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2008.11.30

3の倍数か3がつく数字かどうかマクロ

 今年、世界のナベアツ(渡辺鐘、渡辺あつむ)さんが「完全に売れかけて」(ご本人談)いました。「2008年ユーキャン新語・流行語大賞」にも「世界のナベアツ」としてノミネートされています。
 ナベアツさんの代表的な持ちネタに「3の倍数と3が付く数字のときだけアホになります」というものがあります。このネタは好評を博し、お子さまを中心にして、各地で「さぁ~~ん!!」という声がこだましていたようです。

 ナベアツさんは、1から順番にカウントしていき、普段は「40! オモロー!!」で締めくくっています。これを真似した場合、2桁の数字くらいならば、アホになるかどうか判別しやすいのですが、暗算が得意でなければ、カウントする数字が増すにつれ、だんだんと苦しくなってきます。

 そこで、アホになるべきか否かを判別するMS-Excelのマクロを作ってみました。私自身数字が得意でなく、プログラミングの知識がかなり未熟で、なおかつ、お手軽に作ったものなので、非効率的だったり、不備がある可能性が高いです。ご容赦の上、ご利用くだされば幸いです。

――――――――――

1.セル"A1"に入力規則を設定します。
 判別する数字を、Excelで普通に計算できる範囲に収め、入力エラーや指数表示にしたくないので、「入力規則」を設定します。

 メニューから[データ]→[入力規則]→[設定]タブ
 入力値の種類:整数
 データ:次の値の間
 最小値:1
 最大値:2147483647

 [エラーメッセージ]タブ
 スタイル:停止
 タイトル:入力エラー
 エラー メッセージ:1~2,147,483,647の整数を入力してください

3の倍数と3が付く数字のときマクロ・1

3の倍数と3が付く数字のときマクロ・2

2.コマンドボタンの作成します。
 [コントロール ツールボックス]ツールバーを表示して、[コマンドボタン]を選択。
 任意の場所に「コマンドボタン」を作成。
 [コマンドボタンのプロパティ]
 オブジェクト名:q_three
 Caption:1。2。…

3の倍数と3が付く数字のときマクロ・3

3.[Visual Basic]ツールバーから、[Visual Basic Editor]を起動
 以下のコードを入力します。

3の倍数と3が付く数字のときマクロ・4

―――――

 (General)(Declarations)

 Sub call_three()
'3の倍数か3が付く数字の時
  MsgBox "さぁ~~ん!!", vbOKOnly, "アホになる!"
  End
 End Sub

―――――

 q_three Click

 Private Sub q_three_Click()
 Dim num As Long
 Dim string_num As String
 Dim i As Integer

 num = Range("a1").Value
 string_num = Str(num)
 i = Len(string_num)

'3が付くかどうか
 Do While i > 0
  If "3" = Mid$(string_num, i, 1) Then
  call_three
 End If
 i = i - 1
 Loop

'3の倍数かどうか
 If 0 = num Mod 3 Then
  call_three
 End If

'3の倍数でも3が付く数字でもない
 MsgBox "…", vbOKOnly, "普通"

 End Sub

―――――

4.実行します。
 セル"A1"に1~2147483647までの整数を入力、確定してから、作成した[1。2。…]コマンドボタンをクリックします。

 3の倍数と3がつく数字の時には左のメッセージボックス、そうではない時には右のメッセージボックスが表示されます。

3の倍数と3が付く数字のときマクロ・5

 [OK]ボタンをクリックすると、メッセージボックスが閉じます。再度、判定をする時は、セル"A1"に数値を入力→コマンドボタンをクリック、を行ってください。

 入力値が不適切である場合は、以下のメッセージボックスが表示されます。

3の倍数と3が付く数字のときマクロ・6


 ※【使用上の注意】※
 このマクロの実行により発生した障害に対して、私は一切の責任を負いかねます。全て使用される方個人の責任に基づくものといたします。
 本記事の内容を実行するに当たり、MS-Excel及びExcelVBAの基本操作に関するご質問には、お答え致しかねる場合があります。
 以上、ご了承ください。

――――――――――

 新語・流行語大賞の発表は、明日、12月1日です。今年を表わすことばがどれになるのか…、楽しみですね。


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2008.11.20

あまりに痛いナンパ

 今は昔の話しです。二月の初めの午の日は、「稲荷詣で」といって、伏見稲荷に、身分を問わず、たくさんの人が集まります。ある年の稲荷詣では、例年よりも多くの人が集まっていました。
 その日、近衛府の若い役人が何人か連れ立って詣でていました。尾張兼時、下野公助、茨田重方、秦武員、茨田為国、軽部公友、といった、みんな、高貴な方たちです。その方たちが、食べ物やお酒を持って、一緒になって歩いておりますと、伏見稲荷の中の社の近く、人々でごった返す中に、綺麗に着飾った女性を見つけました。女性は、艶のある上着に、紅梅・萌黄の衣を重ね着して、上品な様子で歩いています。

『今昔物語集』巻28・第1話

 先の若い方たちが、寄って行きますと、その女性は脇にそれて、木陰に隠れたのです。彼らは、それを見ると、わざわざ近づいて行き、少々下世話なことを言い掛けたり、かがんで女性の顔を見ようとしました。中でも茨田重方さまは、色好みの方で、奥様はそれを憎らしく思い、よく言い争いをされていたのですが、重方さまは、その女性にたいそう気が引かれたらしく、熱を入れて口説き始めました。すると、女性は、
「奥様がいらっしゃる方が、通りすがりの、浮気心でそのようなことをおっしゃるのは、いけませんよ」
と、言うのです。ですが、その声が、また、たいへん魅力的だったのです。
 そのため、重方さまは、ますます心が惹かれて、声を掛け続けました。
「ちょ、ちょっと、ちょっと。待ってよ。奥さんはねぇ、いるにはいるんだけどね。その顔はサルみたいで、厚かましくて…。そんなのだから、もう、別れたいと、ずーっ、と思ってるんだよー。でもね、そうすると家の事なんかが不自由するだろうなぁ、とか思ったりもしてね。けど、僕と気持ちが合うひとと出逢えば、もう、今すぐにでもそのひとと一緒になりたいと思ってたんだ。いや、もちろん、家の事を押し付けようなんてことじゃなくて、心から惹かれるからだよ。だから、あなたに声を掛けたってわけなんだ」
「あら、それ、本当におっしゃってるの? 口だけってことじゃないかしら?」
「いやいやいやいや。違うよー。ここのお稲荷様にもお聞きになってもいいよ。前からそう思っていて、ちょうどあなたに会ったってことは、こうやってお稲荷様を詣でた御利益があって、そのおかげだと思うんだ。これより、嬉しいことってないよ。もしかしたら、あなたは、結婚してるの? それとも、まだ一人?」
「いえ、わたしは決まったひとはいませんわ。宮仕えをしているのですが、以前、縁がまとまりそうな時がありました。ですが、知り合いが止めるように言いましたので、結局、その人に嫁ぐことはなかったのです。その後、その男性は、地方でお亡くなりになったそうです。それで、この三年、良いお相手と巡りあえますようにと、こちらに詣でているのです。あなたが本当に心からそのようにおっしゃるのでしたら、わたしの家をお知らせいたします。どうでしょうか? その心はおありですか? …いや、通りすがりの方のおっしゃることを頼りにするなんていけませんわね。どうぞ、このまま、お行きになってくださいませ。わたしも去ることにいたしますわ」
 女性は、そう言うと、木陰から離れようとしました。重方さまは、慌てて、手を合わせて額に当てて拝むようにしながら、女性の胸元に烏帽子を当てるようにすがり付いて、
「神様! 助けてください! そんなきついこといわないでよ! もう、家には帰らない。一歩も戻らない。すぐにここからあなたの家に行くから!」
とまで、言って、しゃがみこんで引き止めようとしました。
 すると、女性は、すがりつく重方さまの髷を、烏帽子のまま引っつかんで、山びこが響くくらいに、ほっぺたをひっぱたいたのです。
 重方さまは、何のことやら分かりません。狐につままれたように、ぽかんとしながら、
「い、痛い! い、一体、な、何を!?」
と、顔を上げるました。そこで女性の顔をしっかりと見たのです。見知った彼の妻の顔がありました。すべて、彼女の演技だったのです。重方さまは驚きで、どうしていいのか分かりませんでしたが、やっとのことで言いました。
「お、おまえは、どうかしてるんじゃないのかっ!?」
「どうかしてるのは、あなたですっ!! あなたは、どうして、こんな、やましいことをするのよっ! お仲間が『こいつはやましいことをするヤツですよ』とうちに来て言うのは、わたしをわざと怒らせようとして言っているんだと思ってたから、まともに取り合っていなかったのよ。…そ、れ、が、本当のことを言っていたなんてね…。分かりました。今日から私のところには帰っていらっしゃらなくて構いませんわ。もし、来たら、このお稲荷様の罰の矢があなたを射抜くことになります。何かこれ以上、言うことがあれば、そのほっぺたを引っかき傷だらけにして、この大勢の人たちの物笑いになるようにしてあげるわっ!」
「お、落ち着いてくれ。おまえの言うとおりだから…」
と、重方はひきつりながら笑顔を作って、なだめようとするのですが、妻は全く許そうとはしません。
 この間、重方さまのお仲間たちは、このような大ごとになっているのを知らないで、山の上の方まで行っていて、
「どうして、重方は遅れてるんだ?」
と、思っておりましたが、振り返ってみると、女性となにやら話しているのを見つけました。仲間たちは
「一体、何をしてるんだ?」
と、走って戻ってみると、そこでは、重方が妻に怒鳴りつけられて、腰を抜かさんばかりになよなよとして立ちすくんでおりました。その時、仲間たちは、
「よくやっちまったもんだ。これで奥さんもいつも俺たちが言っていた通りだって、わかっただろう」
と、笑いながら誉めそやしました。妻はこのように言われて、
「この方たちを見て、これであなたの本心は分かったわ、はっきりとね」
と言うと、ようやくつかんでいた髷を放しました。重方は、烏帽子がぐしゃぐしゃになっていたのを整えたりなどして、逃げるように山へ登って行きました。妻は、重方に、
「あなたは、その想いを寄せている女のところへでも行けば? もし私のところへ来たら、絶対に、足を、へし折る!」
と言って、山を下っていきました。
 さて、その後、重方さまは、そうは言われても、妻を放ってはおけず、家に帰って、いろいろと言い訳をしたり、妻の気に入るようなことを言うと、ようやく妻も怒りが収まってきました。重方さまは、
「あなたは、やはりこの重方の妻だから、このように立派なふるまいができるんだろうなあ」
と、言うと、妻は、
「おだまりなさいっ! このバカッ! 私がいつもどんな様子でいるかも知らなくて、私の声も聞いても誰だか分からなくて、それで、みっともない姿を人前にさらして、笑われたのよ。こんなばかげていることって他にあるかしら? あははっ」
と、重方さまをあざ笑いました。
 それから、この一連の「事件」は、世間に広まって、重方さまは、若手の貴人たちなどに笑われるようになってしまいました。そのため、そのような方がいらっしゃるところでは、顔を隠して避けて通るようになったのです。
 重方さまの妻は、重方さまが亡くなった後、大人らしい落ち着きをそなえた方となり、他の方の奥様になられたと、語り継がれておりますよ。

――――――――――

 『今昔物語集』巻28・第1話「近衛の舎人共稲荷詣でして、重方女に値ふ語」の現代語訳です。この説話は、たいへん良い筋のお話だと思います。場面、人物、展開、どれもがきっちりと作られています。だからこそ、編者は、「嗚呼話」=笑い話を集めた巻28の巻頭話に選んだのでしょう。よく似た話が、いくつもあったのかもしれません。

 まず、舞台ですが、伏見稲荷の初午の雑踏の中。近衛府の若い役人たち(原文「近衛官ノ舎人共」)も、お料理や酒を持参しています。あちらこちらで宴会が開かれていたでしょう。喧騒、笑い声、歌、踊り、などが展開されている場面が浮かんできます。
 その騒ぎの中に、綺麗に装ってそっとたたずむ女性が一人います。雑踏のなかだからこそ、その静かさが浮かび上がったのかもしれません。だから、若い役人たちも目を留めたのだと思われます。しかし、それこそが罠。全て、茨田重方(まつたのしげかた)の妻の作戦でした。まんまと、重方はその罠に引っ掛かりました。妻の思う壺です。

 暴露の場面が面白いですね。さんざんと重方に妻の悪口を言わせた後に、妻は重方の髪を烏帽子ごと引っつかんで、こだまが響くほどのビンタを浴びせるのです(原文「低シテ念ジ入タル髻ヲ、烏帽子超シニ此ノ女ヒタト取テ、重方ガ頬ヲ山響ク許ニ打ツ」)。伏見大社のある稲荷山と「山響ク」を掛けているのでしょう。さぞかしお稲荷様も驚かれたと思います。また、喧騒の中でも響くほどのビンタの音という表現をしているわけです。なんともパワフルです。妻の気の強さが上手く表わされています。

 妻に笑われ、その場に居た人に笑われ、同僚、若手の役人に笑われ、語り継がれてさらに笑われる。重方はひたすらに笑われるという、さんざんな扱いをされています。そして、話末評「其妻、重方失ケル後ニハ、年モ長ニ成テゾ有ケルトナム語リ伝ヘタルト也」で締められています。重方は死んだ後、妻は大人っぽく、落ち着いた人になりました、というのです。
 ここには、重方の浮気心、妻の嫉妬心、笑った人々、それぞれが「良いも悪いも」などという評価は下されていません。『今昔物語集』の基本原則は仏法に則っていますから、「愛欲」や「執着」は強く否定され、禁を犯した者には必罰があります。しかし、本話の出てくる人々については、それらを当てはめていません。罰せられた(もしくは、死後罰せられただろう)などという記述は無く、ただ、現に「あったこと」が語られているだけです。これは、とりもなおさず、本話が「笑い話」だからです。巻28の副題は「付世俗」です。仏法とは一線を画した説話群が収められています。その「宣言文」代わりとして、第1話で、行動や心情が、仏法に支配されることが無い、ただ単に笑える世間話、しかも秀逸な展開の話しが置かれたのでしょう。



 現代語訳には、この本の原文・注釈を参考にしました。


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2008.11.10

できちゃった

 「できちゃった」。
 難問を抱えることばです。ですが、人それぞれにその問題は違うだろうとは思います。
 私が、今回、問題としたいのは、このことばの「作り」です。使う場合は「できちゃった」で一つながりになりますが、いくつかの部分に分けることができると思われるからです。
 では、どこで分ければいいでしょうか。

 一つ目は「でき-ちゃった」だというのは、すぐに分かります。「できる(出来る)」の語幹「でき」が最初の部分になりますね。
 では、次はどこで分ければ良いでしょうか。まず考えるのは「ちゃった」で一つの部分になっているのでは、ということです。しかし、それは、「できちゃう」という非過去の文章が作られることで誤りだと判断できます。最後の「-た」は、完了の助動詞「た」の終止形であり、「-ちゃった」は、非過去用法「-ちゃう」に対する、過去用法になっているのです。よって、「でき-ちゃっ-た」に分けられます。

 前記の二つの間に挟まれた「-ちゃっ-」は一つの語になるでしょうか。見ただけで、不自然だと感じます。どこから解きほぐせばいいでしょうか。完了の助動詞「た」は、五段活用動詞(サ行以外)に接続する場合、その動詞の連用形は音便化するという法則があります。それに当てはめれば、「-ゃっ-」の「っ」は促音便だと分かります。

 では、何の語尾が促音便化したのでしょうか。「ゃる」ということばはありません。「や」が何らかの理由で「ゃ」に変化したとできないでしょうか。「やる(行る)」ということばがあります。「やる」は、「~をする」「~を行う」の意味を持っています。この「やる」が何らかの理由で「ゃる」に変化したのだろうという考えに行きつきます。
 「や」が「ゃ」に変化した原因を、その前の「ち」に求めましょう。この「ち」とは一体どこから来たのでしょうか。「できる」は上一段活用なので、終止形の活用語尾「る」が落ちて、別のものが付いたとしたら、と仮定しましょう。「ち」=/chi/が唐突に出てくるわけがありません。その原型があるはずです。
 接続助詞「て」には、一連の事物が発生するという意味があります。つまり、「でき(る)」と「やる」が続けて起こったことを示すために、その二つの語の間に接続助詞「て」がはさまったということです。

 上一段動詞「できる」の連用形の語幹「でき」+接続助詞「て」+五段動詞「やる」の終止形+完了の助動詞「た」の終止形

という形にまで分割できました。
 最後の仕上げです。「て」と「やる」から、「ちゃっ」を引き出してみましょう。先に書いたように、「っ」は、後の「た」がもたらす促音便です。動詞の連用形が促音便化するので、「やり(行り)」が「やっ」になったということです。
 その前はどうでしょうか。「て」と「や」が連続することで、「ゃ」にしなければなりません。こういう場合は、音から考えてみましょう。「ちゃった」に相当する部分は、「/te-yat-ta/」です。/te/と、/yat/が接続すると、/chat/に変わってしまう理由を考えればいいのです。/y/は半母音で、/ii/と等価の音だとされています。それを当てはめると、/te-iiat-ta/になります。
 ここで、問題点がようやく浮かんできました。/e-iia/と四連母音ができるのです。この四連母音はたいへん発音しにくいものです。そのため、発音しやすい形に変化しやすいのです。/eii/の連母音のうち、/ei/の部分は/ɛ/、後の/i/は、これも発音しにくい連母音を避けるため、子音としての半母音/y/に変わります。これを日本語で発音した場合、「ぇゃ」に近いものになります。
 連母音処理をしたものは、/tɛyatta/と変わります。これは日本語では「てゃった」に近い音です。先程の四連母音と同じく、三連母音も発音がしにくいものです。これを発音しやすい形にするために母音を変化させたいのですが、四連母音のところで母音を変化させるという技を使ったので、もう使えません。その代わりに、邪魔な母音を無くしてしまいます。母音の脱落化です。母音の脱落は、初めの音の母音が無くなるものです。よって、/tɛyatta/の場合、/ɛ/が脱落して、/tyatta/という形になります。日本語発音をすると「てゃった」に変わりました。ここでまた、半母音/y/が母音/ii/と等価だということを使いましょう。/y/の代わりに、/ii/を置いてみます。すると/tiiatta/、「てぃぁった」になりました。現代の日本語では、「ち」は、/ti/とされずに、破擦音/chi/と発音されます。それにより、/tiiatta/は、/chiiatta/になります。ここでまた、三連母音/iia/を元の半母音+母音の/ya/に戻します。すると、ようやく、/chyatta/=「ちゃった」が出来あがりました。
 最終的には、

 「できる」の連用形の語幹「でき」+接続助詞「て」の母音脱落と子音の破擦音への変化+動詞「やる」の語等「や」の拗音化+動詞「やる」の連用形語尾の促音便化+過去の助動詞「た」の終止形

と、分割ができました。

 「できちゃった」はこのように、できちゃっていました。


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