2005.11.07

大道芸ワールドカップin静岡2005―最終日

 とうとう、大道芸ワールドカップ2005の最終日。

 静岡の街を歩き回り、硬い地面に腰を下ろし(もしくは立ち位置を決めて)、拍手をして、歓声をあげて、投げ銭をして、また歩き回るというのを繰り返し、夜はささのってぃさんのパソコンを借りて、その日印象に残ったパフォーマンスや「あの像」の様子を書く。そんな3日間を過ごしていたためか、今朝はとうとうその疲れが出てしまい、せっかくの最終日なのに寝過ごしてしまいました。今日中に本拠地に戻らねばならず、時間が限られているのに…。
 ばたばたと帰り支度をして、ささのってぃさんにお礼を言って、静岡の街へと向かいました。

 もう、あちらこちらと移動することはできません。ポイントを一ヶ所に絞ることにしました。今年最後の観覧ポイントは「西武前」。ここはパフォーマーと観客の距離が短く、早めに行けば、花壇の縁に座ることができ、無理のない体勢で見ることができます。そして、最終日の西武前は、昨日の感想にコメントをいただいた、yutajinさんおすすめの「加納真実」さんの演技が行われるのです。

 13時からの加納さんのパフォーマンスを見るために、30分ほど前に西武前に着くと、中央からやや外れてはいるものの、花壇席が空いておりました。
 そそくさと花壇に腰掛けて、演技開始を待っておりますと、どこからともなく「カルメン」の歌声が…、

マドモワゼル・ボトルショット!

 うわっ。なんと派手な。

 西武前ポイントを含む呉服町通りは、今年はフェスティバルストリートとして、演技ポイントを固定しないロービングパフォーマーの出現場所となっていました。この派手派手なパフォーマー「マドモワゼル・ボトルショット!」さんも、そのロービングパフォーマーの一人。自前のカウンターをぶら下げて、カルメンを歌いながら、道々お客さんに誘いの言葉を投げかけていきます。

 あっけにとられて、彼女を見送っておりましたら、すぐそばで驚きの声が。

ふたたび、ウンパ

 2日目にも出会った「ウンパ」さんがいつの間にか座っていました。今日はお客さんの持つハンバーガーをねだっています。

つまみぐいウンパ

 よほど、マックが好きなんでしょうか。

 次から次へと現れるロービングパフォーマーを見ているうちに、13時が近くなりました。ところが、ここにきてどんよりとした空からぽつりぽつりと雨が落ちてきたのです。「これでは中止もやむを得ないかしら。残念だわ」と思っておりますと、加納さんのパフォーマンスが行われるというアナウンスがありました。加納さんに拍手です。

加納真実

 青ジャージを着て、「恋人よ」や「うらみ・ます」などの曲に合わせて繰り広げられるパントマイムは「負け犬」がテーマでしょうか。面白いのですが、空恐ろしさをも感じられました…。

加納真実・Mに捧ぐ

 加納さんのパフォーマンスが終わったところで、雨が本降りに。西武前では次に「揚野バンリ」さんの演技が行われる予定だったのですが、様子見で開始が遅れていたため、ここで、私の今年の大道芸ワールドカップ観覧は終了としました。

 パフォーマーの皆様、とても楽しい4日間でした。ありがとうございました。

 早めに切り上げることにしたので、まだ少し、帰りの電車の時間には間がありました。最後に「あれ」に挨拶に行くことにしましょう。

 うわっ。

みたび、ウンパ

 また、会ってしまいました。
 折りたたみ傘じゃないのに、小さすぎますわ。


最終日のあれ

 雨にうたれながら、曇り空を目指していました。これからも、静岡の街とコネタを見守ってください。

さようなら、あれ
 ばいばい

 このときは、もうほとんどのポイントで中止が決定していたようです。しかし、まだ街では、雨の降る中、クラウンの皆さんが最後の最後まで大会を盛り上げていらっしゃいました。

クラウン1

クラウン2

クラウン3

クラウン4

 また来年。楽しみにしてますね。

クラウンとあれ
 またね

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2005.11.06

大道芸ワールドカップin静岡2005―3日目

 今日は「大道芸」らしく、呉服町、青葉公園など、ストリートのパフォーマンスを中心に回ってきました。

 最初は若き実力者、「キム・チャンヘン」さん。昨年の静岡大道芸見た彼のパフォーマンスは驚きでした。「なんというスピードとキレの良さなんしょう」と。
 今年はそれにますます磨きがかかり、正確で安定感が加わった演技となっておりました。ヨーヨーが手足を動かすように操られるのです。いや、自分の手足であったもあのような速さでは動かせないでしょう。道具を手足以上に動かせるのです。

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 まるぼうずのカツラをかぶった5人組「モンク」。「お坊さんの日常」という設定とのことですが、西洋から見た間違った東洋像ではありませんか。何か間違っている気がしますが、コミカルかつダイナミックなパフォーマンスを見てしまえば、そんなことは、どうでも良い気がしてきます。

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 でも…、

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 お坊さんは絶対に日常的には火を吐かないと思いますわ。

 「サンキュー手塚」さんは、静岡大道芸でお客さんが最も集まる演者の一人といえるでしょう。なのに、私は今日まで彼の演技をまともに見たことがありませんでした。サンキュー初体験です。

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 誰にでもできそうなネタに見せておきながら、誰にもまねすることができないネタなんだなぁという印象でした。顔の表情と、表現力の豊かさがそうみせるのでしょう。
 写真のネタは初出場した10年前と同じものだそうです。

 今年最後のナイトパフォーマンスは、丸井前のポイントを選びました。初日に見た「だめじゃん小出」さんを見るために。
 ナイトバージョンの小出さんは、お昼の数倍、ブラックなネタの展開です。「テポドン」やら「毒」やらの言葉がどかどか飛び出し、女の子を前に出して、演技のお手伝いを頼むかと思えば、人目のつかない暗がりに連れて行く。再び現れた時には「さっきのことは、お父さんやお母さんにはいっちゃだめだよ」なんて言う始末。
 だって、服装からしてこれだもの。

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 怪しいおっちゃんです。

 時間を少し戻して、日が陰る頃。初めてフェイスペイントというのをしてみました。
 2人のフェイスペインティングアーティストのうち、私がお願いしたのは「ミア」さんです。和と洋の融合した作風とのことでしたので、ひとつのリクエストを出してペイントしていただきました。
 ぺたぺたと絵の具が塗られていきますが、自分ではどのようなものが描かれつつあるのかさっぱりわからないので、だんだん不安になってきます。

 「ひとだかりができてきましたよ」

 ミアさんが、ますます不安をあおるようなことをおっしゃいます。

 暗闇の世界で過ごすこと20分。できあがりはこちら。

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 私のハンドルネームにちなんで、「桜」と「白波」を描いていただきました。スタッフさんによれば「今日一番の力作ですよ」とのことでした。力を入れて描いていただき、ありがとうございました。

 ペイントを済ませて向かった先は、

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 ここでした。
 もう福の神にしか見えなくなってきました。2ショットお願いします、神様。

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 「ペイントは石けんであらえば落ちますよ」
 そう聞いておりました。
 3度ほど繰り返し洗いましたが、まだ落ちきれていません。くすんで、ひどく顔色の悪い人のようになっています。

 明日はとうとう最終日。それまでに残りの絵の具を落としておきます。

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2005.11.05

大道芸ワールドカップin静岡2005―2日目

 2日目は前日とうってかわり、澄み渡るような青空が広がりました。雨の心配なんて、芥子粒ほどもありません。

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 そのため、今日は屋根無し会場、駿府公園内のメインポイントを中心に回ることにしました。


 2002年のワールドカップチャンピオンの「ポパイ」は、今回はコンペティションではないオン部門での出場です。
 「肉と均衡」。彼らのアクロバットはこう表現できるでしょう。鍛え抜かれた肉体は、ありえない体勢からありえない体勢へと移りゆくのです。

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 棍棒やカップのジャグリングはよく見られますが、「クラウディウス シュペヒト」さんほど、数多く扱う人はそうはいらっしゃらないでしょう。
 空高く上げられるいくつものカップが、手の中に吸い込まれるように収まっていくのです。

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 「ブルートラバーユ」を一言で言い表すならば「盛りだくさん」。
 コント、アクロバット、歌に、ダンスに、ギターと、次から次へと目まぐるしいくらいに展開していきます。
 「なんだかなじみ深いような気がするわ…」と思ったのは、昔のドリフターズの雰囲気に似ているからでしょう。ドリフ世代の方々は必見。おすすめです。

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 毎年、青葉シンボルロードのポイントでおなじみの、人間ジュークボックス「タカパーチ」さんは、今年は駿府公園二の丸橋近くに場所を移して、箱に入っていらっしゃいました。
 今年、私がリクエストしたのは、「平原綾香のジュピター」。本当は「ホルストのジュピター」と言うのが正しいのでしょうが、去年のメニュー表には載っていなかったはずなので、やはり平原さんの力が大きいと鑑みて、そのように言っておきます。

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 夕暮れ時、哀愁をたっぷりと含んだトランペットの音色は楽曲の雰囲気と非常によく合っておりました。周りのお客さんからも、一人で数種類の楽器を操るタカパーチさんの姿を見て、「すごいね〜」と声が上がります。


 日も暮れて、他の会場の様子を見ようと、呉服町通りに移動をすると、周囲から異様なざわめきが起こりました。不思議に思って、ふと横を見ると…

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 銀色の男性が無言でマクドナルドのハンバーガーを食べているではありませんか。ドリンク(S)付きで。
 彼は突然ストリートに現れて、予測不可能な行動を取るロービングパフォーマー「ウンパ」さんです。ポイントで演じるパフォーマーとは違って、ずーっと近くに寄れますよ。


 そして、昨日の予告通りあいつに会ってきました。

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 昨日とは違って充電もしっかりとたまっています。
 これがコネタの神様だと信じてしっかりと、

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 べったりと、

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 さわりまくってきました。どうか黒帯がさずかりますように。

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2005.11.03

大道芸ワールドカップin静岡2005―初日

 静岡の街の人口が一気にふくれあがる「大道芸ワールドカップ」が始まりました。今年もむりやり都合を付けて見に行っております。

 今日は祝日、太陽も風も全くきつくない穏やかなお天気。移動と、長時間の待ちを必要とする大道芸観覧にはもってこいの日でした。そのため人出もたいへんなものです。

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 駿府公園のポイントは初回の開始30分前でこの人だかりです。ここで見るのはややきついと判断をして、お隣の青葉小学校のポイントに移動します。

 今年の一発目は、静岡大道芸のレギュラーの一人「だめじゃん小出」さん。

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 ハゲづらはたいした意味はありません。ただ被っているだけです。通気性が悪いらしく、づらと皮膚との間から汗のしずくが飛び散っておりました。

 「最近、静岡もぶっそうですからね〜。おい!そこの子供。母さんに毒盛るなよ」

 …朝からきつすぎますわ。

 スピーディな展開で、ジャグリングを繰り広げるのは「チャーリーフライ」さん。一瞬も動きを止めることなく、何かしらしでかしています。

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 重さも形もちがうものでジャグリングをしながら、足でフラフープをまわしています。脳みそが良く混乱しないものですわ。

 日本初公演という「ダンボイ」さんは、コメディパントマイムでお医者さんを演じました。「こんな医者いたらいやだよぅ」という気にさせられつつも、笑い声が絶えないパフォーマンスでした。

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 昨年のワールドカップチャンピオン「シャルコフブラザーズ」も同じポイントでの演技です。鍛え抜かれた体と技、それにおかしみを加えたパフォーマンスはさすがです。

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 こちらは1年ぶりに登場の「カナールペキノワ」のお二人。

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 手から何かがだせるようになっていらっしゃいましたよ。

 ここまで見たところで雨降り。すぐにやみましたが、いつまた降り出すか分からないので、今日のところはここで引きあげです。

 っと。そうそう、お世話になったあの方に会いに行かなくては。
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 あいかわらず、良い表情でお空を見上げていました。初採用時の道場主のアドバイスどおりに撮してみました。
 これに馴染みのない観光客らしき人々は「なにこれ〜!?」と奇異の目を向けておりました。インパクトは絶大ですね。呉服町商店街はもっとこれを活用すべきでしょう。

 もうひとつパチリと。

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 あっ! カメラの充電が切れたっ。
 もしかしたら、ゴーゴンみたいなパワーがあるの!?
 よくもやってくれたわね。おぼえてらっしゃい。明日また行くから。

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2004.11.09

補遺・拾遺 − 大道芸ワールドカップin静岡2004

 2004年の大道芸ワールドカップが終わりました。結果は…

 金賞…シャルコフ ブラザーズ
 銀賞…レザクロスティッシュ
 銅賞…アラン シュルツ
 実行委員会特別賞…アンドレイ&ナターリア

 うーん、3日目の記事に書いた予想と比べてみると、「シャルコフ ブラザーズ」の金賞予想は当たりましたが、他はまったくでした。
 「レザクロスティッシュ」は確かに面白かった。アクロバットも良かったですが、逆さ顔での合唱には大笑い。逆さでもしっかり顔なんですもの。

逆さ顔合唱

 アラン君は上手かったです。でも、もっと印象に残ったのがアラン君のお父様。私、お父様ばかりに目が行ってました。だって顔が険しいのですもの。こんな顔してアラン君の演技をごらんになっておりました↓

アラン父1

 怖い。

 お父様はアシスタント役としていらっしゃるようですが、服装が普通↓

アラン父2

 怖い。

 「アンドレイ&ナターリア」はロープの上での一輪車、大量のフラフープ回しには「おー」という声がでました。

アンドレイ

 コンペティション以外では…
 やっぱり「だめじゃん小出」はしゃべりネタが良いですな。毒がきつくて。観覧するならナイト狙いで。今回のNHKニュースネタは、よく観察しているなー、と感心。2回見たのですが、2回目は1回目には無かった最新のニュースネタを入れていて、ますます感心。そうそう、3日目のナイトでは「だめじゃん小出&三雲いおり」のコラボレーションが実現。やはりナイトパフォーマンスはいいな。

だめじゃん天気予報
だめじゃん&三雲コラボ

 大道芸の箱男「タカパーチ」には「コーヒールンバ」を演奏してもらいました。でも周りの観客の皆さんの反応はイマイチ。わかりにくい選曲だったか… 井上陽水のカバーしたのが好きだったのですが。

タカパーチ

 選曲に迷っていた「ルパン三世」「世界に一つだけの花」だったらもっと盛り上がっていただろうにと軽く後悔。

 初日に撮れなかったuMr.MASCHU」の写真が4日目に撮れました。ヨーヨーのパフォーマンスなんですが…やっぱり、ヨーヨーの動きが速すぎて撮れていませんでした。デジカメの限界。

超速ヨーヨー

 「ふくろこうじ」の綱渡り。笑。

手袋の綱渡り

 総じて、去年よりも面白かったような印象がありますね。なんでだろう?
 あと、毎年定番のパフォーマーの姿が見えなかったのが残念でした。「雪竹太郎」「カナールペキノワ」好きなのに。来年に期待いたします。

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2004.11.07

大道芸ワールドカップin静岡2004−最終日

 今年の大道芸ワールドカップも最終日を迎えました。今日も晴れ。私は都合により時間いっぱいまで見ることはできませんでしたが、可能な限りもう一度みたいパフォーマー、例年気にはなっていたものの、見逃していたパフォーマーを見てまわりました。

 「TENSHO」は初日にも見て、記事にも書きましたが、写真が上手く取れていませんでした。それで本日初回のパフォーマンスで再見しました。やっぱり「マスク」のパフォーマンスはいいわ。

TENSHOのマスクパフォーマンス

 2002年ワールドカップ銅賞、2003年ワールドカップ銀賞の「サブリミット」。すごいだろうなというのは予想していましたが…

 こんなのとか、
すごいの1

 こんなのとか、
すごいの2

 こんなの。
すごいの3

 法則を無視してる。(賛辞)

 大道芸ワールドカップは年々人手が多くなっているみたいで、はじめに書いたように好天のせいもあり、どこに行っても

人
 人

人人人
 人人人

人人人人人人人人人人…………
 人人人人人人人人人人…………

 人の渦、人にあふれておりました。

 は〜、疲れた。ですが、とても楽しかったです。来年も見に行きたいな。でも忙しくなっていそうな予感が脳髄に渦巻いております。

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大道芸ワールドカップin静岡2004−4日目

 いままで4日連続で大道芸を見たことはありませんでした。体にかなりきてます。上から首、腰、足とダメージのないところが無いくらいです。でも、楽しい。嬉しい。ひとつひとつ嬉しさをかみしめることが、つらさを乗り切るコツと考えているわたくしでございます。
 今日は主に、同じパフォーマーの2回目観覧と定番のパフォーマーをまわりました。でも本日はパフォーマーよりも観客の方が印象深かったです。4日目+土曜日+晴れと観覧に最適な日であったため、とんでもない数の人々。人山。ヒューマンマウンテンです。平日は穴場ポイントだった静岡駅コンコースの演技ポイントでもこの数(他のポイントはもっと「山」でしたが)。

トムらっはいを観る人々

 パフォーマーは「トムらっはい」。観客が動かしたデッサン用ポージング人形と同じポーズを取ってくれます。

 トロピーズの「ベンチャ」は派手なパフォーマンスを見せていました。魅せていました。

トロピーズのベンチャ

 ナイトパフォーマンスも人だらけ。昨日までは見やすかったのに。

イルミネーションの下でのパフォーマンス.jpg

 静岡市役所は今年もワールドカップ用イルミネーションが施されておりました。

市役所イルミネーション

 昨日までに比べて文章が短い。つかれています。
 あと1日。時間の許すかぎりまわることにしましょかね。

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2004.11.06

大道芸ワールドカップin静岡2004−3日目

 3日目はコンペティションのワールドカップ部門の審査日でした。ワールドカップ部門は実行委員会に招待されただけあって、見応えのあるパフォーマンスが次から次へと繰り出されていました。駿府公園のメインポイントが審査会場となっており、朝からメインポイントに張っていれば、ほぼ全てのWC部門のパフォーマーの演技を見ることができるようなタイムスケジュールになっていました。
 例年、わたくしはワールドカップ部門で受賞したパフォーマーを見逃すことが多うございました。それが悔しくて、悔しくて。今年こそは見逃すまいと、早起きをして人垣が出来るまえのメインポイントを目指しました。早起きは三文の徳。幸運にもメインポイントの中央前方に潜り込むことができました。でも開始1時間半前にもかかわらず、かなりの人が既にメインポイントに集まっておりました。あの人たちは一体何時に起きたのだろう?

 さすがワールドカップ部門。実行委員会から招待されたパフォーマーだけあって、次から次へと見応えのある演技が繰り広げられておりました。ここは審査員になったつもりで、どのパフォーマーが受賞するのかを予想してみましょう。年末のレコード大賞みたいなものです。勝手に予想です。
 パンフレットを見ると、ここ数年はアクロバットが受賞することが多いようです。今年は15組中5組がアクロバットです。33%。折りたたみ傘が必要なくらいの割合です。多いとみてよいでしょう。その中でわたくしが一番度肝を抜かれたのが「シャルコフ ブラザーズ」。

柔らかいシャルコフ ブラザーズ

 人間はここまで柔らかく、力強くなれるのか。体がありえないねじれかたをしています。酢か?酢を飲めばいいのか?

 昨日も見た「ルーカ ルーカ」。彼らのジャグリングはやはり、なめらか、きれい、正確。際だっていました。息をのむとはまさに彼らの演技を言うのでしょう。

ルーカ ルーカ

 お正月に見ていますか?「芸能人かくし芸大会」を。「かくし芸」と言えばマチャアキです。マチャアキは毎年いろんなことに挑戦しているようですが、その中に自転車のホーンを体中につけて演奏するというのがありましたね。今日、同じ芸をしているパフォーマーがいました。パクっている訳ではなく、そのパフォーマーがマチャアキのお師匠様だそうです。彼の名前は「ミッシェル ロジエール」。

ホーンをつけたミッシェル ロジエール

 ミッシェルはホーンのパフォーマンスだけではなく、会場から選び出した8人のお客さんにハンドベルを持たせ、ミッシェルの指示どおり振らせて上手く演奏をさせたり、水の入ったスポイトを使って笛のように吹いてみたり…。観客との一体感は一番だったでしょう。これが音楽の力というものでしょうか。

観客の皆さんとハンドベル

 他のパフォーマーももちろん素晴らしかったですが、私の受賞予想は上の3人です。果たして当たるのか?結果は7日の夜に判明!…いや、当たりはずれはよいでしょう。今年はワールドカップ部門のパフォーマーを見逃すことがなかったのですから。

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2004.11.05

大道芸ワールドカップin静岡2004−2日目

 第2日目は夕方からのナイトパフォーマンスをメインにまわりました。
 夜の印象は…、ひたすらに寒い。足元が、尻が、凍てつくよう。さらにはもともと冷え性ですので、かなり応えました。そんな中、急いで演技ポイントを移動していた途中で出会ったのが、ウオーキングアクトという市街地にいきなり現れ、去っていくパフォーマー「メダマン メダマン」という二人組。

メダマン メダマン 流し目
 世界一気持ち悪い流し目。

メダマン メダマン 後ろ
 後ろ頭は血管。

 とにかく激しいパフォーマンスを見せたのは「くるくるシルク」。炎吐きまくりでした。

くるくるシルク 演技中

 演技後は快く、写真に応じていただきました。

くるくるシルク 演技後

 下の「ルーカ ルーカ」は流れるようなクラブジャグリングで、観客を魅了していました。

ルーカ ルーカ

 「ザ ハンサム リトル デビルズ」は「いけめんキョ〜ダ〜イ」と自己紹介をし、チェーンソー、ボーリングの球、玉子という無茶な組み合わせのジャグリングをしていましたが…

ザ ハンサム リトル デビルズ

 一番、印象深かったのが、彼らの使っていたコレ↓

現実の「のび〜るパンチ」

 マンガの中だけのものだと思っていたのに、現実の世界で拝むことができました。手作りか!?

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2004.11.04

ワールドカップ1日目(ただし大道芸の)

 大道芸ワールドカップin静岡が3日から開催されました。わたくし、この日を1年間楽しみにしておりました。7日の最終日まで思う存分、静岡大道芸空気を肺がパンパンになるまで吸引する予定でございます。

大道芸ワールドカップ

 今日は定番でお気に入りのパフォーマーを巡りました。下は元は「シリウス」として二人でパフォーマンスをしていた「Hat Juggler JAY」と「TENSHO」のお二人。(今年は3年ぶりにシリウスとして演技をするとのこと)

Hat Juggler JAY

TENSHO

 ここ数年、静岡に来てはいたものの、パンフレットの写真と説明がイマイチだったために敬遠していた「Mr.MASCHU」が思いの外に凄かったので唖然としました。ダンス、ボールジャグリング、ヨーヨー等々がすさまじいスピードで繰り出されるのですよ。デジカメはそのあまりのスピードについていけず、画像を確認したらMASCHUが消えていました。したがって、写真は無しです。

 大道芸グッズ、カチューシャの「赤鼻ブンブン」を付けた犬くん。かわいい。

赤鼻ブンブンをつけた犬くん

 静岡大道芸ワールドカップはまだまだこれからです。

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