目覚めがよくなるかな(リュバン:ココリコ 阪急三番街店)
さて、次なる目的地は阪急百貨店にある「グレゴリー コレ」さん。
ところが行ってみると、デパチカのテイクアウト専門店でした。どうしても今、いただきたい。店員さんに、
「イートインできるお店はありませんか?」
とお尋ねしたところ、お店のネームカードをいただき、
「神戸の元町本店と、北新地店ではお召し上がりいただけます」
と教えてくださいました。
帰りの時間は迫っています。神戸まで行くには時間は足りません。北新地店ならば、ギリギリ間に合いそうです。住所が書かれてあるそのカードと、iモード、印刷解像度の荒いGoogleマップを頼りにして、北新地店を目指そうとしたところに、カード裏面の一文が目に付きました。
「定休日/土曜日・日曜日・祝日」
今日は土曜日。お休みです。先ほどまでの意気込みはすっかり消沈し、ショックですごすごと大阪の地下街を彷徨いました。
しばらくするとそのショックからもどうにか立ち直れて、5件目に予定していたお店に向かうことにしました。
向かった先は「ココリコ 阪急三番街店」です。「cocorico」はニワトリの鳴き声を、フランス語で表したものです。また、お笑いコンビの「ココリコ」さんは、このお店の名前を拝借したそうです。
店内は広いです
ムース、ゼリー、タルトと食べ続けてきたので、だんだん選択肢が少なくなってきました。あとは…、チーズケーキ!
何種類かあるチーズケーキから、名前に惹かれて「リュバン」を選びました。「リュバン」とは、フランス語で「リボン」を意味する言葉です。届いたケーキを見てみますと、
いろんな白がある白
たしかにリボンが巻かれています。本体のお味とはあまり関係なさそうですが、飾りが綺麗なので、なんだかわくわくします。
ケーキは真っ白。頂上のイチゴが目覚ましてくれます。白は白でも、部分部分で白が異なったものとなっているのです。
ムースは甘いマスカルポーネ、その上にはホワイトチョコレートが散りばめられ、さらに、ムースの内側にはヨーグルトのムース。いずれも甘いのですが、イチゴが酸味の強いもののため、ケーキ部分とイチゴ部分を同時にいただくと、甘酸っぱさの極地を味わうことができます。イチゴを除いて、ケーキ部分だけをいただくと、初めは甘味がやってきて、その甘味がのどを過ぎる頃に、ほどよい酸味が姿を現します。それぞれの味わいが適切な行動をとっているように感じました。
上から順番に、白い部分をつついていると、ほぼ中心部になにやらあるのを発見しました。赤く、すっぱいソースです。ラズベリージャムでした。さらにそこには細かく砕かれたパイが含まれているのです。それが、全体的に柔らかいこのケーキに、ちょっとしたアクセントを加えていて、食感に変化を持たせており、単調にならないような気配りがされています。
このリュバンは¥380。大阪のケーキは¥300円台、高いものでも¥400円台前半が多いような気がします。これらのケーキ店が近くにあれば、入り浸ることになるでしょう。一日大阪駅周辺を歩き回れば、甘味でたらふくになれることがわかりました。これが私の体にとって幸か不幸か、私にはいまだによくわかりません。
さて、合計5店舗を回ったわけですが、ただ一つ「グレゴリー コレ」さんのケーキが気になってなりません。電車は20:30発車。ただいま20:00。
間に合うか? 間に合う!
心肺を総動員して、走って、阪急・梅田本店に引き返しました。
◎店舗・商品データ
・商品データ
商品名:Ruban(リュバン)
価格:¥380
メニューの説明:マスカルポーネのムースとヨーグルトのムースの中には、手作りのラズベリー・ジャム、パイ・クランチスフレ風に仕上げ、上にホイップ・クリームとイチゴを飾りました。
・店舗データ
店舗名:cocorico(ココリコ)阪急三番街店
住所:〒530-0012 大阪府大阪市北区芝田1-1-3 梅田阪急三番街 B2階 北館
営業時間:10:00-23:00
定休日:不定休
アクセス:阪急・梅田駅茶屋町口改札から階段を降りてすぐ。
公式サイト:http://www.crepes-de-cocorico.com/
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