ぱくっとふっくらパフリング
昨年末、ミスタードーナツさんがプレスリリースを出されました。今年2月1日から、一部の商品について価格改定して値上げをするというのです。
最近の小麦価格の高騰のニュースを見ておりましたので、ミスドさんも厳しいのではなかろうかと考えていた矢先だったので、さもありなんと思ったのと同時に、「残念なお知らせだなぁ。せめてミスドさんは値上げを止めてほしかったのに…」と思ったのです。
さらに、ホームカットやマフィンが無くなるという話しもあります。また、イーストドーナツがリッチドーナツになり、100円以下(税抜)のお品が消えるということになります。これは全面的な値上げと言ってもいいでしょう。
このような事態となったために、「ミスドさんから足が遠のくお客様も多いのではないかしらん」と思っておりましたら、大きな一手を打ってきました。新しいラインの投入です。それが「パフリング」シリーズです。
「パフリング」は期間限定商品で始めたようですが、あまりの人気の高さのために、レギュラーメニューになるとのこと。ただし、現在、あまりに人気が高すぎたために、材料不足となり、個数限定販売となっています。
では、「パフリング」は、それほどまでに大売れするくらいに、美味しいのでしょうか?
「美味っしい!!」
美味しいのです。たらふく、まんぷくになるまで食べ続けたい新しい食感、新しい甘味。多彩なお味。ポップなフォルム。さらには低価格。これで売れない訳がありません。
4種類のパフリングが新登場
お味は、「パフリング」「黒糖パフ」「チョコパフ」「エンゼルパフ」の4種類。ベースの生地は弾力はありますが、「ポン・デ・リング」ほどの強さはありません。ふんわりと軽いスポンジに近い感じがあります。エアを多分に含んでいる生地は、フレンチドーナツに似ていますが、フレンチドーナツのようなふんわり感、さっくり感とも違っています。フレンチドーナツとポン・デ・リングの中間に位置しているような食感です。
生地の甘味には、ブラウンシュガーとメープルシュガーを練りこんでいるとのことで、あまり出しゃばらない、ソフトな甘さになっており、食感にぴったりと合っています。
形状はドーナツらしくない三角形の穴になっています。これだけでも目を惹きますね。直径は約90mm、厚さは最小で約20mm、最大で約35mm、穴の一辺は約40mmでちょっと小ぶりですが、それほど気になるほどではありません。
三角形のリングにするとは
「パフリング」は「ポン・デ・リング」や「ハニーディップ」のように、グレーズの掛かったドーナツです。しっかりしたグレーズの甘味で、生地自体の甘さよりも強く感じます。さらに、グレーズのしゃりしゃりとした歯ざわりのために、生地のふんわり感をストレートに味わいにくいように思われます。
一方、生地のお味が一番良く発揮されているように感じたのは「黒糖パフ」です。表面にふられた黒糖の甘さは、生地の柔らかい甘さと違和感無く組み合わさっています。「パフリング・シリーズ」を味わうには一番適しているのではないでしょうか。
エアがたっぷり含まれています
「チョコパフ」のチョコレートは片面にだけコーティングされています。このチョコレートは甘さが強いです。そのため、「黒糖パフ」とは反対に、生地のソフトな甘さが感じにくくなってしまっているようです。ただ、グレーズよりも食感がきつくないので、甘さと食感の両方を求めるならば、「チョコパフ」が適しているでしょう。
ピンクのチョコレートが目映い「エンゼルパフ」も、そのストロベリーチョコレートの甘さが強めになっています。プチプチしたイチゴの種の食感も入っていて楽しめますが、これまた、生地の特徴がやや薄まっているように感じました。「エンゼルパフ」には、ホイップクリームが挟まれています。ふわりと軽いホイップクリームは、生地とのバランスが取れているかと思いきや、あまりにマッチしすぎているために、口にして、両方のふんわり食感が渾然一体となり、どこからが生地で、どこまでがホイップなのか分かりにくくなっています。ですので、どちらかの存在を強めにした方が、個性がはっきりと出て、面白いお味になったのではないかなと思いました。
「パフリング」がレギュラー化するとなれば、これから、いろいろなテイストのものが出てくるでしょう。今後の展開が楽しみなドーナツです。
◎商品データ
商品名:パフリング
価格:¥105
商品名:チョコパフ
価格:¥105
商品名:黒糖パフ
価格:¥105
商品名:エンゼルパフ
価格:115
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