今日の「山」登りは「和風パフェ」&「熊五郎ジュース」
昨日の台風は、何を、予測していたのか。
暑い。台風一過の9月8日、白の長袖シャツにダークグレーのカーゴパンツをはいた私は、自転車で八事の山を越えていた。
あと少しで10時半。集合予定時刻だ。もう少し、時間に余裕をもって「山」に着くはずだったのだが、雑用で出発が遅れてしまった。
それにしてもこの暑さは酷い。もう9月なのに、まだ10時半なのに。長袖シャツと腕が汗で張り付く。
私は、『アナログ人間の食い走り日記』の管理人・むーんさん主催の、新生・喫茶マウンテンでのオフ会に参加いたしました。
今回のオフ会の最大の目的は「あつげしょう」。とても一人では頼めないボリュームとお値段を持つ、新生マウンテンの大目玉商品。しかも、甘党の私向けのお品のよう。参加しない訳にはいきませんでした。万難を排して「山オフ」に参加することにしたのでした(万難はもともとありませんでしたが)。
山に到着したのは、ちょうど10時半。集合時間。…あれ? どなたもいらっしゃいませんね。おそらく早め入山されたのでしょう。私も後追いで山に入ります。
店員さんに「10人くらいのオフ会のグループが来ていると思うのですが」と伝えると、一番奥の席に座を占めていることを教えてくださいました。そちらに向かうと、ちょうど皆さん思い思いの席に着いたところのようでした。
この12人で「あつげしょう」に登ります
総勢12人。皆さんにご挨拶を済ませたところで、オーダーです。それぞれ、登る山は決めていたようで、各々スムーズにお品の名前が上がります。詳しくはむーんさんのブログでご紹介されていますが、なかなか冒険的なオーダーです。以前、『奇食の館』のリムさん主催の「山オフ」の時もそうでしたが、皆さん、趣旨をよく分かっていらっしゃいます。
私もそれなりの挑戦を。
「『和風パフェ』をお願いします。あと、ドリンクで『ジョッキコーヒー』を」
私が登頂していないパフェは、残すところあと2つ。「和風パフェ」と「イタリアントマトパフェ」です。この2つを登りきれば、パフェカテゴリーのコンプリート。今日は、後のことを考えて、おとなしめの方のパフェにしまいした。
「『ジョッキコーヒー』をお願いします」
あら、同じものを頼まれる方がいらっしゃるのですね。それなら、ドリンクをチェンジ。
「すみません。『ジョッキコーヒー』を『サムライマウンテン』に変更お願いします」
「私も『サムライマウンテン』を」
あらら、またかぶりが出てしまいますね。すみません。再度変更で。
「申し訳ありません。『サムライマウンテン』から『熊五郎ジュース』に」
「ジョッキコーヒー」「サムライマウンテン」「熊五郎ジュース」はどれも、アルコール入りです。他の方とかぶらないようにして、ちょっと大人の冒険の意味でアルコール入りを狙っていたので、このような遷移になりました。それにしても、店員さんにとっては、つくづく面倒な客です。重ね重ね申し訳ございません。
さすがに12人のオーダーとなると人騒動。大騒ぎ。10分ほど、あれやこれやと、山メニューが飛び交って、ようやく落ち着きました。さすがに12人分ともなると、お品が運ばれてくるまでに結構な時間が掛かるかと思われましたので、一人一人自己紹介です。
…と、自己紹介が3分の1くらいまできたところで、最初の「山」が運ばれてきました。早い! 思ったより早いですよ! しかも…
一番目の山が来ました。甘口!
いきなり、「甘口メロンパン風スパ」! 普通、ドリンクとかの、軽めのお品の方が早く来るんじゃないの!?
「甘口メロンパン風スパ」をオーダーされた、はなさんは、今回が初登山。それで、「甘口スパ」を行くなんて、なかなかのお人。そして、恐る恐る一口。
「甘~い!!」
何て新鮮な感想。私も最初はそうでしたよ。そして、もう一口。
「あったか~い!!」
何て新鮮な感想。私も最初はそうでしたよ。はなさんの「甘口メロンパン風スパ」の総合的な感想は「絡まっているメロンパンの粉がもさもさしていて食べにくい。甘い。温かい。おなかには余裕があるのに、脳がそれを口にしてはいけないとアラートを出している」というものでした。
自己紹介を進めながら、さて、次はどのスパが来るのかな、と思っておりますと、「巨大まな板」が来ました。
「あつげしょう」について、詳しくは次の記事で
「あつげしょう」!! もっとあとにくるべきものなんじゃないのかこれは!!と漢字に変換するのを忘れるくらいの衝撃。
ざわつく店内。周りの席のお客さんが「写真撮ってもいいですか?」と集まってきました。もちろん構いませんよ。こんなチャンスはそうはないでしょうから。どんどん撮ってください。
撮影会が終わりました。でも、「あつげしょう」に手を出す参加者は誰もいません。暗黙の了解で、「自分の山を片付けてから、この大峰にとりかかろう」となったようです。
そしてようやく、私の、
パフェにたい焼きが、異様
「和風パフェ」の到着です。これは「あつげしょう」に比べたら実に大人しいですね。それでも標高は20cmもあります(グラスの足は除く)。同じように、あんこと生クリームの組み合わせなのですが、大きさが違えばこんなにも印象が違うものなのです。
「和風パフェ」の一番の特徴は、上面に貼り付けられたミニたい焼き。全長は約7cm。熱々ではなくて、ちゃんと冷まされています。温かくないたい焼きが重宝されるのはそうはないでしょう。
たい焼き以外の陣容で目立つのが、上にも書いたあんこ玉。「しるこスパ」で痛い目にあった記憶が蘇りますが、パフェだと許せる組み合わせです。このあんこ玉は直径5cm。あんこ玉としてはなかなかの大物です。
その他は、他の普通のパフェとそう変わりはありません。黄桃、チェリーが上に乗っかって、その下には生クリームがもりもりと。
後ろから見ると普通のパフェなのですが
その生クリームをすくっていき、グラスのふちにまでくると、アイスクリーム層に当ります。このアイスクリームはバニラ味。次に突き当たるのが抹茶アイスクリーム層です。さすが「和風」を標榜するだけあって、「和」のテイストは崩しません。その下には…、さらにあんこの層が。もうあんこは充分です。
和風の層です
ただひたすらにアイスクリームの固まりが詰まっているかと思いきや、思わぬ「ふわり」とした感触が来ました。
口休めにちょうどよいカステラ層
カステラ風のスポンジケーキが入っていました。最初に攻めた、たい焼きの生地の炭水化物で終わりかと思いきや、思わぬところで、さらなる炭水化物の登場です。でも、アイスクリームで冷えた舌には、心地よい弾力と、温度。
最初の印象とは違って、なかなか優しい、いい仕事をしています。
すいすいと食べられる「和風パフェ」。思っていたよりも安全な山でした。難なく完食です。
すいすいと食べられました。思ったよりも安全な山です
遅れて届いたのが「熊五郎ジュース」。あれ…? ふつうのソーダ水に見えますよ。
サイダーにしか見えない。もっと凶暴な色を想像していたのに
上から見ても普通のソーダ水です。うむむ…、謎です。「熊五郎」といういかつい名前にしては、至ってノーマルな飲み物に見えますね。それでは一口。
あぁ、分かります、分かります、アルコールの味が。でも、あまりきつくはありませんね。ちょっとだけ「ツン」とくる程度です。その他は、ライムなどの柑橘系のチューハイと同じようなお味でした。
上にも何も乗っていません
店員さんもきちんとされていらっしゃって、オーダー時には「このドリンクはアルコール入りですが良いですか?」とお訊ね下さいました。いくらアルコール度が低くても、飲酒運転厳禁です!(私はもちろん運転者ではありませんでした)
さて、ここまでいただいても、全くたらふくにはなっていません。そりゃそうです、大物にこれから取り掛かるのですから。
さて、「あつげしょう」に登ります!
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コメント
>KATOさん
パフェカテゴリーの中で見た目が一番面白いのがこの「和風パフェ」でしょう。「イタリアントマトパフェ」になると行き過ぎの面が…。ちなみにたい焼きはミニサイズですよ。7cmですので、普通に売られているたい焼きに半分強、6割くらいの大きさでしょうか。
折角、八事にお立ち寄りされていらっしゃるのでしたら、是非とも、「山」でお食事をなさってみてください。普通メニューを注文されて、周囲のお客さんの頼まれたお品を見物するだけでも面白いですよ。
パートナーさんは、「山」の余程悪い噂を聞かれていらっしゃるのでしょうか。新装開店して、すっきり綺麗なお店に変わったのをいい機会に登ってみられるのもいいと思うのですが。
私でよければ、喜んでシェルパ役を買って出るのですが、生憎、只今、名古屋を離れておりまして、もうしばらくは戻れず…。
>花鳥さん
「あつげしょう」篇もアップしましたよ。こんなことになっていたんです。
ほとんどの参加者の方々が、次のマジョリ・オフ会にも参加することになっていたので、量は少なめでした。
>あつげしょうと云うあんこと生クリームの山を大量に喰わねばならぬ事が解っているのに、自分の登る山もあんこ玉と生クリーム入りにしてしまう桜濱さんはちょっとしたサムライだと思います。
おっ、よくお気づきになられましたね。あえて自分をあんこ攻めにしてみました。ドリンクにもあんこが入っていたら完璧だったんですけどねぇ(ただし飲めない)。
ラストの「イタリアントマトパフェ」。ちょっと受け付けない感じがあります…。私はトマトには塩ですから。
投稿: 桜濱 | 2007.10.03 12:40
こんなことになってたんですね!
行きたかった…蕁麻疹さえ出なければ…ッ!(友達はバイトが忙しかったんだって)
あつげしょうと云うあんこと生クリームの山を大量に喰わねばならぬ事が解っているのに、自分の登る山もあんこ玉と生クリーム入りにしてしまう桜濱さんはちょっとしたサムライだと思います。
次はイタリアントマトパフェですね。
がんばってください。
投稿: 花鳥 | 2007.10.01 19:49
すごいです!昔、大きなプリンが丸ごと乗ってる普通サイズのパフェや、最近丸ごと半分のメロンにたらふく詰め込まれたメロンパフェを見ましたが、実寸大と思しき鯛焼き!しかも、生クリームの山とお互いの自重を支えあっているかのような(笑)。見たいなあ。←食べたいなあではない辺り(笑)。
最近八事界隈に出没する機会が多く、帰りにマウンテンの前を通過することもあるのですが、自分一人では怖くて入れません。学生時代だって隣に運ばれてきたdevilの臭いだけで胸焼け起こしてましたもの。いつもは私の我侭を大概は聞いてくれる彼もマウンテンだけはrejectされました。N大出身でありながら、マウンテン未登頂のもぐりな彼ですが、噂は色々聞いている上に最近は私の行動パタンも把握してきているらしく、今回のお願いを叶えた場合ひどい目に会うのは自分だけという事を察知しているようです(笑)。
投稿: KATO | 2007.10.01 16:10