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2007.09.21

Fedora Core導入備忘録

1.フロッピーからしか起動しないのでどうするか…。

 ―初期の環境―
 Panasonic Let's note CF-B5ER
 クリーンフォーマットしたハードディスク。
 BIOSは起動OK。
 USB接続のFDD使用可。
 PCカードを認識してくれない。
 なので、PCカード接続の光学ドライブが使えない。
 LAN内蔵。
 OSにお金を使いたくない。(重要)
 英語が大の苦手。(難点)
 でも、自分は文系。(最大の難点)

 最大の難点が引っ掛かるけれど、unixを導入することにした。
 ネットで調べたら、FDDとネットワークが生きていれば、「ネットワークインストール」というのができるというのが分かった。それで、
 Vine Linux
 Debian GNU/Linux
 FreeBSD
を試してみたけど、どれも上手く行かない。うーん。
と、悩みながらネットを彷徨っていると、「Fedora core 1」に行き当たる。これはフロッピー2枚でネットワークインストールができるみたい。チャレンジ!

 参考
 http://www.dcl.info.waseda.ac.jp/~murata/linux/linux001.html
 Winが動く環境があれば、「rwwrtwin.exe」を入手する。rwwrtwin.exeはディスクイメージ(.img)ファイルをフロッピーに書き込むためのソフト。
 ディスクイメージは2枚分必要。
・bootdisk.img
・drvnet.img
 この2つのイメージファイルをrwwrtwin.exeでフロッピーに書き込む。
 所在
 http://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/fedora/core/1/i386/os/images/

2.ネットワークインストール
 FDDにbootdisk.imgを書き込んだフロッピーを入れて、イーサネットケーブルを接続し、端末を起動。あとは指示に従って、drvnet.imgを書き込んだフロッピーに差し替える。
 途中、インストーラーを英語にするか日本語にするか訊いてくるが、私の端末の場合、日本語にするとハングアップするため、英語にせざるを得なかった。(インストール終了後は日本語表示可能)

3.日本語入力システムのインストール
 無事、システムのインストール終了。でも、日本語が打てないことに気付く。

 参考
 http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/LIN/oss/20040616/145924/

 [メイン・メニュー]―[システムツール]―[GNOME端末]

 #yum install Canna kinput2-canna-wnn6

と入力。

 [システム設定]―[サーバ設定]―[サービス]
 「canna」にチェックを入れて「再起動」

 [メインメニュー]―[システムツール]―[GNOME端末]

 #/etc/init.d/canna start

と入力。
 日本語入力の切り替えは[Shift]+[Space]

4.アップデートを試みる。
 isoイメージを以下のサイトからダウンロードする。「FC-6-i386-disc1.iso」~FC-6-i386-disc5.iso」まで。
 http://ftp.kddilabs.jp/
 http://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/fedora/core/6/i386/iso/

 これらを使って、ハードディスクインストールを試してみる。いきなりCore6なのは、挑戦。それをディレクトリを作ってマウントする
 参考
 http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/671instfc3hdd.html
 http://chiba3.dip.jp/os/fc3.html

 # mkdir /mnt/cdrom
 # mount -o loop /ダウンロードしたフォルダ/FC-6-i386-disc1.iso /mnt/cdrom
 マウントの作業を"-disc5.iso"まで繰り返す。

 どうやら、「vmlinuz」と「initrd.img」というファイルが要るらしい。それをインストール用のディレクトリに入れる必要もあるらしい。

 [メインメニュー]―[システムツール]―[GNOME端末]
 #mkdir /boot/install

 作成した/boot/installディレクトリに上記の2つのファイルを入れる。所在は
 http://ftp.kddilabs.jp/
 http://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/fedora/core/6/i386/os/images/pxeboot/

 /etc/grub.confというのを書き換えなければならないと。その前に、mountコマンドで確認することがあると。GNOME端末を起動して

# mount
/dev/hda2 on /type ext3 (rw)

のうち、/dev/hda2というのが/bootの場所だというのを知っておかなければならないらしい。

 以上を踏まえてgrub.confの書き換え。
 「viエディタ」というのを使うようだ。

 [GNOME端末]―[# vi /etc/grub.conf]

 あれ? エディタが起動しても書き換えができない??
 調べてみるとviエディタは起動時はコマンドモードで編集モードに移るには[i]を入力。編集が終わったら[esc]。保存はコマンドモードで[:wq]。

 操作方法が分かったところで、grub.confの書き換え。最終行に以下を追加。
 title Fedora Core 6 Installer
root (hd0,1)
kernel /boot/install/vmlinuz ramdisk_size=8192
initrd /boot/install/initrd.img

 コケた。再起動したら、「file not found」が出る。???

5.FirefoxとThunderbirdのインストール
 core 6へのアップデートは横において、core 1標準のブラウザとメーラーであるmozillaのFirefoxとThunderbirdへのアップデートを試してみる。
 Firefoxのインストールに関して検索をすると、Fedoraでは

 [メイン・メニュー]―[システム設定]―[アプリケーションの追加/削除]

で、ソフトウェアの変更が行えることが分かる。
 まずは、上記の手順で、標準のメーラーを削除。次にFirefoxをダウンロード。

 http://www.mozilla-japan.org

 現在(07/09/23)ではVer.2系が推奨されているようなので、言われるがままにダウンロードする。続けて、同じサイトで、Thunderbirdもダウンロード。

 ウィンドウ上で右クリックで新しいフォルダを作れた。そこにFirefoxとThunderbirdのダウンロードしたファイルを放り込む。
 ダウンロードファイルは「.gz」という拡張子だが、これはLinuxの標準らしい。ダブルクリックで解凍、そして、中身を選択して、展開。それぞれたくさんのファイルが出てきた。

6.方針変更
 Fedora core 1で遊ぶのを一旦取り止めて、Vine Linux 3.2に再び手を出す。

 http://ftp.kddilabs.jp/Linux/packages/Vine/Vine-3.2/i386/images/

から、"bootnet.img"をダウンロード。このイメージファイルをフロッピーに移して、USB―FDDから起動。インストーラに従って入力。選択するところはほとんどお任せ。ネットワークインストール元は

 http:ftp.kddilabs.jp
 フォルダ:/Linux/packages/Vine/Vine-3.2/i386

を指定。あら、今度は、上手くインストールできた。

 こっちの方が日本語環境が整っているみたいなので、乗り換えることにする。浮気だ。 ただ、この、Vine Linux 3.2はネットワークに繋がっていないと起動しないみたい。そこはちょっと不都合。
 と、思っていたら、設定で起動時にネットワーク無しでも行けることが分かる。

 [アプリケーション]―[システム・ツール]―[ネットワークの設定]
 当該のイーサネットを選択―[プロパティ]
 [コンピュータの起動時に有効にする(S)]のチェックを外して[OK]

 これで起動時に引っ掛かることがなくなる。ただし、ネットワークにつなぐたびに[ネットワークの設定]で[有効にする]にしなければならないみたい。やっぱりちょっと不都合。

 でも、これでVineを捨ててFedoraに戻る理由が無くなった。浮気から本気へ。Vineひとすじで進むことにします。

―――――――――――

 ヤフオクで入手したこの子。もともとは、WinMeが走っていたのですが、操作を誤って、起動ディスクを破壊してしまい、しかもそのまま、フォーマットしてしまったために、再インストールが不可能になっていました。(起動ディスクは通常のMeのものではなくて、そのマシンで作ったものしか使用できない仕様)
 「OS無ければただの箱」とは良く言ったもので、本当にただの箱になりかけていたのですが、以前から興味のあったLinuxのインストールに向かわせるきっかけになってくれました。なんとか動く状態にまでなりましたが、これからLinuxのお勉強の始まりです。
 お勉強の結果、自分にとって実があるなぁと思ったことは、この記事に書き足していく予定です。(07/10/03)


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2007.09.10

やせたければ、これを食べれば良かったはずが

 今は昔のお話だよ。えーと、何て名前だったかなぁ。よくある名前っぽいような気がしたんだけど、思い出せないや。その何とかって人は、三条の中納言さまといって、三条の大臣のお子さまでいらっしゃったんだ。
 その中納言様、頭が良くってねぇ。唐の国のこともこの国の事も、いろいろとよく知っていたし、思慮深くて、肝が据わっててね、「押し」が強かったんだって。
 それに、笙の笛を吹くのが上手いっていうおまけつきさ。そうそう、お金も持っていたんで、家は栄えて、豊かだったんだ。「何高」だろうね。

 ただね…、背が高くって、とんでもなく太っていらっしゃったんだよ。あまりに太っていらっしゃっリすぎて、圧しつけられるくらい苦しかったんだって。それくらい太っていらっしゃりすぎてたんだよ。
 そういうことだから、有名なお医者さんのお家、和気さんのところから中納言さまは人を呼び寄せていいつけたんだ。
「こんなに無茶苦茶太ってしまった。なんとかしてくれないものか。立ったり座ったりするだけで、体が重すぎて、酷く苦しいのだ」
と仰られたので、和気さんは
「冬は湯漬け、夏は水漬けで、食事を召し上げあられるのがよろしかろうかと思います」
ごはんにお湯とか、水をかけて、かさを増して食べれば、その分おなかいっぱいになるからね。よく考えたもんだ。

 この時、六月の頃だったんで、中納言さまは、和気さんを
「それならば、しばらく私の家にいるがよい。その『水めし』を食べてみせるからな」
と仰って、和気さんは、そのまま中納言のお言葉通り、お宅にいたんだって。
 中納言は、家来を呼び寄せて、申し付けたんだよ。

 「いつも食べるようにして『水めし』を持ってきなさい」

 家来はすっと立ち去って、やや時をおいてから、お膳を一つ持ってきて、中納言の前にこれまたすっと置いたんだよ。そのお膳には、箸だけが置かれていたんだ。次にきたのが、それなりの大きさのお皿に白瓜のお漬物、これが三寸くらいので切らないまま十個ほど入ってたんだって。おなじようなお皿に、大きな鮎の漬物の尾頭付きが、これまた切らずに三十匹くらい盛ってたんだって。最後に、大きなお椀が出てきて、お膳に置いたかと思えば、もう一人がでっかい銀の鍋にこれまた大きな銀のさじを突き立てて、たいそう重そうに持ってきたんだって。

 ここまできたところで、中納言さまは、大きなお椀を手に持って、家来に、「これに盛りなさい」とおっしゃんだ。家来は、さも慣れた感じで、そのお椀に、大きな銀のさじで、ごはんをすくいあげて、山盛りに盛って、そのごはんの山の脇にちょろりんと、水を少しだけ入れたんだって。
 そしたら、はじまり、はじまりー。中納言さまはお膳を引き寄せて、おわんを持ち上げると、大きいはずのお椀がそれほど大きくは見えないくらい。余程だね。それで、まず、瓜の漬物を三つ、またたく間に食べて、次に鮎の漬物を、一匹を二口。それで五、六匹ほど、何の気もなしに平らげたんだって。
 そんでもって、例の山盛りの「水めし」だよ。二回くらい箸を動かしたかと思うと、ごはんが無くなってた。そうしたら中納言様「盛りなさい」。お椀を家来に差し出しなさるんだ。

 この有様を見て、和気さんは
「水漬けを召し上がり続けても、このように召し上がるんじゃ、やせるどころか、水漬けをさらさらと勢いよくお口にされるから、なおさら太られるだけだわい…。お手上げだ」
と、言って逃げるように帰る様子は、物笑いの種になったんだって。

 そして、この中納言様、ますます太り続けて、お相撲さんのようになったと語り継がれているよ。

――――――――――

 『今昔物語集』巻28・第23話「三条の中納言、水飯を食う語」の現代語訳です。
 夏と体重には強い結びつきがありますね。最近は特にそのようなことを言う風潮があるように思われます。夏前の雑誌(どちらかというと女性向け)には、「夏に向けて痩せよ」という旨の言葉で題された特集記事がたくさん見かけられました。夏は肌が露出する割合が高いので、痩せたいんでしょう。分かります。分かります
「痩せ=良い」は平安の昔はそうじゃなかった、とするのは多分正解。絵巻物なんかを見ていると、高貴な人は皆さんふっくらと描かれていますからね。
 それも度を過ぎると、痩せなければならないというのが、この説話から分かります。なにせ最後は「お相撲さん(原文だと『相撲人(すまいびと)』)」ですからね。現代のお相撲さんでも日常生活でいろいろと困ることあるというのをテレビ番組などで見聞きしますから、昔の生活では今以上に困っていただろうなというのは、想像が付きます。
 興味深いのが、中納言が太っていたと書き始めるくだりで、原文では、
「長高クシテ、大ニ太テナム有ケレバ、太リノ責テ苦シキマデ肥タリケレバ」
となっているのです。太っているというのがマイナス面として書かれているのと同列で、「背が高い」ことが書かれているのです。とにかく大きな人は好まれなかったようですね。
 そろそろ、暑さが和らいできました。夏バテだと痩せますね。あんまり健康的ではないですが、私は夏バテで結構持っていかれました。夏前にやや体重オーバーだったので、ちょうど良かったのですが、まだ食欲が戻りきれていません。喫茶マウンテンに一度登ったらおなかいっぱいになりますから。


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