« 赤鬼も泣いてよろこぶ優しい甘さ(鬼まんじゅう:鬼作堂) | トップページ | 朝から夜まで助けてくれる(紅ほっぺ、ハニー、オランジュショコラ:カフェ ジャンシアーヌ) »

2007.04.19

三個コロンのミコロンはマカロンぽいのか?(付.「フォルテシモアッシュ」他(@ナゴヤセントラルガーデン)の現在状況報告)

 ミスタードーナツの4月の新製品「ミコロン」が発売されて1週間経ったので、そろそろレポートをと思っておりましたが、名古屋に居住しておりますゆえに、昨日グランドオープンした「ナゴヤセントラルガーデン」、特に、パティスリー「フォルテシモアッシュ」さんと、ブランジュリー「メゾンカイザー」さんの方への興味がやや強く顕現しております。
 そうなると止まりません。顕現しすぎたために、名古屋市営地下鉄・池下駅近くの「ナゴヤセントラルガーデン」に向かいました。混んでいるのは承知の上で。

 …
 …セントラルガーデン内を徘徊…
 …

 …池下駅横の、ミスタードーナツ池下店に参りました。新発売の「ミコロン」、気になりますね。名前もそうですが、パステルカラーとその形から、マカロンが想起されるのは当然のことでしょう。
 最近、マカロンは洋菓子店でよく扱われているようです。流行りなんですね。「ミコロン」は写真を見る限り、極めてマカロンに近いです。マカロンの独特のさっくり、ねっちりした食感に近いものなのでしょうか。実食に移りましょう。

ミコロン
 柔らかい色使いの3種類

 「ミコロン」はこれまた名前に掛けられている通り、3種類のミニドーナツのアソートになっています。いずれも優しく、柔らかい色づかいで、いかにも春らしいお品です。大きさも、親指と人差し指でかあるくつまめるほどです。表面には何もまぶされていないので、指でつまんでも粉がひっついたり、飛び散ったりということは無いのですが、ドーナツですので、指に油は付きます。気になる方は、紙ナプキン等をご使用なさるのが宜しいかと思いますが、せっかくのカラフルな色合いが隠れてしまい、素っ気無い気分になります。油を気になさらずに、そのままつまんでいただきましょう。なんだか嬉しい気分になってきますよ。油は後でまとめて洗い流しましょう。
 記事の色は三色、カラフルですが、それ自体のお味や感触は変わりません。イースト系のふんわり生地で、先に書きましたように、外側には何もコーティングはありません。そのため直に生地に触れることになるのですが、ちょっと油っぽさが目立っているような気がいたしました。生地にお味はあまり付いていません。甘味もほとんど感じられず。中のクリームの味が際立たせるためでしょうか。

ミコロン・ネーブルオレンジ
 柔らかい色使いの3種類

 黄色は「ネーブルオレンジ」。マーマレードのようなクリームで、果肉とピールが入っています。きつ過ぎない酸っぱさが生地の油気を飛ばしてくれて、すっきり、さっぱりした食べやすい甘さがさっと涼やかに広がります。見た目から「グレープフルーツ」のような「きゅいーっ」とした酸っぱさを予想してだけに、落ち着いた酸味で、甘さの方が立っているお味に、ちょっと驚きました。久しぶりの「ネーブル」体験だったからでしょう。そうか、「ネーブルオレンジ」ってこんな味でしたね。最近、「ネーブル」の存在が薄いような気がしませんか? 余談でございますが。

ミコロン・アーモンド&ピスタチオ
 また「抹茶」で来たのかと思いきや

 「オールドファッション・抹茶」の売れ行きが好調なだけに、緑色の「ミコロン」は抹茶クリームかと思いきや、「アーモンド&ピスタチオ」クリームです。何故か。生のピスタチオ色だったのですね。アーモンドやピスタチオは、塩味でお酒のおつまみでよくいただきますが、ドーナツの中のクリームに用いられたらどうなるのでしょう。
 ベースのクリームは濃厚。「ネーブルオレンジ」とは対照的な食感です。ダブルのナッツで、かなり強い香ばしさを発しています。ナッツ味のインパクトは強いですが、ドーナツ生地との組み合わせとして味わってみると、ちょっと折り合いが付いていないというか、いまいち馴染んでいないというか…、と感じました。

ミコロン・クランベリーチーズクリーム
 さっぱりとコクのバランスが良いです

 鮮やかなピンク色のクリームは、「クランベリーチーズクリーム」。ビビッドな色使いで軽やかさがありますが、食感はコクがあってねっとり。口に入れると、クランベリーの強い酸味が「しゅっ」と出て、チーズクリームの味を上回ります。もぐもぐといただいていると、酸味の主張が激しく出るのですが、のどごしで「ふわり」とチーズの香りが感じられます。酸味でドーナツ生地の油っぽさを緩和しつつ、チーズで深みを与えている良作だと思いました。

 以上、三種類の「ミコロン」。「ふんわり」「じんわり」の食感です。マカロンの「さっくり」「ねっちり」とは正反対です。誤解無き様、お召し上がりの際はお気を付けくださいませ。

――――――――――

 「フォルテシモアッシュ」さんのケーキでたらふくになる予定だったのですが、ここまで「ミコロン」の感想でした。そうです。「フォルテシモアッシュ」さんのケーキをいただくことができなかったのです。あまりに人が多すぎたのです。ただ、多いだけならば良かったのですが、私の手前の方でプチガトーが売り切れたのです。数十分ならんだのに目の前で売り切れたのです。あまりの衝撃で涙も出ませんでした。衝撃を引きずりつつ「ミコロン」のためにミスドさんに寄った訳でございます。あまりの悔しさで、本当はオイオイと泣きそうになりましたが、涙の塩味で「ミコロン」のお味がおかしくなり、この感想が頓珍漢なものになるといけないので、ぐっと我慢をいたしました。でも、心では大泣きです。

 最後に「ナゴヤセントラルガーデン」情報を。
 「フォルテシモアッシュ」さんは、13時頃まではプチガトーは揃っているようです。14時半頃にはプチガトーはほとんど売り切れ。焼き菓子やプリン、「自由ヶ丘ロール」、ミニチーズケーキはプチガトーよりもやや遅くまで在庫はありのようでした。ただ、プチガトー売り切れ後は、お客さんはそちらに流れていました。お目当てのお品を得るためには、正午頃までには並ばねばならないようです。
 なお、当面は予約は無しらしいので、どうしても並ばねばならないようです。

フォルテシモアッシュ・外観
 並んだのに…

 「メゾンカイザー」さんは、在庫数はかなりあるようで、売り切れてはいませんでしたが、行列の長さは「フォルテシモアッシュ」さん以上です。平日で1時間待ち、休日は1時間半~2時間待ちくらいのようでした。待ち時間を紛らせるためのモノをお持ちになってお出かけください。

 「ナゴヤ・ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」さんは、名古屋でも「一番予約の取れないレストラン」っぷりを発揮していました。

|

« 赤鬼も泣いてよろこぶ優しい甘さ(鬼まんじゅう:鬼作堂) | トップページ | 朝から夜まで助けてくれる(紅ほっぺ、ハニー、オランジュショコラ:カフェ ジャンシアーヌ) »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 三個コロンのミコロンはマカロンぽいのか?(付.「フォルテシモアッシュ」他(@ナゴヤセントラルガーデン)の現在状況報告):

« 赤鬼も泣いてよろこぶ優しい甘さ(鬼まんじゅう:鬼作堂) | トップページ | 朝から夜まで助けてくれる(紅ほっぺ、ハニー、オランジュショコラ:カフェ ジャンシアーヌ) »