« 2005年2月 | トップページ | 2005年4月 »

2005.03.30

ミスドのコーヒーカップをもとめて

 おととい、かれこれ10年近く使っていたマグカップを、不注意にも落として割ってしまいました。ごめんよ、マグカップ君。もっと洗剤の滑りやすさに気をつけて洗ってあげればよかった。成仏してください。
 悲しんでばかりはいられません。跡継ぎのカップが必要です。不幸中の幸いといいましょうか、タイミングがよいといいましょうか、今日から5日間、ミスタードーナツは35周年記念として「復刻版オリジナルコーヒーカップ」をプレゼントというキャンペーンを展開しています。こちらでカップの写真を見て以来、「あー、いいわこれ。ぜひもらいに行かなきゃ」と思っておりました。ただ¥600以上の商品購入、先着順でのプレゼントということで、朝いちでたくさんのドーナツ(コーヒーカップ)を求めてミスドショップへと向かいました。

 …3店舗回って3つもらってきました。止められなかったのです。

 3つもらいましたが、ドーナツばかり¥1800分を買っても消費できそうになかったので、味の幅を持たせて購入してみました。

 1件目
 汁そば+シュウマイ・餃子・アメリカンコーヒーセット
 合計¥609
 店員さんがコーヒーカップのプレゼントのことを忘れていたらしく、「あのー…、コーヒーカップは…」と聞くと、あわてて持ってきていただけました。お手数をお掛けします。

 2件目
 六実デリサンドきんぴらごぼう
 六実デリサンドベーコンポテト
 ポン・デ・リング
 チョコリッチマフィン
 合計¥609
 まだ商品が揃っておらず、目当てにしていたドーナツがありませんでした。予定に無かったデリサンド2種を購入。

 3件目
 エンゼルフレンチ
 フレンチクルーラー
 ゴールデンチョコ
 ハニーオールドファッション
 キャラメルマフィン
 ポン・デ・黒糖
 合計¥630
 ¥105円クーポン使用。ここは品揃えが豊富。前の店で買えなかったフレンチ・ドーナツ2種とキャラメルマフィンを買うことができました。

 ¥1848使って、もらってきたカップ3個です。

復刻版オリジナルコーヒーカップ

 あー…、散財ですな。分かってはいるのですが。

 そして、

おまけのドーナツ10個

 ドーナツ祭りが開催されました。しばらくごはんが甘くなります。

 さっそく、コーヒーカップを使ってみます。コーヒーを淹れて…。うむ、思ったより入らないな。どれくらいの量だろう? 量ってみましょう。

 カップにコーヒーをほどよい量淹れて、

コーヒーを量る

 メジャーカップに移します。

カップの容量は…

 150ccでした。普段使っているマグカップが250cc入るので、かなり少ないですね。

 メジャーカップのコーヒーを再びコーヒーカップに戻し、新カップでの初飲みをします。カップは厚手なので、縁の口ざわりが柔らかいです。うん、なかなか良い使用感ですな。これからよろしくお願いしますね、新カップ君。

| | コメント (2) | トラックバック (2)

2005.03.26

今日の『山』登りは「甘口バナナスパ」

 今日の喫茶マウンテンはお客さんが多かったです。土曜日で午後三時のおやつ時、学生さんは春休み中とくればあたりまえなのでしょうか。入山からアタック開始まで35分かかりました。

 注文したのは前々から予告していた「甘口バナナスパ」です。前回までに「甘口抹茶小倉スパ」「甘口いちごスパ」を登頂しておりますので、「バナナスパ」の登頂に成功すれば御三家制覇となります。「抹茶小倉スパ」と「いちごスパ」はおいしく頂くことができ、また「バナナスパ」は、「バナナとチョコの組み合わせが悪いわけないじゃない。チョコバナナってものがあるんだから」とか「温かいバナナなんてキワモノじゃないでしょ。バナナを蒸して、主食として食べる土地だってあるもの」なんて高をくくっておりましたが…。

 「バナナスパ」の見た目は厳しいものではありません。わずかに黄みがかったスパゲティの上にのる生クリーム。それを取り巻くように配置されたバナナとチョコ数片は、湯気さえ立てていなければでかいパフェにすごく無理して見ようと思えば見えます。

甘口バナナスパ

 チョコが解けると食べにくいらしいので、最初はチョコ部分から攻めることにします。いただきます。半溶けのチョコーレートに麺を絡ませて口にすると…、

 うぅ、これはしつこい甘さだ。

麺自体が甘い上に、普通の板チョコですから甘いのは当たり前です。でもここまでくどいとは思わなんだ。
 ちょっとこれは厳しいぞ。バナナに移ることにします。バナナは炒められたものと、生をカットしたものが入っています。まずは炒めバナナから。熱を加えられたバナナは表面が溶けていてぬめぬめしています。フォークに突き刺し、麺とともにすすりこみます。加熱されたバナナ、味を予想していましたが裏切られました。悪い意味で。

 なんでバナナがすっぱいのだ?

 加熱されたバナナは甘みが増すかと思っていたのに。原因はなんだろう。麺が甘すぎるためバナナの甘みが打ち消されたのか?加熱して食べるバナナと日本で普通に食されているバナナは種類が違うのか?など考えましたが、だんだんどうでも良くなってきました。
 こうなったら生クリームだけが頼りですが、この麺がまた生クリームと合わないんです。麺とバナナとチョコと生クリームの境界が分かりにくいんです。そのため生クリームが休みになりません。しかもいつもより油がきついような。皿を傾けると縁を伝って油が池になります。

 つらい。

 初めて甘口スパの厳しさがわかりました。『山』の辛さを感じました。おかしい。こんなはずではなかったのに。思わず首を傾げてしまいました。おそらく眉間にしわを寄せ、非常に厳しい顔をして食べていたはずです。食べ進めるうちに「なぜ食べ物を味わうことができる舌を持ってしまったのだろう」と生に対する疑問さえ生まれてしまいました。

 それでも6分45秒で、

甘口バナナスパ 完食

 登頂しました。正直言って美味しくなかったです。もう「甘口バナナスパ」は登りません。

 胸焼けするかなと思いましたが、『山』を出てしばらく風に吹かれているとお腹は落ち着きました。遭難はどうにかまぬがれたようです。次はどうしようかしら。このまま甘口の全制覇を目指すか、美味しいメニュー探しに移るか。

 レジ横に「特製甘口抹茶小倉スパストラップ」が置かれていました。前からあったかしら? ¥1000です。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

積読本と「丸かじり」

 本屋をぶらついたり、出版社サイトの新刊本紹介を見ると、決まって読みたい本が何冊か出てきます。欲しい本は手にとってためつすがめつ購入を検討して、買ったり買わなかったり。買う場合の決め手は、思い付きが一番、勉強に必要そうだなというのが二番。
 思い切って買った本でも、すぐに読むわけではなく、後で時間がある時に読もうかなと思って本棚に積んでおく。そしたらなかなか読まないのですね。積んでる本がどんどん膨らんできて、結局積んだまま数ヶ月放置したり、悪ければ数年放置してしまいます。なのに本屋に行くとまた面白そうな本を見つけて、買って、積んで、放置。さらには図書館で本を借りて放置。春休みの特別貸し出しで2ヶ月の猶予があったにも係らず、開いてもいないのはどうゆうことなの?と自らに嫌味を言いたくなります。
 最近は、いいかげんこの悪循環に嫌気がさして、ちょっと面白そうな本があっても「家に帰れば他に読むべき本はあるんだから」と購入欲を押し静めて、積んである本を消化する方向に切り替えました。すごく面白そうな本だとやはり買ってしまいますが。
 積み本をなんとか読んでしまおうとしていますが、もともと読書スピードがそれほど速くないため、遅々として進みません。頭には「速読術」という単語が浮かびます。今日も未読本をなんとかしないとなと思って本棚に向かいましたが、手にとった本は既読でしかも何回も読み返した本。何やっているんだ、僕。そこで本を戻せばよいものの、腰を落ち着けて1ページ目から読み進めてしまいました。
 今日の再読本は東海林さだお著の『ケーキの丸かじり』(文春文庫)。「丸かじりシリーズ」は再読率の高い本で、目に留まるとついつい開いてしまいます。東海林さんの食べ物エッセイの表現は実に巧みで、「こんな単語、食べ物を表現するためによく思いつくなー」と三嘆します。でも、その表現がぴたりと合っていて「うーん、この食べ物を表現するにはこれしかないんだよなー」という気になってくるのです。これが文章力なんでしょうね。
 「丸かじり」に収められているエッセイを一本読むごとに胃袋が刺激され、一冊読み終わるといつもお腹が空いてしまいます。ダイエット中の「丸かじりシリーズ」は鬼門でしょう。今日の『ケーキの丸かじり』は、一冊読み終わるどころか、三分の二くらい読んだところで強烈な空腹感に襲われ「これはいかん」と思って本を閉じたものの、空腹感は紛れないまま。お腹が空くと、集中力が失せ、行動力が鈍るのが人間の性。結局未読本の消化はまともにできないまま。あー、本が読めない。「丸かじりシリーズ」、罪作りな本です。(責任転嫁)

 『ケーキの丸かじり』 東海林さだお 文藝春秋 2003/05 ISBN4167177544
 『パンの耳の丸かじり』 東海林さだお 朝日新聞社 2004/11 ISBN4022579633(丸かじりシリーズ最新刊)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.03.18

今日の『山』登りは「味噌煮込み」

 先週、「当分『山』はいいです」なんて書いておきながら、今日も山登りをしてしまいました。
 今回もまた同伴者は「on a day like today」のささのってぃ氏です。ささのってぃはどうやら「ストロングコーヒー」に魅せられたらしく、それ目当ての登山です(来名古屋の第一目的は当然違います)。彼は昨日くれたメールで「甘口パスタなどは一切口にしません」としっかり伏線を張っていました。
 せっかく名古屋まで来ているのに『山』ばかりではいけないと思い、山登りの前に名古屋三越栄本店三階の「カフェウィーン」に行きました。「カフェウィーン」は月5日限定のケーキバイキングを行っており、今日は3月の最終日です。

 あー、おいしい。

 丁寧に作られた甘々のケーキは快楽の渦に導いてくれます。

 ぱくぱくぱくぱく。

 …10個。食べすぎ。ささのってぃ呆れる。でもおいしかったー。チーズケーキのさわやかさとストロベリームースのほどよい酸味が良かったです。

 甘み欲求をしっかりと満たして『山』を目指します。なに食べようかな。「甘口スパ」はいけるような、遭難しそうな…。微妙なところです。着いてメニュー見て決めることにしました。

 『山』に到着。うーむ、まだケーキの甘みが抜けきっていないわ。今回は「甘口スパ」は止めとくことにしよう。甘みとりすぎたから、辛み優先にします。なおかつ『山』らしいメニューでないと。

 スパ…、ピラフ…、スパ…、スパ…。スパに進路をとりました。

 スパで『山』らしいもの。「なべスパ」。…今日は無理だな。遭難確率が高い。ちょっと食べやすくして「味噌煮込みスパ」にします。

 ストロングコーヒー着。ちょっと口にするささのってぃ。

ストロングコーヒー
 おまけに付いてきた「レモンケーキ」が懐かしい。

 「やっぱ、ストロングだ。さっき(カフェウィーン)もなかなか濃くて、ストロングくらいかと思ったけど、改めてストロングを飲むと全く違うね」

 ストロングはストロングだということを再確認しています。

 私の前に「味噌煮込みスパ」用のお皿が運ばれました。スパゲティではありえない組み合わせです。皿が厚い。おてもと。そして木じゃくし。スパとは思わないほうが良いようです。

味噌煮込みスパ 食事セット
 これでスパゲティを食べるのか…。

 厨房に目を向けると土鍋が用意されています。そろそろ降臨のようです。木製の鍋しきに乗せられた「味噌煮込みスパ」がぐつぐつと煮えたぎりながらやってきました。

味噌煮込みスパ
 うどん?

 すごいね。麺が太いので普通の味噌煮込みうどんに見えるよ。スパゲティである必要性が感じられないよ。しかし普通においしそうだ。

 「20分で遭難すると見た。手伝いはしないよ」

 ささのってぃが不吉な予言をします。予言どおりになるのは悔しいが、可能性はゼロではありません。それくらいケーキの甘みが効いています。カフェウィーンのケーキは甘さが上品で本当においしいですよ。いや別に『山』のメニューの甘さをどうこういっているわけではありません。

 沸きあがるあぶくが収まったところで、小皿に取り分けます。ふーっと麺を冷まして数本をすすります。

 濃い目の赤味噌が柔らかい麺に絡まっておいしいわ。

 生卵が入っていて、味噌のくどい塩辛さ抑えられています。具も豊富で食べ進めても飽きはきません。麺も予想していたより少ないし。これなら遭難は免れそうです。『山』まで少し歩いたことでおなかもこなれているし。

 おいしいけどやっぱり味濃いなー。…ちょっとお腹がふくれてきましたよ。9合目くらいか。でも…

味噌煮込みスパ 完食
 ふー、満腹、満腹。

 完食です。甘口スパに比べるとはるかに食べ易いメニューでしょう。
 17分で単独登頂成功でした。20分で遭難外れましたね。ささのってぃ。

 「うーむ、なんだか今頃胸に来てるよ」

 彼の中ではストロングが時間差で威力を発揮しているようです。

 今回はワンクッションおきましたが、次はやっぱり甘口スパに行きたいです。バナナスパ。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2005.03.17

全然甘くないけど、揚げているからドーナツとみなす。

 3月8日に発売開始された「六実デリサンド(以下デリサンド)」もからだスマイルシリーズだったのですね。いよいよミスタードーナツの新路線が明確化してきているように感じます。
 感想は今になってようやく書きましたが、前の記事に書いたように、発売開始日に3種類全て食べています。書くのが延び延びになったのはなぜだろう?やっぱり甘くないからかなぁ?

 発売前に3種類の内容を確認していたので、新コンセプトの商品とはいっても、どのようなものか大体分かっていました。写真からでもかなりのボリューム感が発散されています。これを全部食べられる健康状態だったらたしかに「からだスマイル」です。いや、3個同時に食べる人はあまりいないか。

からだスマイルシリーズ 六実デリサンド

 「デリサンド」は陳列の時点で他のドーナツとは異なっていました。甘くないのにスウィートレベル表示はどうなるのだろう?と思って陳列ケースを見ると、プライスカードにはスウィートレベルは書かれていませんでした。そう来るのね。トレイに並べられた商品が妙に鮮やかだ。スリーブがパステルカラーのビニール製。「デリサンド」とスリーブの摩擦が少なくて食べやすいです。スリーブに穴が開いているのは湿気がこもらないようにするためでしょうか。

六実デリサンド3種

 サンドイッチと聞くと、喫茶店やコンビニのものが思い浮かばれてしまい、デリサンドだけが写されている宣材写真では大きさ、外観がつかみづらかったので、同時購入の「ポン・デ・リング」と比較してみました。

ポン・デ・リングとの2ショット

 「ポン・デ・リング」よりもやや小さめですね。食事メニューを考慮に入れているようなので少し頼りないように思われますが、実は…、では、食べてみましょう。

 さて…、3つの「デリサンド」、外から見分けがつかない。まあ、最初はパン部分の感想から行くのでどれでも同じか。あまり深く考えることも無く直感で緑スリーブの「デリサンド」を手に取ります。これは…「ツナマヨベジ」でした。最初の数口はパン部分に集中してぱくつきます。

外見アップ

 パンは茶色が濃くてバゲットのようです。でもバゲットのような固さは無く、むしろ柔らかく、少しもっちりして食べやすいです。当然のごとく具に合わせて甘さはありません。ライ麦・ハト麦・発芽玄米・小麦ふすまが練りこまれた生地は、香り高く、深い味わいがあります。表面に散りばめられたクルミ・ひまわりの種による、カリッ、プチッとした複合の食感も楽しいです。パンはカリカリに焼かれたあとに揚げてあるらしく、歯は少しの抵抗感を感じることになります。これによってしっかりと噛まなければならず、噛むことによって満腹中枢が刺激されるのでしょう。「食べている」感を強く感じます。このパン生地は「軽食向きに」というコンセプトをしっかりと守っています。

 肝心の具はどうなっているでしょうか。「ツナマヨベジ」からいきましょう。大まかな味は名前から想像されるとおりです。シーチキン(ツナ缶)とマヨネーズを和えたものです。ただツナ独特の油っぽさが少なくて、まとわりつくような感じはありません。だからといって淡白なわけではなく、飲み込んでもしっかりとツナマヨ味はのどに残ります。
 具をしっかりと咀嚼をすれば、そこに細かく刻まれた野菜のサクサクした食感が現れます。野菜はたまねぎとピーマンですが、たまねぎの風味が強いですね。
 隠し味として黒こしょうが入っています。ぴりりとするような辛味はありませんが、鼻に抜ける香りが味に変化をつけています。
 上にも書きましたが、ツナ+マヨネーズ+ピーマン+たまねぎなので食べる前からある程度味の予想がつきます。黒こしょうがアクセントにはなっていますが、意外性は低いです。

 ツナマヨベジ中身

 次は黄色に行くか、赤に行くか。…よし、黄色に決めた。中身は…「きんぴらごぼう」です。これまた予想通りというか名前のままというか。そのままごぼうとにんじんのきんぴらです。マヨネーズが入っていますが、味が前面にでることは無く脇役です。マヨネーズの味はするものの、それによってあっさりとした和風感覚が薄れてはいません。マヨネーズはきんぴらのみでは欠けるであろうコクを足す役割を果たしています。きんぴらを普段食べるときもマヨネーズを少しつけるといいかも。
 きんぴらごぼうの味はかなり強いです。口に入れると、だしとしょうゆで煮たごぼうの味が一気に鼻をつきます。バチバチと固いごぼうの繊維を噛み締める感覚は、紛れも無くきんぴらのもの。ごぼう+にんじん+白ごまの組み合わせは日本の味の黄金の組み合わせでしょう。今回も使われている白ごま。「とうふドーナツ金ごま」→「ミニとうふドーナツ黒ごま」とからだスマイルメニューにごまフル出場。からだスマイルの影のメインか!?
 和風で癖の無い味は強烈さは無いものの、淡々黙々といくらでも食べられそうです。
六実デリサンド きんぴらごぼう
 きんぴらごぼう中身

 最後に赤スリーブのベーコンポテトです。初めはほっこりしたじゃがいもの感覚。噛んでいるとベーコンの味が後を追います。ベーコン自体もともと味が濃い(しょっぱい)食材なので、後半はベーコンの味が大勢を占めます。三つの「デリサンド」の中では最も濃厚、最もボリュームを感じます。
 このボリュームはじゃがいもの密度の高さと、ベーコンの味の濃さ、油分の組み合わせによるものでしょう。マッシュポテトとベーコンの油の組み合わせによってミルキーな味わいがねっとりと舌にまとわりつくようです。
 ミスドHPによるとじゃがいもはマッシュとダイスカットが両方を入れていることになっています。中を見てもその区別がつくのですが、食べるとダイスカットのじゃがいもが分かりにくいです。ダイスカットのじゃがいもは少し固めの種類を使ったほうが舌触りに差がついてよかったかもしれません。
六実デリサンド ベーコンポテト
 ベーコンポテト中身

 軽食向きのメニューというミスドの新しい試み。選択が増えるのはいいことでしょう。味も良く練られていて、どの「デリサンド」も多くの方に受けるような気がします。ただ、価格が¥168とミスドでは高価格商品になるため、105円セールやクーポン対象になるまでなかなか手を出しにくいかもしれません。

 ちなみに私は、
  きんぴらごぼう−ツナマヨベジ−ベーコンポテト
 の順をつけるかな。


 ・本記事からのトラックバック先リスト
 http://blog.goo.ne.jp/syou0928_2004/e/619750d00ddf041aa469742a9aca1adb
 http://blog.livedoor.jp/yu_cho/archives/16393477.html
 http://blog.livedoor.jp/okenite/archives/16430410.html
 http://blog.livedoor.jp/chelsea3/archives/16140416.html
 http://tumbling.jugem.cc/?eid=1073

| | コメント (6) | トラックバック (2)

2005.03.16

ミスド35周年記念品

 ミスドに行ったらクーポン付きのチラシをもらいました。ミスタードーナツ35周年記念のキャンペーンを行うようです。3月30日から4月3日まで600円以上の商品を買うと「復刻版コーヒーカップ」をいただけます。

 欲しいな。

 すごく 欲しいな。

 4脚くらい 欲しいな。

 とりあえず1つは確実に手に入れるために、30日の朝は近くのミスドショップにすっ飛ばして行くことにしました。ドーナツ6個何買おうかな。

復刻版コーヒーカッププレゼントのお知らせ

 3月の時点でこんなキャンペーンをするということは、秋口あたりにもう一度キャンペーンを打つような気がします。いやある。きっとある。あると強く思えばキャンペーンしてくれるはずです。

 六実デリサンドは食べてます。発売日に食べています。加湿器いじったり、甘口スパ食べたりしてるうちに、すでに一週間経ってしまいました。感想は早々に書くことにします。


・本記事からのトラックバック先リスト
 http://blog.goo.ne.jp/syou0928_2004/e/40ad2498a775046500e076db9970c650

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2005.03.12

名古屋の「山」に登ってみたよ。(3)

 「朝ごはんどうしようか」

 sasanottiはできるだけ早く帰ることとなりました。その前にどこかに食事に行くことにします。

 「『山』以外ならどこでもいいよ。…桜濱さん、『山』行きたいの?」
 「うーん…、行きたいけど…。抹茶小倉気になるし…」
 「えーっ、行くのー。他にしようよ」
 「そうだね…。分かった。他のとこ、考えるよ」

 私はしばらく適当な場所を考えました。氏が帰るのには駅に近いほうがいいな。どこかあったっけ?うーむ。

 「そんなに『山』行きたいの?」

 『山』には行きたい。でも、朝っぱらから遭難させるわけにはいけません。ですが氏は、
 「そんなに行きたいなら。『山』でもいいよ。僕は普通のを頼むから。でも手伝いはでいないけど」
 「どうもありがとう。じゃ、もう一度『山』に行こう」

 感謝です。気がかりだった抹茶小倉スパにであえるのです。早々に支度を整えて、2日続けて登山することになりました。
 外は昨日と違って、冬に逆戻りしたかのような寒さです。強めの風が頬をかすめます。すっかり暗記してしまった登山ルートを辿り、『山』の前に立ちました。着くと同時に小雨がぱらつき始めました。微かな不安がよぎります。

 入山して、昨日と同じ席に着きます。午前中なので『山』は昨日より明るいです。
 メニューが置かれましたが、私の意志は固まっています。甘口抹茶小倉スパです。メニューは必要ありません。sasanottiは『山』紹介ページであらかじめ確認しておいた無難メニュー「玉子トースト」にしました。あとはストロングコーヒー。ソフトから1ランクアップです。

 昨日のソフトコーヒーは真っ先に届きましたが、今回は玉子トーストの方が先に到着です。さすがストロング。力を溜めているのか。
 玉子トーストは実においしそうです。きつね色に焼かれたパンが食欲をそそります。玉子トーストと言うと、ゆで卵を白身と黄身に分けて、白身は細かく刻み、黄身はマヨネーズで和えたものを合わせてパンにはさんだものが思い起こされますが、『山』の玉子は薄焼き玉子です。こちらのスタイルもなかなかおいしそうです。
 相変わらずの『山』サイズの一切れをsasanottiは口にします。

 「うん、普通においしいね。でもこれ晩ごはんでもいいくらいの量だよ」

 一切れを食べ終わると、ストロングコーヒーが来ました。では飲んでみてください。

 「うっ、これは濃い! 確かに濃い!」
 「どれどれ、…うーっ、濃いっ! さすがにストロング」

玉子トースト&ストロングコーヒー

 メニュー上は1ランクアップですが、味は加速つきのランクアップです。何かの原液を飲んでいるみたいです。コーヒーを愛飲しているsasanottiは完飲しましたが、コーヒーをあまり飲まない私はソフトが限界です。

 そして、待望の甘口抹茶小倉スパ。来ました。

甘口抹茶小倉スパ

 目に優しくない緑を初めて見た気がします。これも甘口いちごスパと同じく、しげしげと観察している暇はありません。生クリームが解ける前に食し始めねば。中心の小倉あんと生クリームを麺全体に押し広げます。うっ、生クリームで隠されているが、小倉あんが多い。「氷山の一角」の具体例を見ました。でも今回は一人でこれを食さなければならないのです。ひるむことはできません。太い麺をフォークに絡ませて、思い切って口に入れます。…これは、


 おいしいよ。


 これも、いけますよ。私は。抹茶の香りが漂い、糖分が舌を撫で回します。温かくて味の濃い抹茶アイスクリームみたいです。
 麺を生クリームにつけてぱくり。小倉あんをすくってぱくり。また麺をつるつる。缶詰の桃をかじり、麺をもぐもぐ。食に没頭します。

 5分経過。

甘口抹茶小倉スパ 5分後

 写真が汚くて申し訳ありません。5合目といったところでしょう。生クリームはすでに解けきっています。

 9分経過。

 苦手な缶詰のさくらんぼをぷちりと噛みとって…、

 完食です。単独登頂成功です。

甘口抹茶小倉スパ 完食

 抹茶小倉スパは前日のいちごスパよりも少しきつかったです。油っぽさは相変わらずでしたが、いちごスパのように生クリームと麺の合間にいちごとキウイのフルーツを挟むことができず、麺+生クリーム+小倉あんの逃げ道の無い怒涛の甘さが攻め寄せます。7合目くらいから血糖値が上がるのを感じ、満腹感にさいなまれました。『山』の恐ろしさは味ではない、というのを体感することができました。

 「これ毎日続けたらやばいよね」
 「当たり前だよ。そんなこと絶対止めなよ。体壊すよ」
 「そうだよね。肝臓膨らみまくりそう」

 ふー、さすがにこれはこたえたわ。当分『山』はいいです。

 そろそろ、下山しようかとなったとき、新たに6人パーティの入山者が。会話から察するに、経験者と初登山者の組み合わせのようです。デジカメも所持しています。興味があったので、彼らがどのような登山をするのかを確認してから下山することにしました。5分後、彼らの登山ルートが決まりました。

 イカスミジュース
 サボテンスパ
 味噌煮込みスパ
 ペペロンチーノピラフ
 アボカドとツナのピラフ
 甘口いちごスパ
 甘口抹茶小倉スパ

 経験者がいるだけあってバランスの取れたルート選択になっているようです。

 満腹感と満足感を抱えて、下山します。入山前の寒風が今は心地よいです。駅までsasanottiを見送ります。

 「晩ごはんは健康的なものにするよ。とうふとか野菜」
 「そのほうがいいね」

 帰りにスーパーに寄って、宣言どおり健康的な食材を買ってまいりました。夜になって「さあ、健康食だ」と思うものの、お腹が空きません。甘口抹茶小倉スパ、すごい威力だ。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

名古屋の「山」に登ってみたよ。(2)

 やや光量の落とされた店内は、他の喫茶店との差を感じ取ることはできません。ごく普通に見えます。若い店員さんに人数を告げると、空いていると席について良いと言われます。
 角の窓際の席を適当とみなし、そちらに向かうと…、

 椅子が低い。

 そして、

 テーブルが小さい。

 基本情報にあった通りなのですが、想像以上に小さかったです。4人がけの席ですが、テーブルの広さはせいぜい2人用です。肩を寄せ合い、小さなテーブルを囲みます。
 先ほどの店員さんが持ってきたメニューを開き、再度会議を行います。それにしてもメニューが多い。小さいフォントでびっしりと書き込まれています。目が眩めくようです。
 初登山3人組なのだから、それなりに予防線は張っておかなければなりません。「人数分注文する」というルールに則らなければならないが、全員が冒険をすることもないだろう。「冒険1+救い1+何か楽そうなもの1」くらいが無難かな。

 とりあえず、『山』なのだから甘口スパは頼まなければ。でもどれにしようか。

 桜「どの甘口にしようか」
 S「うーん」
 K「うーん」
 桜「うーん」
 …
 桜「あんこはきついんでしょ?」
 S「うん」
 桜「じゃ、いちご、バナナ、キーウイ、メロンか」
 S「バナナってどんなんだっけ」
 桜「バナナとたしかチョコ、あとやっぱり生クリーム」
 S「メロンは」
 桜「緑で、メロンパンみたいに生クリームがかかっていたっけ」
 S「…もう、どれでもいいんじゃない」
 桜「…じゃ、見た目のインパクトがあるいちごで」

 甘口スパ会議にはあまり係らなかったKくん。彼は甘いものと油っぽいものが苦手だ。明らかに『山』とは逆の嗜好です。やっぱり、ごめんなさい。Kくん。

 K「じゃ、僕は『トマトピラフ』で」

 基本情報で確認したような気もしますが、どのようなものか忘れました。響きはなんとなく救いメニューの雰囲気です。堅実です。

 S「あー、それ僕には甘口よりつらいかもしれない」

 そういえばsasanottiはトマト嫌いだったっけ。

 桜「あと一品、どれにしようか。sasanottiはコーヒー好きだよね」
 S「ストロング、ソフト、アメリカンはどう違うの」
 桜「名前のままだったはず。その順番で薄くなるんじゃない。でもアメリカンでもかなり濃いとか書いてたよ…」
 S「うーん…、じゃ、とりあえずソフトにしとくよ」

 甘口いちごスパ。トマトピラフ。ソフトコーヒー。初登山らしい布陣です。

 注文を済ませて、言葉少なに待っていると、焼き菓子とミニクラッカー、ミルクが到着しました。ソフトコーヒーについてくるものです。コーヒーを頼めば何かがついてくるというのは名古屋の他の喫茶店と同じです。そして間を置かずにソフトコーヒーがやってきました。

ソフトコーヒー

 しっかりと味わうため、少し冷ましたのちsasanottiがマウンテンのロゴの入ったカップに口を付けます。

 S「ちょっと濃いけど、あまり気にならないよ。うん、普通。飲める」
 桜「ちょっと飲ませて。…ほんとだ、ちょっと濃いけど。飲めないほどじゃないね。僕はコーヒー余り飲まないから、全部飲むときついかもしれないけど」
 S「僕は全然大丈夫。砂糖とミルク入れたらいつも飲んでるのと変わらないよ」

 ソフトコーヒーは難なく征服です。

 コーヒーを賞味、評価をしていると、Kくんのトマトピラフが運ばれてきました。見た目はちょっと変わっているものの、おいしそうです。くしぎりや輪切りのトマトが入ってはいませんでした。

トマトピラフ

 K「多いっすね。じゃ、いただきます。…あー、普通においしいですね。どうぞ食べてみてください」
 桜「では、少しいただきます。…もぐもぐ。あら、ほんとだ。おいしいわ。チキンライスにトマトベースのソースがかかっているのかな?」
 S「あー、うまいね。普通だ」

 名前で判断しましたが、これは無事救いメニューでした。これも征服できそうです。最後の難関「甘口いちごスパ」。さすがに登場も最後でした。

甘口いちごスパ

 S「すごいね」
 桜「さすがだね」
 K「…」

 まさに『山』最高峰メニューの一角を占めるだけの風貌です。麺のショッキングピンクが目を刺します。放っておくと熱々の麺の力により、生クリームが解けて、果物が煮えるのが分かっていたので、早々に登山に取り掛かります。店員さんに渡された三枚の取り皿に各自、見合った分量をすくい取ります。
 Kくんは、甘口いちごスパを口にしたものの、反応はありません。自らのトマトピラフの食に戻りました。いちごスパ脱落したようです。甘党のsasanottiはいちご、生クリームを口にします。そこまでは行けたみたいです。ところが麺を口に運ぶと、

 S「あー、これはすごいね。大丈夫。食べられる?」

 かなりの甘党にもこの台詞を吐かせてしまう甘口いちごスパ。すごいぞ。

 S「僕はこれはもういいよ。後は桜濱さん、任せた」

 任せられました。甘党を自認する私は、この甘口いちごスパ…、


 いけました。ほとんど問題なく。あまつさえおいしいと思いました。


 桜「うん、いいよ。全く大丈夫。平気。ぱくぱくいけそう」
 S「ほんとに?」

 懐疑の目を向けるsasanottiではありましたが、私はピンクの甘い麺を皿に取り、すすりこみ、いちごをアクセントにして、麺を食べ、キウイをつつき、麺を噛みしめ、ぱくぱく、もぐもぐ。甘くていけるわー。

 同伴者2人が見守る中…。

甘口いちごスパ完食

 完食しました。ごちそうさまでした。

 S「よく食べられたねー。大丈夫」
 桜「うん、問題なし。全く平気」

 最後の油っぽさと軽く煮えてしまったいちごにはややひっかかりましたが、ダウンするようなものでは全くありませんでした。

 桜「後半、油が気になったけどね。あと生クリームがもうちょっと多かったほうが食べやすかったかも」
 S「僕が生クリームだいぶ食べてしまったからねー」
 桜「じゃ、単独登頂だとちょうどよかったのかなー」

 甘口いちごスパを食べ終わった頃、Kくんはトマトピラフ8合目くらいでした。他の店の大盛り=『山』の普通盛りの威力を見せ付けています。それでもこちらは「普通のおいしさ」なのでKくんもぱくぱくいっています。

 K「この福神漬けがいいですね。アクセントになって」

 最後にトマトピラフも完食。

トマトピラフ完食

 初登山三人パーティー、無事登頂成功しました。初にしては上々の成績でしょう。

登頂成功

 お勘定を済ませて下山をすると、夕暮れの中、雨は上がっていました。30分間の冒険の成功を天が祝っているようでした。

−−−−−−−−−−

 その晩、寝る前に私は空腹感を感じました。甘さが恋しくなっていました。拙宅に一泊することになったsasanottiに私はこう告げました。

 「お腹が空いてきた。なんだか『山』の甘さが恋しくなってきたよ」

 sasanottiは何も言いません。そして、
 「どうかしてるよ。あきれて何もいえなかった」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

名古屋の「山」に登ってみたよ。(1)

 「山に登る」。普通はこの短文に特別な意味はありません。見たままの意味です。でもそこに「名古屋の」と付けると特別な意味が生じる場合があります。さらに「名古屋にある『あの山』に登る」とまで書くと、この文章が通常の山登りを意味することは極めて少なくなります。この「山」は一般名詞から固有名詞へと変化を遂げているのです。
 この『山』とは、名古屋でその名を響かせ、全国の奇食ファン&ネタ集め人の梁山泊となっている『喫茶マウンテン(以下「山」)』のことです。もうすでに『山』について解説、レポートしているページはそれこそ山とあり、喫茶店としての様子、メニューの詳細なレポートは偉大なる先輩登山者の手によるものにお譲りすることにします。検索結果へのリンクを貼っておきますので、基本情報(特にメニューや専門用語)はこちらでご確認ください。

 私が『山』の存在を知ったのは、近所の食べ物屋さんを探しているときでした。越してきたばかりで近隣の情報に疎い私は、うろうろと近所を出歩いたり、ネットで情報を仕入れておりました。そんな中、たどり着いたのがこちらでした。[嗚呼!重食喫茶]。この表現は何? さらにそのリンク先を辿ると…。何?これは? さらにさらにgoogleでいくと…。何?何?何?これは!?
 名古屋は独特の食文化がある。これは聞き及んでいたことでした。喫茶店が多い。これも聞き及んでいたことでした。それが合わさるとこんなことになるとは! 名古屋人にとって『山』は喫茶店としては邪道とされる向きもあるようですが、外からやってきた者としては『山』は名古屋の縮図の一端と見ざるを得ません。

 行かねば。

 調べてみると、家から極めて近い。徒歩20分。1.2kmほど。

 行かねば。

と、思いつつなかなかその機会は訪れませんでした。単独登山に恐れをなしていたというのが本音です。食べかけの皿に白目を剥いて突っ伏している己の姿を想像してしまったのです。

 名古屋に移ってきて、早一年。いつか登らねばということが、頭の片隅に常々見え隠れしていた私に絶好の機会が訪れました。このブログからリンクを張っている「on a day like today」のブログ人sasanotti氏が、所用で名古屋に来るというのです。sasanottiには以前から『山』の存在について伝えていて「いつか一緒に行こうね〜」と軽めに声を掛けておりました。彼は長らく乗り気でなかったようで、なかなか首を縦に振らなかったのですが、今回の名古屋行きでようやく決心が固まったらしく「登山付き合うよ」と言ってくれました。
 よし、これで最悪の事態は回避されそうだ。いけるかも。でも、初登山二人組だ。これではまだ心細い。少しでも態勢を堅い方に向けなければなりません。もう一人。あと一人。心当たりがありました。Kくんです。大学のゼミの後輩である彼は、この春、また同じ学び舎に通うこととなり、先日名古屋に移ってきました。山登りをKくん歓迎会にしてしまおう。ですが、彼は村上春樹の『地球のはぐれ方』を読んでいて、『山』の知識を仕入れているのを知っていました。「そのうち『山』に登ろうね」と声を掛けてはいたものの、気乗りはしていないようでした。

 「何とかして誘い出さねばならない。でも行き先が『山』だと知られると引かれる可能性がある」

 私はKくんに電話をしました。
 「あっ、桜濱ですが。Kくん、これから時間ありますか? sasanotti氏が名古屋に来ているので、一緒に食事でもどうかなと思って電話をしたのですが」
 「時間は全く大丈夫です。ぜひ行きましょう」
 「では、1時間後位に伺いますので」

 『山』のことは伏せました。ごめんなさい、Kくん…。心は痛みましたが、遭難は避けたかったのです。

 近くの駅でsasanotti氏と合流し、道々話し合います。
 桜「何食べよう?」
 S「甘口スパは行けるかな?」
 桜「『山』だから、少なくとも一つは甘口を頼まないといけないかも」
 S「どの甘口がいけそう?」
 桜「抹茶小倉、いちご、バナナ、メロン、キウイ、おしるこ…だっけか? 僕は抹茶のつもりでいたんだけど。見た目のインパクトがあるし」
 S「あーっ、あんこだめだー」
 桜「じゃ、いちごかな。見た目のインパクトから行くと」
 S「甘いんでしょ」
 桜「うん、麺自体が甘いらしいね」
 S「…」
 桜「…」
 S「…」
 桜「…行ってから決めようか」
 S「…そうだね」

 などと、余り解決にならない会議をしつつ10数分。不幸な子羊Kくん宅に着きました。にこやかに迎えてくれたKくんの顔を見ると心がひどく痛みました。でも、知らせないわけには参りません。

 K「すぐ、準備しますから」
 桜「うん。部屋広いねーっ」

 別の話題でワンクッションおいて、切り出します。

 桜「ところで、今日は体調大丈夫?」
 K「はい、大丈夫ですよ」
 桜「体調…、大丈夫…?」
 K「ええ、えっ? あっ? あーっ!?」

 どうやら悟ってもらえたようです。

 桜「これから登山だから…」
 K「『マウンテン』か…。あー…。はぃ」

 やっかいな奴と関わってしまったのは運命だと思って諦めてください。明らかにテンションの下がったKくんを連れ出し、今回の登山パーティの結成完了です。

 初登山三人組が『山』で何が起きるのかを想像を膨らませつつ、アップダウンの激しい道を歩いていきます。
 20分後、雨のふりそぼる中、あの看板が見えてきました。

マウンテン看板
 力強い画風

マウンテン
 マウンテン外観

 外観からは方々で目にする壮絶な死闘のありさまを感じることはできません。
 時間帯が食事時からやや外れていたためか、お客さん列をなしているということもありませんでした。
 とうとう着いてしまった。覚悟を決め、ドアを開けて、『山』への一歩を踏み出します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年2月 | トップページ | 2005年4月 »