とろけるわらびもち
徳川美術館の春季特別展「よみがえる源氏物語絵巻」を見に行ってきました。真っ赤っかに変色したものをあんなにきれいに復元模写できるのね。人の技術と現代科学の粋を見させてもらいました。
その帰り道、以前から相方に美味しいと聞かされていたわらびもちを食べました。ええ、食べたのですよ。太ったとか言っておきながら、甘いものを食べてしまったのですよ。和菓子だから食べてもいいことにしました。
向かったお店は徳川美術館から徒歩5分の「京菓子所 芳光」。店内には「銘菓わらびもち」の張り紙もしており、主力商品ぶりがうかがわれます。
わらび餅 273円
ちょこんと座っている(ように見える)わらびもちは、突き崩して食べるのがもったいないたたずまいをしています。が、甘いものを強く欲していたのでいそいそと食べ始めます。小さく切り分けて、こしあんをわらびもちに絡ませて口にします。
なんというなめらかな舌触りなんでしょう!
わらびもちがこんなに優しい食感だったとは。スーパーで売っているパック入りのものや、粉を買ってきて自分で作ったものは、弾力が強くてもちもちとした食感ですが、芳光のわらびもちは舌の上をするりと動き、さっと広がるように溶けていくのです。
中に包まれたこしあんもまた良し。甘さは極限まで抑えられているものの、ものたりないと言うことは無く、口から鼻に抜けるあずきの風味はまさに芳香。べたべたとしたところやざらざらしたところは微塵も無く、甘みがさらりと口中を流れていきます。
わらびもちでこんなに陶酔できるなんて。
とろりと甘いお茶がわらびもちに合います。
目が印象的
作りが中心に集まってるね。
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