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2006.11.30

「4」がいいらしい

 パチンコ屋さんの窓辺は、常にそこそこのネタが見受けられます。

DASSと4様
 「DASS」はパクられのボスでもあります

 あのコーヒー缶の人は、パチンコ店に限らず、いろいろなところでお目にかかることができます。その都度、多少のアレンジが加えられているようです。コレクションしたいとは思うのですが、目立った違いが無いために、集めても今一つ面白味に欠けるような気がいたします。

 4さまもパクられの常連となっているようですね。写真を縮小したので読みにくくなってしまいましたが、「女性専用」で、「ヨン様の椅子」を「4以上でご用意♪」とのことです。
 そもそも、私はパチンコやスロットには興味がなく、タバコが苦手なため、このようなお店に立ち入ることがございません。なので、おそらくパチンコ用語であろう、「4以上」の意味が分かりません。
 そして、「ヨン様の椅子」。他の椅子とは如何様な違いを生じせしめているのか…。非常に興味はあるのですが、残念ながら、私は生物学上は男性に分類されるため、「4以上」でも、その椅子を体感することが叶いません。

 普通は忌み嫌われる「4」の数ですが、こちらでは、きっと、「♪」が付くほど楽しげなモノとなっているのでしょう。冬ソナは一度も見たことがありませんが、なんだか羨ましくなりました。


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2006.11.22

年をとっても元気の秘訣

 今は昔のお話でございます。今はそのようには呼びませんが、昔は、金峰山寺では、最長老の僧を別当と呼んでおりました。この別当には、夏の修行の年数が一番多い者が充てられていたのです。この最長老は「一﨟」とも言います。二番目に修行の年数が多い僧は「二﨟」ということです。

 そのようなころ、ずーっと「一﨟」の別当がいらっしゃったのです。もちろん、かなりのお年を召しておられました。ずーっと「一﨟」の別当がいらっしゃるということは、ずーっと「二﨟」の僧もいらっしゃったということになりますね。
 この二﨟の僧が、ずーっと願っておりました事は、「別当になりたい」ということでした。しかし、年の功の順に列が決まっております。一﨟の僧がご達者であれば、二﨟の僧は二﨟の僧のまま。それで、とうとう二﨟の僧はとんでもないことを思うようになったのです。「くっ、別当め。早く死んでしまえっ! そうしたらわしが別当になれるんじゃい!」と。
 ところが、二﨟の僧の思いとは反対に、別当のそれはそれはお元気なこと。つやつやとして、お年を重ねるごとに、ますますご丈夫におなりになるようでございました。お亡くなりになる気配など、微塵もありませんでした。
 二﨟の僧は、自分の思い通りにならずにやきもきした挙句、ついに、
「別当は八十を過ぎているのに、なんとも無くて、ぴんぴんしていやがる。それなのに、わしは七十にもなってしまった。これじゃ、わしの方が別当になる前に死んでしまうわい。…よし、決めたぞ! …ヤる。殺るしかない。けど、ただ、別当を打ち殺してしまっては、あっさりとわしが犯人だとバレてしまうからのう。うーむ…、困ったわ。…あっ、毒を使ってみるか。こっそりと食い物に毒を仕込んで、殺してしまうのがよかろう。ひっひっひ!」
と、とんでもないこと計画したのでございます。

 もちろん、殺生は仏様の戒めの一番に挙げられることです。「仏様の罰は恐ろしい」と二﨟の僧は思いました。しかし、「このままでいられようか!」という思いが勝りました。とうとう、どのような毒を使えばいいかと思いを廻らすまでになったのです。
「『わたり』という茸を食うと、毒に中って、必ず人は死んでしまうと聞いたことがあるぞ。これを使わん手は無いな。『わたり』を取ってきて、上手い具合に料理して、『平茸でございます』とか言って、別当に食わせよう。死ぬぞ。そしたらようやく死ぬぞ。それでわしがやっとこさ別当になれるんじゃーっ!」

 はかりごとを廻らした二﨟の僧は、「わたり」が生える秋の頃合になって、ひとりで山奥に入って、これでもかというくらいに「わたり」を取ってきたのです。そして、夕方、人に見られないようにこっそりと、取ってきた山ほどの「わたり」を、それと分からないように切って、全部を鍋に放り込んで、美味しそうに炒めたのです。
 翌朝早くに、二﨟の僧は「すぐにお越しください」と別当のところに人をやったのです。すると、別当は杖をつきつつ、すぐに二﨟の僧のところにいらっしゃいました。二﨟の僧は別当に、
「昨日、知り合いから、たいそう美味しいという平茸をいただきました。これを炒りましたので、お召し上がりくださいませ。年をとると、このようなご馳走が欲しくなりますからに」
などと、申し上げたところ、別当はずいぶんとお喜びになられて、「うんうん、これはありがたい、ありがたい」とうなずかれましたので、ご飯を炊いて、例の「わたり」の炒めたのを汁物にして、別当に差し上げたのです。別当は、「わたり汁」をたくさん召し上がりました。もちろん、二﨟の僧はこの「わたり汁」を食べはしません。怪しまれないように、別に普通の平茸の汁を作ってそれを食べたのです。

 しばらくすると、別当は、すっかりと「わたり汁」を召し上がり終わり、湯を飲まれていらっしゃいました。この様子を見た二﨟の僧は、「とうとう、やったぞ!」と心の中で大喜びして、「すぐに別当は『わたり』に中って、食ったものを吐き散らして、頭が痛い痛いと転げまわるぞ」と、まだかまだかと別当を見ておりましたが、一向にそのような気配はありません。
 「これは、おかしいぞ」と思っていたところで、別当は歯が無い口でにっこりと微笑んで仰ったのです。
「この年になるまで、こんなに美味しく料理した『わたり』を食ったのは初めてじゃ」
 これを聞いて、二﨟の僧の驚いたのなんの。全て別当はお見通しだったのです。二﨟の僧は、それが分かり、あまりの恥ずかしさで一言も声が出せずに、自分の部屋に逃げ戻ったのでした。別当は、それをご覧になって、ゆっくりとまた、杖をつきつきお部屋に帰られたのでした。
 なんと、別当は、常々「わたり」を召し上がっていらっしゃり、その毒に中ることがなかったのです。そのことを二﨟の僧は知らずにはかりごとを廻らしたので、すっかり当てが外れたのでした。
 毒茸を食べても中らない人が世の中にはいるのですね。このお話は、その山にいる僧が語ったのを聞き継いで、このように伝わっているのですよ。

――――――――――

 『今昔物語集』巻二十八・第十八話「金峰山の別当、毒茸を食ひて酔はぬ語」を訳してみました。
 「平茸」に似た毒キノコとして「マツタケ目・キシメジ科・ツキヨタケ」というのがあるらしいです。
 原本では「わたり」は「和太利」という字が当てられています。毒キノコにもかかわらず、「和んで、太く、利く」という強壮剤のような名前になっています。だから、「和太利」を常食としていた別当は、80歳を越えても元気溌剌だったのかもしれません。
 だからと言って、くれぐれも別当の真似はなさいませぬように。


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2006.11.12

アメリカンコーヒー専門店

 名古屋市内の喫茶店です。

喫茶うすい
 COFFEE 喫茶うすいです

 「うすい」のです。胃に優しいコーヒーを出して下さるようです。

看板とメニュー
 横にホワイトボードのメニューが…

 おや、メニューが横に置かれていますね。もちろん「ブレンド」「アメリカン」などという分別は為されていないようですが…、

メニュー詳細
 各所に問題ありです

 言葉のマジックが満載なのです。
 「コーヒ―」、「アイスコーヒ―」しか無いのは前述の通りです。その次にご注目ください。

 「紅茶―300.」

 商品名の横にあるのは、長音記号「ー」ではなく、ダッシュ「―」だったのです! すなわち、このお店で提供されているのは「コーヒー」「アイスコーヒー」では無く、

 「コーヒ」「アイスコーヒ」

なのです! 未だ世に知られざる飲み物「コーヒ」がここにはあるのです!
 残念ながら、家に帰って写真を見て、初めてこの事実に気付いたため、「コーヒ」なる飲み物がどのようなものなのか、実物の確認を怠ってしまいました。今度、近くを訪れた際に、こちらのお店におじゃまして、「『コーヒ』体験」をいたしたいと思います。

 初めは「オレン『ヂ』」や、小さすぎる「ッ」、小文字の「」にツッコミを入れようと思っていたのですが、「コーヒ」に全て持っていかれました。

 「トースト―100.」。とってもお安いです。ただ100ドルだったら高いです。「.」の意味するところをはっきりさせるためにも、やはり、決死の覚悟を持って、おじゃませねばならないなと思いました。

―――――

 つづく。


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2006.11.02

尾張名古屋は…?

 かつて「尾張名古屋は城で持つ」などと歌われておりました。

名古屋こそ
 二行目の文字間隔が詰まりすぎ

 しかし、今では全市を挙げて「尾張名古屋は道で持つ」としたいようです。
 助詞「こそ」が実に良く効いていますね。そして、見る者に不安をもたらしそうな大きな空白…。


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