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2006.07.20

すりおろしたもの?(大根プリン:民宿あほうどり@名古屋デザートフォレスト)

 これからは、冷たくって、ぷるぷるしているお菓子に惹かれます。ゼリー、くずきり、杏仁豆腐、そしてプリン。

 イオンナゴヤドーム前SCの「名古屋デザートフォレスト」の「ロールケーキ博覧会」は先月で終わり、今月からは「プリン博覧会」が始まりました。夏向きに模様替えです。
 淡い黄色がメインの棚々。いつものことながら、ここにくるとあっちにこっちにと目移りします。甘くて、玉子が香って、冷たくて、濃厚な甘味を持つプリンは美味しいに決まっています。でも、それに該当すると思われるプリンが、何十個も並んでいると、「ちょっと異色のモノを選んでみようかな」と思ってしまうのは、コネタ集めに慣れてしまった身のゆえでしょうか。
 そんなコネタ意識を頭の片隅に置いて、棚を見ていると、二つのプリンに目が留まりました。そのうちの一つを購入です。

大根プリン パッケージ
 思い切った組み合わせです

 神奈川県・三浦市「民宿あほうどり」の「大根プリン」です。なんとまあ、チャレンジ精神溢れる商品ではありませんか。

 店頭のポップによると、

 「民宿発!ユニーク野菜プリン
  名物女将が作る民宿の隠れメニュー
  大根の辛味がぴりり!野菜嫌いの人でも
  食べられるほど。プリンと大根が相性抜群!」

 そそられるフレーズが並んでいます。
 「民宿あほうどり」からは、もう一つ「キャベツプリン」というモノも出品されていました。そちらのポップには「キャベツの甘味を最大限にいかした」と書かれておりましたので、「大根プリン」の方を選びました。やはり「辛味」と「甘味」がどのように手を結んでいるのかの方が気に掛かります。

 パッケージの裏面の説明を見ると、「名称:大根プリン(洋生菓子)」と書いていました。「洋生菓子」。大根が加わるだけで、「洋」の字にこんな違和感が生じるとは思いませんでした。
 原材料名は「大根」。まずは主役が名乗りを上げます。それに「牛乳 砂糖 植物性油脂 卵黄 ゼラチン 香料 (原材料の1分に大豆を含む)」と続きます。「大根」さえ除けば、ごく普通のプリン材料ですね。付属のカラメルシロップの原材料は「グラニュー糖」のみです。
 パックを開けて、ぷるりとお皿にあけて、カラメルシロップをたらりたらりと。

大根プリン カラメルソースがけ
 大根っぽいたたずまい。冷蔵庫で傾いでいました

 本丸からは攻めずに、カラメルシロップのお味を見てみます。…うむ、これは純粋な濃い砂糖のお味です。グラニュー糖以外の何者でもありません。
 それでは、「大根」の方に行ってみましょう。スプーンでひとすくい。
 おっ、普通のプリンとは感触が違いますよ。ぷるぷるという感じはしません。もっと柔らかいです。だからといって、「パステル」の「なめらかプリン」の感触ともやや違います。「さらさら」した感じです。
 では、シロップを避けて、プリンだけをいただいてみます。

 あっ、大根です。まさに大根です。辛味の無い大根おろしみたいです。

 プリン自体には、甘味はほとんどありません。大根の清冽な香りに、大根おろしに軽くゼラチンを加えているようなさらっとした食感。ポップに書いてあるような辛味は、ほとんど感じませんでした。ただ、プリンだけだと、なにか物足りなさを感じます。
 次は甘味強きカラメルシロップとともに、もうひとすくい。大根の香りは残りますが、これでプリンらしさがかなり増しました。シロップさまさまです。するするするっと食べ終えました。プリン本体に濃厚さがないため、何個いただいたら、たらふくになるのか想像がつきません。

 このプリンをいただいて思った事があります。
 もしかしたら、普通の大根おろしにカラメルシロップをかけても、美味しくなるのかもと。チャレンジする価値はあるでしょう。

◎商品・店舗データ
 商品名:大根プリン
 価格:¥280
 
 製造者:民宿 あほうどり
 住所:〒238-0101 神奈川県三浦市南下浦町上宮田526-2
 公式サイト:http://www.ahoudori.jp/

 販売者:名古屋デザートフォレスト
 住所:〒461-0048 愛知県名古屋市東区矢田南4-102-3 イオン名古屋ドーム前ショッピングセンター 3階
 営業時間:9:00-23:00
 定休日:年中無休
 公式サイト:http://www.teamnamja.com/ftp/nagoya_df/
 アクセス:名古屋市営地下鉄ナゴヤドーム前矢田駅より、ナゴヤドーム行きのデッキに沿って、南に約450m。


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コメント

>むいむいさん
どうもありがとうございますっ! このブログ分割でずいぶんすっきりしました。食べ物はこっち、コネタや勉強ネタはあっちと棲み分けをすることで、より読み易い記事作りを心がけたいとおもっております。

プリン博覧会では、この「大根プリン」のほかに、間違いなくおいしだろうというプリン(別のお店です)の2つを買ってきました。そして、まずは「大根プリンを」ネタにせねばとの思いに突き動かされ、まずはこっちを紹介せねばと思った次第です。
「民宿あほうどり」さんのサイトに掲載されているプリンでは「さつまいものプリン」と「かぼちゃのプリン」が食べたいです。普通の甘いプリンを欲します(笑)

もう一つ買ってきたプリンは、感涙の涙にむせび泣くほどおいしゅうございました。来週末くらいにレポートが載せられたらなと考えています。

投稿: 桜濱 | 2006.07.22 04:42

桜濱さん、こんばんは。
『たらふく。』新装開店おめでとうございます。

早速の美味しいネタの数々を楽しませて頂いてますが、大根プリンは一際異彩を放ってますね@o@
旅館HPも拝見しましたが、4種のプリンはそれぞれ季節限定との事‥1度に全種類試食してみたいものです。

投稿: むいむい | 2006.07.22 04:00

>みんたさん
おや、これをご存知でしたか。さすが寄食の館通ですね(笑) 自分では寄食をしているという自覚が無かったのですが、いつの間にかリムさんの強い影響を受けていたようです。
他の野菜プリンについては、公式サイトで確認しました。今回のデザートフォレスト出品作は、確かに最も奇を衒ったもののように思いました。…素直に「カボチャのプリン」を出してくだされば良いのに…。季節真っ只中なのに…。一番美味しそうなのに…。

>そのがっかりは「普通じゃないお菓子だと思った」ことからくるもので、ただの洋菓子と思えばそれなりのレベルなんですけどね。
もう、完全に寄食の道へと歩み始めていらっしゃいますね。私もじき向かいます。「小松菜のプリン」ですか。うーむ、味の想像が付きませんわ。

辛味の少ない大根を細かくすりおろして(プラスチックのじゃなくて、金属のおろし金の方で)、よーく冷やしたものならば、カラメルシロップが合うような気になってきました。メモっておきましたので、機会がありましたら試してみたいと思います。もちろんその際はレポートを提出いたしますよ。「にくばなれ」行きっぽいですが(笑)

投稿: 桜濱 | 2006.07.21 23:26

あ、これに目を付けられるとは、さすがです\(^▽^)/
季節の地物野菜プリンが各種あって、地元のおみやげセンターで試食したことがあります。大根とキャベツはその中でも味の特徴がきわだったものでしたから、今回の出品をみると店のほうでも心得ていたのですね。
小松菜は色鮮やかでしたが味はとても薄くまったく牛乳ババロアのようで、大好きな小松菜らしさがなかったのでがっかりしたおぼえがあります。そのがっかりは「普通じゃないお菓子だと思った」ことからくるもので、ただの洋菓子と思えばそれなりのレベルなんですけどね。どうしてもリムさんちに日参しているとネタを探してしまって…。
民宿で出してくれるデザートと思うと、お料理のおいしさがしのばれるかもしれないと思いました。

大根おろしにカラメルシロップ…それなりにイケるんではないでしょうか。ふろふき大根に柚子味噌ってかなり甘いですよね?それからすると、ですが。

投稿: みんた | 2006.07.21 02:35

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