ハバネロ陛下。おめでとうございます。
年末になると今年を振り返る企画が多々あります。まず一番に思い出されるのが、『現代用語の基礎知識』選の「新語・流行語大賞」。今年の対象はアテネオリンピックの競泳でメダルをガシガシ獲った北島康介選手が、競技後のインタビューで放った「チョー気持ちいい」が大賞を受賞しました。その授賞式の模様は、いまや12月始めのニュース映像の定番となっていますね。
「新語・流行語大賞」が発表されるのが12月1日。その翌日2日には三井住友銀行グループ・SMBCコンサルティングが「2004年ヒット商品番付」を発表しています。これは相撲の番付になぞらえて、今年流行り物をランク付けして発表するもの。これは「新語・流行語大賞」のような授賞式がない(はず)せいか、いささか地味ですが、新聞・ニュースでは経済面やフラッシュニュースなどで毎年目にします。
その「ヒット商品番付」の東の前頭二枚目に、私の愛する「東ハト」さんの「暴君ハバネロ」陛下が御名を挙げられております。ハバネロ陛下にしてみれば前頭二枚目という微妙な位置にあられることに屈辱を抱かれ、いままで以上に辛味を上げていらっしゃれるかもしれません。お気をお鎮めくださいませ。
私はハバネロ様の光臨直後に口にさせていただきましたが、あまりの衝撃に口・のど・胃の痛み、鼻水、涙と五所攻めに遭い、数人掛かりで小袋を空けたのを覚えております。東ハト好きを標榜している私でございますが、その経験があまりに強烈であったために、それ以来、ハバネロ様を口にすることができないでおります。お許しください、ハバネロ陛下。それゆえに、このブログにはできるだけ私が撮った写真を載っけておりますが、購入することさえも憚られ、今回は写真なしでございます。陛下、お許しください。
先月15日には「暴君ハバネロ」陛下の光臨1周年を受け、陛下の流れをくんだ新商品「暴君ベビネロ」と「麻辣仙人」が発売され、“激辛・ウマ辛のアカデミー賞”(「暴君.jp」より)「スコヴィーアワード」ではハバネロ様とそのお仲間たちが、各賞を獲りまくっていらっしゃいます。さらには他社からも「ハバネロ」を使用したお菓子が発売されており、まだしばらくはハバネロ様の勢いは衰えることは無いようです。
このおめでたい知らせにハバネロ様パーティーでも開くべきなのでしょうが、あのつらい思いがよみがえり、やはり手に取ることさえもできそうにありません。陛下、お許しください。コンビニの棚に鎮座されていらっしゃる陛下の尊顔を拝しながら、心の内でそっとお祝いを申し上げたいと思います。
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