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2005.10.29

「じゃがまるこ」―不思議で意外な相性の良さに驚くことしきり

 「ミスドでじゃがいも? フライドポテトを出すの? へっ?甘いのなの!? じゃがいものなのに?」
と、疑問符だらけの第一印象になったのが、秋の新商品「じゃがまるこ」です。
 「ファーストフード+じゃがいも→フライドポテト」の図式は、ごくごく自然の連想だと思います。表面がからりと揚がり、内はほっくりやわらかく、塩の粒をまとったベージュのスティックの一本を、親指と人差し指でつまみ上げ、ポイッと口中に放り込む。ファーストフード店のじゃがいもはこうであるべきという定義に一石を投じたのです。

 まず、強調しておきたいのは、「じゃがまるこ」は紛れも無くじゃがいもです。ですが、

 「じゃがまるこ」はスティックではありません。丸いです。まること言うくらいですから。
 「じゃがまるこ」は、ほっくりとはしていません。
 「じゃがまるこ」は、指でつまみあげません。つまみあげてもいいですが、わざわざそうしなくてもいいようになっています。
 「じゃがまるこ」は、繰り返しになりますが、甘いのです。

じゃがまるこ3種
 3種類の「じゃがまるこ」。左から「はちみつ」「チョコ&プレーン」「アーモンドチョコ&プレーン」

 今回発売された「じゃがまるこ」は3種類。それぞれ5粒(ミスド公式HPで、「個」ではなく「粒」と表現しているため、以下それに従うことにします)入りで、1粒は「D−ポップ」よりも一回り大きくみえます(比較用にD−ポップを買うのを忘れてました。見た目の印象です)。シュガーパウダーが振られたプレーン5粒に、別容器のアカシアのはちみつが付いた「はちみつ」、プレーン2粒に、シュガーの代わりに半面だけチョコレートコーティングが施されたものが3粒入った「チョコ&プレーン」、「チョコ&プレーン」のチョコが、「ポン・デ・アーモンド」と同じアーモンドチョコレートに衣替えした「アーモンドチョコ&プレーン」のラインナップとなっております。

 まずは、どの「じゃがまるこ」にも入っている、基本となるプレーン粒の印象を。
 上にも書きましたが、プレーンの甘みは表面のシュガーパウダーが受け持っています。グレーズにしなかったことで、甘さがずいぶんと抑えられていますね。「ポン・デ・ショコラ」もシュガーパウダー制を導入したほうが、生地のチョコ風味がより感じられたでしょうに。
 シュガーの下の生地表面はでこぼことしています。このでこぼこがカリッとした衣の食感とはまた違った、さくさく感を出しているのです。このさくさく粒は、ロッテのクランキーチョコレートに入っているパフに似てますね。衣にパフを混ぜて揚げているようで、2種類の異なった軽い歯ごたえを実現しています。

 「さぁ、じゃがいもを食べるぞ」という心構えをもって、半分だけ、ぱくりと噛んだところ、予想とは待った違った事態に驚かされました。てっきり、フライドポテトのような外側さっくり、内側ほっこりだと思っていたためです。外はサクカリはまだ心構えの範囲内だったのですが、内側がまったく違っておりました。ふんわりともっちりの中間的な感触だったのです。「ポン・デ」ほど、後引くもっちり感でもなく、「シュガーレイズド」などのイーストドーナツほど、強調されたふんわり感でもない。「前に食べたことあるような…」と考え、思い当たったのが、昨年の「もちっとドーナツ」です。「もちっとドーナツ」は中途半端な印象が否めませんでした。しかし、「じゃがまるこ」は衣のサクカリと中のふわもちのコントラストがはっきりして、噛む楽しみが大きいのです。

 サクカリ→ふわもちという展開で、もっくりもっくりと噛みしめていましたが、ここまでは「どこがじゃがいもなの?」と問いたくなるくらい、「じゃがいも力(りょく)」が見受けられません。衣がカリッと揚がっているのは、じゃがいもの粉を使っているためらしいのですが、食べるほうとしては、説明を見ないと分からないのは無いのと同じです。

 …などという理屈をこねくり回そうとした瞬間に、「じゃがまるこ」が唐突に「じゃがいも力」を発揮したのです。
 ある程度、咀嚼をして、飲み込もうとしたあたり、口中から「じゃがまるこ」が姿を消そうとしたあたりで、強烈なじゃがいもの香りが広がります。ふかしたじゃがいものようなほっこりした香りと、軽く油を吸い、塩味と合わさったジャンキーなこうばしさ、じゃがいもの二つの魅力的な味わいが最後にやってきました。
 「そうか、衣にじゃがいもを使うとこういう風になるのね」と、先ほどまでの理屈を吹き飛ばし、肯定的にうなずきながら2粒目に手を伸ばしたのでした。

じゃがまるこの中身
 「外サクカリ・内ふわもち」の構成

 基本(プレーン)の味は以上のようなものでしたが、それに別の味が付加されるとどうなるでしょうか。
 「チョコ」はシュガーよりも甘さが強く感じられ、後半のじゃがいも力が発揮される際の塩味の印象が薄くなります。じゃがいもの香りもチョコレートに負けてはいないものの、やや影をひそめる格好となりました。
 対して「アーモンドチョコ」は、意外なほど生地の味との見事なコラボレーションを見せてくれます。「チョコ」よりも甘さが抑えられているのとともに、もともとのアーモンドと塩の組み合わせの良さのためでしょう。「ポン・デ・アーモンド」や「アーモンドリング」など、ほかのアーモンドチョコレート商品では成し得なかった味わいです。生地の塩味のおかげで、アーモンドチョコレートが「ここが私の適所」とばかりに生き生きと働き始めたようです。これぞ相乗効果といえましょう。
 1種類だけ形態の違う「はちみつ」。プレーンの粒に別添えのはちみつを掛けるようになっています。ほかの2種類のように、「2粒だけプレーンで食べて、あとははちみつ付けて」といった食べ方もできます。はちみつは「アカシア」のものだそうで、はちみつ特有の、のどに焼け付くような甘さは無くて、生地の美味しさを打ち消すことない、さっぱりとした甘さが印象的でした。

 「はちみつ」の容器を見て思い出されたのが「ミニとうふドーナツ」です。「ミニとうふドーナツ」は別添えのディップ容器のふたをはがして、指でつまんだドーナツを、直接、容器内に浸すシステムをとっておりました。あの方式でも、好きなように味の調節ができるようになっていましたが、食べ終わった時には指がべとべとになるという欠点がありました。
 しかし、今回の「はちみつソース」は、「吉野家サラダドレッシング型・半分折り容器破裂中央噴出方式」をとっているため、手がべとべとになることなく、好みに応じてソース量を調節できるようになっています。
 また、全種類プラスチック製フォーク付きですので、粉もチョコも手に付くことはありません。同形式だった「ミニとうふドーナツ」に比べて、ユーザビリティが格段にあがっていることもまた、好感が持てました。

 発売前は、じゃがいもと甘いドーナツの組み合わせと聞き、「おかしなものを作ったわね。意外性だけで味は二の次になっているんじゃないの」と斜に構えておりましたが、一口食べて、「うたがって悪かった」と深く深く反省をいたしました。見事です。

 3種類とも期間限定、「はちみつ」は特に「個数」限定となっています。無くならないうちに、まずは「はちみつ」で、不思議で意外なじゃがいもと甘みの相性の高さをお試しになってみてはいかがでしょうか。

 書き忘れがありました。
 「じゃがまるこ」は「あたためてから食べる」というのが正式な食べ方だそうです。それを知らずに、今回は温めなしで食べてしまいました。温めるとほっこり感が増すそうです。


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2005.10.17

今日の「山」登りは「カルボエッグ」

 喫茶マウンテンの記事を書くようになってから、「山」の実情について訊ねられる機会が多くなりました。
 中でもよく訊かれるのが、

 「マウンテンで一番美味しいものは何なの?」

というものです。

 「マウンテンで美味しいものかぁ。今まで食べたものの中だと、甘口キウイスパが一番好きだけど、甘口イチゴスパもなかなかイケる。フロートも食後にはちょうど良いし、大人のお子様ランチも食べ応えがあって、お肉いっぱいだし味付けも良いね」

なんてことを思いますが、口には出しません。この意見が一般的で無いことが分かっているからです。
 でも、そろそろ一般的におすすめできるものを食べておかねばならぬと思った私は、美味しいという評判のメニューを頼んでみました。

カルボエッグ
 カルボエッグ。真っ白。

 「カルボエッグ」です。マウンテンにはカルボナーラはありません。「カルボナーラ」で「炭焼きの」という意味らしいので、「カルボ」で切ったら意味を為さなくなってしまうと思うのですが、そんな既成概念にとらわれないおおらかさがマウンテンの良いところです。
 「カルボエッグ」はスパ・ホワイトソースカテゴリーに所属しています。ホワイトソースのスパは、ただただ白いばかりで、どれもこれも同じように見えてしまいます。なかみが分かるように、ホワイトソースをかき分けて麺を露わにしてみましょう。

カルボエッグのエッグ部分
 カルボナーラじゃないです

 卵が絡まっているのがお分かりいただけますでしょうか。この辺が「エッグ」なのでしょう。もともと味が濃いマウンテンのスパですが、「カルボエッグ」はこの「とき卵」が、味をまろやかにする効果を果たしており、他のスパより確かに食べやすく感じます。

 フォークで麺をまきまきしていると、スパのやわらかさとは対照的なはっきりした手ごたえを感じます。

カルボエッグのハム
 カルボナーラじゃないからハム

 でかいハムが出てきました。確かにハムです。ベーコンではありません。なぜなら「カルボナーラ」ではなく「カルボエッグ」だからです。ハムの塩気はなかなかのもの。でも、その塩気が他に移っておらず、食べ進めるのにそれほど影響はありません。むしろ、歯応えのあるハムは、やわらかーい麺とは違う食感を欲する舌に喜びを与えてくれます。
 具はそのほかに、玉ねぎにマッシュルーム。このコンビは気が付けばいつも出てきます。玉ねぎの芯が入っているのもいつもどおりです。他のお店だったら、なにかもめごとが起きそうなものなのですが、「山」だとこのような「いつもどおり」が安心感を与えてくれるのです。

 「カルボエッグ」は、他所での評判どおり、おすすめできるメニューだと思いました。ただ、油がきつい、にんにくが大量に入っているというのは、他のスパメニューと同様ですので注意が必要です。

 これで、次からは「マウンテンで美味しいものは何なの?」と訊ねられたら、

 「私は甘口のキウイとかイチゴが好きだけど、安心して食べられるのはカルボエッグかもね」

と、答えることができます。ただし、

 「本当に美味しいものが食べたいのならば、わざわざ山登りをしなくてもいいんじゃないかしら」

と付け加えますが。

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2005.10.05

「ギョーザ」は「ー」で、「シュウマイ」は「ウ」。そして「黒胡麻担々麺」で汗を流す

 今日のお昼はごはんを食べるタイミングを逸してしまいました。それほどおなかが空いていなかったので、晩ごはんまでどうにかもつかしらん?と考えていたのですが、夕方4時頃になって、激しい空腹感に襲われてしまいました。晩ごはんまでもちませんでした。
 おなかが「ぐぅ…」となるほど空いていましたが、おなか一杯食べると、晩ごはんが食べられなくなります。4時頃におなかを一杯に満たして、晩ごはん代わりにしてしまうと、これまでの経験から考え合わせるに、12時頃にどうしようもなくおなかが空くことになることは予想がつきました。そんな夜中には、ごはんをぱくぱく食べるわけにもいかず、結局空腹のまま眠りに就くという、わびしい目にあうことになります。

 「小腹を満たす」程度の食事が必要でした。
 「そうそう、今日からミスドが新キャンペーンを始めるんだったわ」と思い出してミスドHPを見てみると、やたらと新製品の情報が載っているではありませんか。一も二も無く、直近のミスドへと向かいました。

 今回の目玉は、新メニューをたくさん投入した「ミスター飲茶」です。メインに「黒胡麻担々麺」「餡かけ野菜麺」「福建チャーハン」、点心に「七種具ギョーザ」「エビシューマイ」「小肉まん」「カレーマン」と全7種類が加わりました。これらを組み合わせた「チャイナタウンセット」は25種類の組み合わせになるそうです。

 おなかが空いていた私は迷わず「チャイナタウンセット」を注文しました。セット内容は「黒胡麻担々麺」+「点心セットA(七種具ギョーザ、エビシュウマイ、小肉まん)」+「バナナな野菜」。できるだけたくさんの新製品が味わえるような選択です。

チャイナタウンセット 黒胡麻担々麺+点心セットA+バナナな野菜
 新しくなった「チャイナタウンセット」

 「黒胡麻担々麺」、黒いです。普通の担々麺の赤みも「辛そうだなぁ」と思ってしまいますが、ずっしりとした印象を受ける黒いスープは、へたな派手さが無い分だけ、余計に「辛そうだっ!」と思わざるを得ません。

黒胡麻担々麺
 「黒胡麻担々麺」。かなり辛いです。

 辛いもの苦手なのに、これを頼んでしまいました。「黒胡麻担々麺」が飲茶メニューの一番左に位置していたからでしょう。左が上位という日本古来の考え方がいつの間にか染み付いていたようです。
 数本の麺をすくい上げ、辛味が直撃しないように、ちょっとだけ食べます。

 ぅゎぁ。

 辛いです。辛いですよ。「辛口カリーパン」に迫る辛さです。汗がすぐさまにじみ出てきました。黒胡麻の色に染まったスープですが、辛味が胡麻の香りを大きく上回っています。それに麺が少し柔らかいです。今回のリニューアルで麺に卵が含まれるようになったからなのか、たまたま茹ですぎたからなのか。もっちりとした柔めの麺には、スープがよく絡みます。やっぱり辛いです。
 しばらく食べ続けていると、辛味にもやや慣れてきて、他の味が見えるようになってきました。
 初めはわかりにくかったですが、黒胡麻のコクがしっかり出ていて、かなり濃いです。これはそのまま入っている黒胡麻の味というよりも、スープに溶け込んだ黒胡麻のペーストの味でしょう。すりつぶされた黒胡麻の粒子が口の隅々まで行き渡ります。
 そして、ほんの少しの酸味もありますね。何かなこれは?と思っていましたが、ミスドHPを見たところ、どうも「ゆず胡椒」の味だろうということがわかりました。
 スープが黒色のため、目に付きにくいですが、表面に1mmにも満たない油滴が全面に張っています。おかなにどっしりきますよ。

 辛い、辛いといいつつも、一気に食べてしまいました。辛いだけではなく、旨味とコクがあるので、辛いのが得意な方はくせになるのではないでしょうか。
 ただ一つ残念なのが、ひき肉の味が薄かったことです。ひき肉粒を噛みしめても、お肉の味があまり出てきません。ややぱさついているような気もしました。
 あっ、丼の底に黒胡麻が大量に残りました。頻繁に混ぜて、黒胡麻の均一化を図りながら食べ進めるべきでしたわ。

点心セットA
 3種類味わえます

 そういえば、今シーズンの初肉まんです。肉まんは半分に割った方が楽しく食べられますね。片割れの餡を見ながら食べるほうが美味しくいただけるようにも思います。

 ぱかっと…、綺麗に割れないわ。餡が意外な抵抗感を示します。ねっとりとして結束力の高い餡です。つなぎが多いのかしら。中華風の濃い味付けは好みが分かれそうです。私はもうちょっとお肉の味があったほうが良かったかなと思いました。お肉の食感はあるのですが。

 ミスドの餃子は、皮が特徴的ですね。半透明でやや厚めの皮はもっちりと粘りがあって、これだけを噛み続けたい気にさせるものです。おもちの志向性と同じなのかもしれません。
 「七種具ギョーザ」は、「エビ、豚肉、ニラ、たまねぎ、くわい、たけのこ、緑豆春雨」の7種類が入っていますが、7つ全部の判別は難しかったです。お肉の味わいとたけのこの食感が目立ちました。エビのぷりぷりとした食感も感じられるのですが、エビ肉の量が少ないため、やや物足りなかったです。

 点心の中では「エビシューマイ」が、一番素材の味が強いように感じられました。エビの味がしっかり出ています。でも、食感は練り物っぽいです。いえ、否定的な意味ではなくて、みっしりとつまっていて食べ応えがあったため、エビのぷりぷり感だけが強く出るよりも良かったのかもと思われました。
 これなら「点心セットB」を注文して2個食べられるようにしておけばよかったかしら。

 もぐもぐもぐ。

 ごちそうさまでした。おかげで小腹は満たされました。
 飲茶のメインは、まだあと2種類ありますし、カレーマンも食べてみなくては。そうそう、「具だくさんスープ」なんてのも登場しました。「ミスドでごはん」の頻度がしばらく上がりそうです。

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2005.10.01

ドーナツに合う「カフェオレ」をもう一杯いただこうかしら。

 ファーストフード店をどのように利用していますか? お昼ごはんに、おやつにという方が一番多いと思います。KFCだと、バケツを買っていって、大人数でつつきあうなんてことをするでしょうし、私がよく利用するミスタードーナツなどのドーナツ店では、ちょっとした手土産などにすることもあるでしょう。

 でも、それはテイクアウトを中心に考えた時。

 イートインでは、もう一つ重要な利用方法があるのです。それは…、

 「時間つぶし」

 食べ物一品に、飲み物一品を注文して、お友達とおしゃべり、読書、待ち合わせ時間までゆったりと椅子にこしかけ、小腹を満たして、のどを潤すというようなお店の使い方をされる方もかなりいらっしゃるはずです。それが日課になっている方も。

 その時、どんな飲み物を注文しますか?
 暑い季節はアイスコーヒーや炭酸飲料類、寒くなったらホットコーヒーに、ホットティーが多く注文されると思います。
 でも、これらの飲み物には、長居に適したものとそうでないものがあります。簡単に言ってしまえば、おかわりできるものが長居に適したもの、おかわりできないものが長居に適さないものです。「それはせこい考え方なんじゃないか」と問われる方もいらっしゃるでしょうが、多くの同意を得られる意見だと強く思っております。

 ここからはミスタードーナツでのお話に限定させていただきます。
 ミスタードーナツで提供されるお飲み物で、最もドーナツに合うものは何でしょうか。ドーナツが甘さを引き立てつつも、次の一口のために、味を一度リセットしてくれるものが、一番ドーナツに適していると考えます。その条件に合う飲み物としては、(そのもののほかには何も入っていない)お茶やコーヒーが当てはまるでしょう。
 いくつかあるお茶、コーヒーメニューの中で、長居に適しているもの、すなわちおかわりができるものは「アメリカンコーヒー」だけでした。9月13日までは。

 9月14日にミスドは思い切った商品を送り出しました。第二のおかわり自由ドリンク「カフェオレ」が発売されたのです。

カフェオレ
 ミスドの「カフェオレ」。「アメリカンコーヒー」は一番人気の座を譲り渡してしまうのか?

 さて、この「カフェオレ」、「アメリカンコーヒー」よりも、やや割高になっているものの、それを上回る魅力を発しているらしく、売れ行きは素晴らしいようです。実際に「カフェオレ」発売後に何度かお店に足を運びましたが、毎回いくつものカフェオレカップを目にしました。私が「カフェオレ」を注文した時も、淹れるのが追いついていないようでした。

 カフェオレカップの色がいいですね。「アメリカンコーヒー」の白と黒のコントラストもいいですが、同系色にまとめたカップとカフェオレもまた、実に美味しそうに見えます。

 最初は砂糖を入れずに飲んでみましょう。
 コーヒーのこうばしさと共に、ミルクのやわらかいにおいが、鼻をくすぐります。香りからして「アメリカンコーヒー」とは違う、こってりとした濃厚さが感じられますわ。
 ですが、それが口に入ると印象がやや変わります。濃厚さはあるものの、こってりとしつこい感じはほとんど受けません。コクはあるものの、さらりとしており、するするとのどを通っていきます。これは「おかわりができるカフェオレ」というよりも、「おかわりをするためのカフェオレ」を作ったのだと思わせる味わいです。
 コーヒーとミルクの香りのバランスが絶妙で、どちらから際立っているということもなく、コーヒーのほろ苦さとミルクのまろやかさは飽きのこない味わいを保っています。ミルクの脂肪分のしつこさを感じることなく、甘味も無いため、ドーナツの味を壊すこともありません。

 こくりこくりと1杯目を飲み干して、早速おかわりをしてみます。おかわりなのに「アメリカンコーヒー」じゃないものが注がれるのを見るのは、なんだか嬉しくなってしまいます。小さな幸せがここにも一つ。

 次はお砂糖を入れてみましょう。
 うむ、甘味が増した分だけ、ミルクとコーヒーの香りが、共に抑えられてしまうかな。でも、バランスが崩れるというほどでもありません。依然として、さらりとした飲み口を保っております。しかし、ドーナツのお供とする時には、お砂糖を入れなくてもいいのではないかと思いました。
 お砂糖の量は、皆様それぞれにお好みがあると思いますので、ご自分に合った味を見つけるために、入れる量を変えて飲み比べてみてもよいのではないでしょうか。なにせ「おかわり自由」なんですもの。

 ミスドでおかわり自由の「カフェオレ」が発売されるというニュースを聞いたとき、かなり驚きました。「こんな面倒なものを出してしまって、お店の人はてんてこまいになるんじゃないかしら、大丈夫かしら?」と思ったのです。そうしたら、やっぱりとんでもなく手間がかかっているようで、店員さんが前以上に忙しそうに見えました。さらには、カフェオレのためにお客さんの回転率が悪くなっているという話も耳にしましたし…。
 こんなにドーナツに合う「カフェオレ」なんですから、効率が悪いからなどの理由で販売中止にならないことを切に祈っております。


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