目はいつものポン・デ・リングとあまり変わりません。

 もともとがポン・デ・リングなので大きさは変わらず、直径105mm、厚さ30mmです。種類は3つ。オーソドックスな「ポン・デ・とうふ ハニー」、きなこがまぶされた「ポン・デ・とうふ きなこ」、チョコレートコーティングとパフがまぶされた「ポン・デ・とうふ チョコあられ」です。
 いずれの生地も、ポン・デの生地の中に、「とうふ」と「きなこ」「黒ゴマ」が練りこまれているとのことで、スタンダードなポン・デよりもちょっとふかふかした食感になっており、お味と香りは淡白な穀物の風味を備えています。

ポン・デ・とうふ ハニー
 黒ごまが見える意外は、普通のポン・デ・リングとほぼ同じです
 「ハニー」はグレーズが半面に掛かった、ポン・デ・リングタイプ。ぽちぽちと黒ごまが見えますが、お味にどのように影響を与えているでしょうか。
 生地は、ポン・デ・リングのもちもち感をしっかりと残しています。ですが、とうふときなこが入っているせいでしょう、やや、さっくりと切れ味が良くなっています。
 甘みは、ほぼグレーズに頼っているようで、生地そのものには甘みはほとんど入っていません。その代わり、黒ごまの香ばしいお味がちらちらと顔をのぞかせて、和風の雰囲気を出しています。

ポン・デ・とうふ 断面
 エアがたっぷりと含まれています

 生地にきなこが練りこまれているのは、お味にも出ています。もくもく、とかみ締めていると、ほのかなやんわりとした甘さが出てきます。きなこらしい素朴な甘みです。
 このように、生地自体のお味がなかなか変化に富んでいて、特徴的なものになっています。それだけに、グレーズの甘みが強すぎるのが残念に思われます。グレーズよりも甘みを抑えたトッピング(パウダーシュガーなど)にして、生地のお味を生かしたほうが、「ポン・デ・とうふ」とはっきりと言えるだけの味わいになったのではないでしょうか。

ポン・デ・とうふ チョコあられ&きなこ
 こっちの二つの方が「とうふ」に合っているようです

 「きなこ」は半面がグレーズ、半面がきなこトッピングになっています。生地にもきなこが含まれているので、「ポン・デ・ダブルきなこ」と呼んでも差し支えないお品になっています。
 生地に含まれているとうときなこのために、穀物の甘さが分かります。それゆえに、きなこトッピングがぴったりと合っています。奏功して、きなこの甘さと生地のほんわかとした香りが両面から出ているために香ばしくなっています。しかし、これもグレーズが掛かっているので、甘さはやや強めに出ています。これもまた、グレーズは使用せずに、砂糖を多めにしたきなこパウダーを全体にまぶすようにした方が、より「きなこのポン・デ・リング」として楽しめたと思います。

 「チョコレート」はポン・デ・リング系の定番ですが、さらに一工夫「チョコあられ」になっています。半面にチョコレートコーティングがされており、直径1mmほどのパフあられが敷き詰められています。チョコレートはややビターなのか、それほど目立った甘みを出していません。注目すべきは「あられ」の部分ですが、カリカリと一口ごとに音を立てるほどですが、生地のもっちり感を妨げるほどではありません。生地の味が薄いので、チョコレートの味がほどよく感じられます。

 とうふが入っているというと、どうしても、クセを気にしてしまいがちですが、このお品はそのクセが出ないように作られたようです。とうふや豆乳嫌いの方でも、問題なくたらふくに召し上がれるでしょう。


◎商品データ
 商品名:ポン・デ・とうふ ハニー
 価格:¥126

 商品名:ポン・デ・とうふ きなこ
 価格:¥126

 商品名:ポン・デ・とうふ チョコあられ
 価格:¥136


人気blogランキング クリックしてくださると、もっとたらふくになれます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.05.20

新しいけど久しぶり、さっくり「クッキークルーラー」

 昨年、春頃から、何もかもが値上がりしました。ミスタードーナツさんもそのあおりを受けてしまったのでしょう、大幅に品揃えが変わってしまいました。特に低価格商品が姿を消してしまったことが、私にとっては大きな痛手でした。
 しかし、今、ミスドさんは大きく姿を変えたのです。複数のジャンルで新作を大量投入しました。ミスドファンの大歓声が、私には聞こえてきました。一度では全ての新作をいただけないほどの数。まさに嬉しい悲鳴です。私も「きゃーっ」と、一人、嬉しい悲鳴を上げました。
 ミスドさんに行き、ショーケースを見ると「NEW」のポップと共に、新しい仲間が顔を揃えています。彼らを見ていると、これも、あれも、それも、どれも、全部いただきたいという衝動に駆られますが、本当に新作全種類を一度にいただいてしまうと、体重がえらいことになり、嬉しい悲鳴ではなく、ただの悲鳴になる恐れがあります。ここは、ぐっ、と、堪えて、一ジャンルごとにお味を見ていくことにいたします。

 初回は「クッキークルーラー」です。低価格で素朴な風合いだったハンドクルーラーが終了して、残念に思っていましたが、ようやく、その後継者の登場です。種類も「チョコ」「ココナツ」「シナモン」「ハニー」と豊富です。形は、先般発売された「フロッキーシュー」と「フレンチクルーラー」の中間のような歯車型。質感は「オールドファッション」に近いです。直径は約90mmなので、フロッキーシューとほぼ同じ大きさ、厚みは約25mmで、フロッキーシューに比べると、やや「ぺたっ」としていますが、フロッキーシューに厚みがあるのは、エアが大きく、半分にカットして、その間にクリームが入っているからでしょう。四種類の生地は、全て同じ…、かと思いきや、そうでもないのです。詳細は後述いたしますが、材料は同じに見える、同じはず、なのに、種類によって食感が違うのです。

クッキークルーラー・4種
 久しぶりに、ハンドクルーラーっぽい商品の登場です

 まずは「チョコ」からいただきます。「チョコファッション」のように1/3くらいがチョココーティングされており、その他の部分は、純粋に生地のお味、食感が分かるようになっています。「クッキー」と名に冠するとおり、一口いただくと、歯が表面に当たる瞬間に「ザクッ」とした固めの感覚が伝わり、そこから内部に行くにつれ、「ほろほろっ」と崩れるようになります。クッキーでも、しっとりタイプではなく、さっくりタイプのものに近いようです。
 風味は、玉子と、小麦粉と、砂糖で手作りしたシンプルなクッキーに、「玉子ボーロ」を合わせたような、物腰の柔らかい雰囲気です。甘みがそれほど強くなく、さっくり、と、いただけます。ただ、チョコ掛けの部分になると、途端に、もったりとしたミルクチョコレートの甘みが入ってきてしまいます。チョコはおまけの様相ですが、いっそ、無かった方が、あっさり、さっくり、程よい甘みになり、良かったのではないかな、と思っています。

 「ココナツ」は、片面に、いつもの白いココナツパウダーがまぶされています。クッキークルーラーの生地には、ココナツが混ぜ込まれているということなので、これは「ダブルココナツ」と言えるでしょう。このココナツパウダーは、生地のさっくりに、シャリシャリとした切れの良い食感を加え、さらに甘みを強くしています。ココナツパウダーの甘みは、チョコの甘みと違い、生地にココナツが入っているためもあるのでしょう、かなりの甘さとなりますが、生地とパウダーの相性を良くしています。
 ところで、このココナツの生地の食感なのですが、チョコと違い、全体的に、やや、しっとり、としていて、ケーキドーナツに近くなっています。

クッキークルーラー・ココナツ&シナモン
 バラエティに富んだラインナップ

 また、サクサクの食感に戻ってくるのが「シナモン」です。全面にたっぷりとシナモンシュガーがコーティングされています。生地のシンプルさに対して、シナモンのスパイシーな刺激的なお味と香りは、はっきりとしたコントラストとなっており、シナモンが苦手ではない方には、おすすめです。

クッキークルーラー・断面
 「チョコ」は割ると、ほろほろと崩れます

 クッキークルーラー版のハニーディップとも言うべき「ハニー」は、ココナツのように、片面だけにグレーズが掛っています。このグレーズのために、クッキークルーラーの中でも一番甘いように感じました。こってりとした甘さで、実にボリューミー。これ一つでたらふく感を覚えてしまいそうです。ただ、グレーズのお味の重みと、ココナツのように、しっとりとした生地の食感が相俟って、クッキークルーラーのザクザク感がやや落ちているようでした。

クッキークルーラー・ハニー
 一番甘いのが、この「ハニー」

 同じ生地のはずなのに、「さっくり系」と「しっとり系」の二種類に分かれているクッキークルーラーですが、基本的には「さくさく」「ほろほろ」としています。これは、クッキークルーラーの形状に由来しているようで、歯車状のとがった部分は、よく揚がっていて「ざっくり」、中心部に近く、生地に厚みのあるところは「ほっくり」としています。一つのドーナツで、対照的な二種類の食感が出るようにした、工夫された形状です。
 「クッキーらしさ」を追求し、なおかつ価格が抑えられているということを鑑みると、開発者の皆様の、見事な発想から産み出された秀作だと思いました。


◎商品データ
 商品名:クッキークルーラーチョコ
 価格:¥115

 商品名:クッキークルーラーココナツ
 価格:¥115

 商品名:クッキークルーラーシナモン
 価格:¥105

 商品名:クッキークルーラーハニー


人気blogランキング クリックしてくださると、もっとたらふくになれます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.05.17

ちっちゃく甘いハンバーガー。セットでどうぞ

 ミスタードーナツさんモスバーガーさんの共同プロジェクト「MOSDO」商品の第二弾の登場です。今回は、ミスドさんが大きくモスさん側に寄ったようです。なんと、ハンバーガーセットを打ち出したのです。ドーナツとハンバーガーの組み合わせを、ミスドさんはどのように実現させたのでしょうか。

 ドーナツバーガーセット
 「セットで如何ですか?」の雰囲気です

 ドーナツバーガーは小さな箱に入って出てきました。「D-ポップ」のようなタイプのドーナツです。
 お味は、イチゴと抹茶の二個組みです。それぞれの味が、何のハンバーガーをイメージして作られたのは分かりませんが、彩りは、野菜や、パテの入ったハンバーガーを思い起こさせるもになっています。

 ドーナツバーガー
 小さいけれど、一生懸命にハンバーガーになろうと努力しています

 イチゴからいただいてみましょう。砂糖がまぶされていない揚げパンのようなふわふわなバンズは直径45mmと一口サイズ。
 中を開けてみましょう。バンズの間には、45mm四方の板チョコレートと、イチゴクリーム、イチゴジャムが挟まれていました。イチゴクリームは他のイチゴ商品と同じ甘酸っぱいものです。そこにさらにイチゴジャムが加わっており、イチゴの風味が増しています。

 ドーナツバーガー・アップ1
 イチゴジャムは何の代わりなんでしょう?

 チョコレートは、お肉のパテをイメージしたものでしょう。さすがに丸くするのは、無駄が出るので、四角に切りそろえられたものが使われています。クランチ入りで、ざくざくした食感が目立ちます。
 ハンバーガーのようにして、いただくと、チョコレートの味と、ざくざく感が目立ち、その他の要素が薄れてしまっています。残念ながら、イチゴチョコレートのような、味になっておらず、仲がいいのかな、どうなのかな、と心配せずにはいられないものになっていました。

 ドーナツバーガー・アップ2
 抹茶は何の代わりなんでしょう?

 もう一つのドーナツバーガーは、抹茶味です。中には、抹茶ホイップと、イチゴと同じ板チョコが入っています。こちらは、抹茶の香りが強く、ホイップとも相性も良くて、すっきりした香りになっています。しかし、こちらでもやっぱり、板チョコの主張が激しくて、それのお味と食感が目立っています。

 ドーナツバーガー・アップ3
 ハンバーガーっぽくいただいてみます

 ハンバーガーのようにいただいてみましたが、やはりバーガーというよりも、小さなお菓子です。これは、「見立ての美」として、形の面白さを楽しむのが良いのでしょう。

 ポテド
 上手い具合にしゃれになっています。

 ドーナツバーガーとセットで販売されているのが「ポテド」です。名前からも分かるとおり、ポテトとドーナツが一緒になっているものです。長さは85mm、直径10mmで、断面が六つ星型のものが6本、紙ケースに入っています。

 ポテド・アップ1
 ハンバーガー屋さんのものに比べると短いです

 このように、横にしてみると、あまり長くないことが分かります。ハンバーガー屋さんのポテトのミニサイズのように見えます。

 ポテド・アップ2
 六つ星型でカリカリ

 それでは、一本いただいてみましょう。外のカリカリが目立ちます。ドーナツと言えども、ポテトのフライそのものです。どこかでいただいたようなお味です。あ、思い出しました、「ポテロング」にそっくりです。ポテロングが完成度の高いお菓子なので、ポテドもいいお味になっています。

 ポテド・ケチャップ付け
 ケチャップが実に効果的!

 ポテドには、ケチャップが付属しています。これを付けていただいてみましょう。
 おっ、これは、ケチャップが付いていたほうが格段に美味しくなります。油分が緩和されるようなさっぱりした酸味が加わり、深みを持たせる甘みがアクセントになっていて、次々と手がのびます。普通のポテロングにケチャップを付けていただいてもいいかもしれません。
 先ほども書きましたが、外側がカリカリです。星型になっているので、なかまでしっかりと火が通っていて、「内部」というものが存在していないようです。中までしっかりとかりかりです。いかにもスナックという雰囲気です。
 これまた、「見立ての美」ですが、ドーナツバーガーよりも完成度が高いように思いました。

 ドーナツバーガーにしても、ポテドにしても、お味よりも、「ハンバーガーにしてるなー、面白いなー」という、見た目の面白さを楽しむものではないかなと思いました。ただ、やっぱりいつものドーナツの感覚からすると、小さい、という点が否めないので、もうちょっとたらふくになれる大きさだったらよかったのにな、と思われましたが、それはコストの面から考えると、ちょっと無理でしょうね。


◎商品データ
 商品名:ドーナツバーガー
 価格:¥168

 商品名:ポテド
 価格:¥126


人気blogランキング クリックしてくださると、もっとたらふくになれます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.05.10

お弁当箱を開けるときめき、フタするためいき

 お弁当には二種類あります。中が透けて見えるフタか、中が見えないフタか、です。他にも分け方はあるかもしれませんが、今回はこのように分けることにします。
 中が透けて見えるフタのお弁当は、いわゆる「コンビニ弁当」というものです。「コンビニ」と名は付くものの、コンビニエンスストアに限定はされません。スーパーマーケットのお惣菜売り場に並んでいるお弁当も同じです。仕切りのあるトレイに、ごはんが約半分のスペース、その脇に、シャケ、カツ、玉子焼き、根菜の煮たの、お漬物などが詰められています。このようなお弁当は、コンビニやスーパーでレジを通す前にその中身を知ることができます。フタのおかげです。「プラトレイ」のお弁当箱のフタは、透明の「プラフタ」になっています。これにより、購入前に中身の検分が可能になっているのです。
 例えば、「このシャケ弁のシャケは脂が乗っていて、野菜も多く、栄養バランスが取れているな」「む! このチキンカツ弁当は、カツが大きく見えるが、断面を見ると、コロモが半分以上ではないか! しかもスパゲッティとキャベツで上げ底になっているぞ!」「ハンバーグ弁当は、ソースが仕切りを通り越えて、他の具を浸食している。これでは全部が同じソース味になっているであろう」などということが、透明プラフタ越しに分かります。透明プラフタの功は実に大きいと言えるでしょう。

イラスト・その1

 反面、罪もあります。実際にお弁当をいただく段になって、盛り上がりに欠けるのです。「箱の中身は何だろな?」というワクワク感を味わえません。当たり前です。お弁当箱の中身を知った上で購入しているのですから。
 「お弁当の楽しさ」はここに隠れているのです。コンビニやスーパーの透明プラフタ弁当に、どことなく侘しさを感じるのは、これに由来しているのです。

 「フタを開けるまで、中身が分からない」

 これがお弁当の盛り上がりであり、フタを開ける瞬間をお弁当のクライマックスたらしめているのです。
 私は、小学校、中学校は、お昼は給食だったので、その間、学校でお弁当をいただく機会は、遠足、運動会など、行事のある日に限られていました。そのお弁当を持っていく日は、母も力が入っていたようで、遠足の時には、私の好物、かつ、ボリュームのあるおかずが入っていました。運動会の時は、家族揃って見学に来ていたので、重箱に家族全員分のごはんがぎっしりと入っていました。このお重の中には、きまって、巻き寿司が入っていました。父の好物だからです。あとは、玉子焼き、鶏の唐揚げ、ポテトサラダなどなどが、たっぷりとあって、「いくら家族全員分だからといって、こんなに食べられるだろうか…?」と疑問が浮かんでいましたが、体を思い切り動かしていたからでしょう、案外、食べられるものです。果物までしっかりといただいて、たらふくになって、午後の部の競技に出ていました。

 高校に上がると、給食が無くなりました。それゆえ、各人が昼食を用意せねばなりませんでした。私が通っていた高校には、学食が無い上に、下校時まで校外に出ることが禁じられていたので、コンビニなどにも行けず、主な選択肢は、お弁当持参か、校内の購買部でパンなどの軽食を購入するくらいしかありませんでした。
 今はどうなっているか分かりませんが、私が通っていた頃の購買部は、とても小さな部屋で、そこに焼きそばパンなどの惣菜パンや、銀チョコなどの菓子パン、サンドイッチなどが並べられたケースが、その小さな部屋に詰め込まれていました。

イラスト・その2

 悠々と、昼休みになってから購買部に行くと、めぼしいものはもう何もありません。目ざとい者たちは、業者さんが購買部に昼食を搬入する二時限目終わりくらいの時間を狙って、購買部で早々に人気のパンを入手していたからです。弱肉強食のような苛酷なレースですが、そこで人気のパンと「ピクニック」の紙パックジュースを購入することが、ゲームのようで面白くもありました。
 しかし、私はこのゲームにはほとんど参加していませんでした。母が、
「栄養がかたよるけん、お弁当を持って行きよ」
と、半ば強引にお弁当箱と箸箱を大きめのハンカチで包んだものを持たせていたからです。「コーバイで何か買うけん、要らんわ」と断っても「栄養が…」の一点張りで、結局、いつもお弁当を持って行くこととなり、購買部のサバイバルゲームを味わうことはほとんどありませんでした。

 四時限目が終わり、昼休み。ハンカチ包みを解きます。ここで最初の定義に戻りましょう。「フタを開けるまで中身が分からない」がお弁当の盛り上がり、ということです。
 私も悪かったのです。全部を母に任せることはなかったのです。自分で近くのジャスコさんなどに行けば良かったのです。母は、私のお弁当箱に「タッパーウェア」を使ったのです。あの、白っぽい、半透明のです。半透明なので、中が分かります。まず一つ、盛り上がりが無くなりました。
 「ペケッ」とタッパーのフタを開けると、第二の悲劇です。保存用のタッパーなので、お弁当箱として存在を許されているお弁当箱に備わっているような「仕切り」がありません。母は、アルミホイルと、ギザギザのアルミカップで強引におかずを仕切っていました。しかし、それでどうして、ごはんへと流れるおかずの汁をせき止めることができるでしょう。いつも、ごはんは「おかずの汁味」でした。
 高校入学から、しばらくそのようなお昼のお弁当生活を続けていて、ふと気付きました。見覚えがあるのです。しかも近い記憶です。朝ごはんです。朝ごはんのおかずが昼弁当のおかずでした。使い回しです。今となっては、お弁当を作る大変さからそれも理解できるのですが、その頃は、悲劇でしかありませんでした。フタを開ける前から、いや、ハンカチ包みを開ける前から中身が分かっているからです。楽しみも何もありません。
 さらに悲劇が訪れました。私の父もお弁当を職場に持って行っていました。父は体に気を使っていたために、食べるものも制限をしていました。結果、父のお弁当の流れのまま、私のお弁当にも、いつも「根菜と鶏肉の煮たの」が入ることになりました。地味です。ワクワク感がありません。しかも、その「煮たの」は、汁が出ます。ごはんは主に、その汁味でした。
 もう、フタを閉めて拒否するのも諦めました。開ける前から、いや、朝食の時点で中身が分かっているものに、否応も無いのです。

イラスト・その3

 お昼休みの時間、校外に出ることは禁じられていましたが、校内であれば、どこで過ごしても構いませんでした。教室でお弁当を食べる者もいれば、天気の良い日は、仲良し同士で、中庭のベンチに腰掛けて購買部のサンドイッチを食べる者もいました。私はといえば、当時所属していた新聞部の部室でお弁当をいただくことが多かったです。数人の部活動仲間が集まって、他愛の無い話しをしながら、昼食をとることが常になりました。
 そんなある日、友人のエヌ君が、

 「なんだこりゃーっ!」

と、部室いっぱいに響く大声で叫びました。彼はお弁当箱のフタを持って、中身を見たまま呆然としています。「どしたん? エヌ君?」と彼のお弁当箱を見ると、合点がいきました。そこにはコンビニの三角おにぎりがぴったりと納まっていました。
「母さん、どうりで、朝、慌てて、どっかに出掛けよったわ…。これを買いに行っちょったんか…」
 私は、おかしくて、おかしくて、大笑いをしたかったのですが、エヌ君の憤慨っぷりと落胆ぶりを見ていると、そういうわけにもいきません。結局、エヌ君は、空腹には代えられないと考えたのでしょう、仕方なさそうに、ビニールをピリピリと破り、のりを巻いて、パリリとコンビニおにぎりをかじっていました。
 エヌ君にとっては、生涯で一番お弁当のフタを閉じたくなった瞬間だったろうな、と、いまだに思い返しては、悲しくも、おかしくもなります。

イラスト・その4


人気blogランキング クリックしてくださると、もっとたらふくになれます。

・本記事からのトラックバック先
 「ブログ夜勤明け」
 http://8017.cocolog-nifty.com/chienowa8017/2009/05/post-9d88.html

――――――――――



コネタマ参加中: 思わずフタをしたくなったお弁当は?

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009.05.03

今日の「山」登りは「バナナミルクフラッペ」

 ようやく暖かくなってきました。いや、暑くなってきました。ちょっと外出しただけで、のどを潤わせたくなります。
 そんなとき、どうしますか。近くに自動販売機がある。それならば缶飲料を買いましょう。近くにコンビニがある。お茶のペットボトルにするか、スポーツドリンクのペットボトルにするか、迷いましょう。今、いりなか駅を出たところだ。山に登ってかき氷をいただきましょう。
 そう、そろそろ、夏の冬山登山にいい季節になってきました。暑ければ、氷をわしわしかきこみましょう。
 さて、早速かき氷をいただこう、と思ってメニューを見ておりましたら、氷のところに2種類、ただの氷ではないものを見つけました。「バナナミルクフラッペ」と「フルーツフラッペ」です。「フラッペ」もかき氷の一種なのは存じ上げております。でも、何故、二つだけフラッペを忍び込ませているのか?「氷」と「フラッペ」は別物なのか? 気になってまいりました。調査飲食開始です。

バナナミルクフラッペ
 香り強いです

 標高300mm、最大幅150mmの黄色の山がテーブルに、とん、と置かれると、熟れたバナナと練乳の甘ったるい香りが鼻をくすぐります。相変わらず、てんこもりで、他のテーブルから、「あれ、どうやって食べるの…?」という小声が聞こえてきました。上から少しずつ丁寧に削っていくしかないですね。崩落は避けたいです。

バナナミルクフラッペ・上部拡大
 ミルクが掛っているのですが、この写真では分かりにくいですね

 甘いバナナシロップと練乳が合わさっているので、バナナソフトクリームの味になっています。スジャータTOMIさんのです。かなり甘みが強くて、酸味が全く無いので、ひたすらとろけるような濃い甘みに身をゆだねさせられます。熱気に当てられていたことと、疲れがいっぺんに取れるようです。

バナナミルクフラッペ
 おっ、本物のバナナだ

 甘さに勢いづきながら、5合目まで食べ進めると、中からごろごろと、カットされたバナナが出てきました。全部で5切れ、幅15mm~20mmほどのものです。ただのバナナ氷かと思っていたところに、バナナ本体が出てきたのでびっくりしました。バナナシロップは甘みを強調しているので、実物のバナナをいただくと、バナナだ、とは認識するものの、バナナっぽくないな…、という思いにも捉われます。

 6合目を過ぎた頃合になると、シロップも薄くなり、氷の冷えが舌を麻痺させるために、味があまり感じられなくなってきました。一番つらいところでしょう。うーむ、ちょっと味が単調でつまらないな、と思っていたところに、

バナナミルクフラッペ・7合目のアイス
 これが出てきてくれると安心します

 7合目付近でいつものバニラアイスが登場してくれました。バナナが入っていたので、もしかしたらアイスは無しかも、と思っていたので一安心です。このアイスの甘みととろみを味の薄くなってきた氷に付加して、さらに食べ進めます。
 そして、グラスのふちにきたところで、

バナナミルクフラッペ・8合目のバナナ2回目
 つめた~いバナナがころころと

 再びバナナ本体の登場です。全部で5切れ。端っこの部分が含まれていたので、氷を作る早い段階で、最初に両端をカットして、入れたのでしょう。このバナナは冷え冷えですが、凍ってはいません。長時間、氷の中に封じられていたにしては、平気な顔をしています。バナナって、凍りにくいものなんでしょうか。

 もともとお味が濃くて、途中途中で、変化を付けてくださっていたので、難なく単独登頂成功です。ですが、ほとんど水分なので、たらふくを感じるにはまだまだですね。でも、冷気は十分得ることができました。
 結局、フラッペとは…、分かりませんでした。もう一つの「フルーツフラッペ」、そして、他のかき氷を数多くいただいてみなければ、氷とフラッペの違いは分からないでしょう。でも、フルーツそのものが入っているかどうか、の違いのような気もしますが。


人気blogランキング クリックしてくださると、もっとたらふくになれます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年4月 | トップページ | 2009年6月 »