アメリカンコーヒー専門店
名古屋市内の喫茶店です。
「うすい」のです。胃に優しいコーヒーを出して下さるようです。
横にホワイトボードのメニューが…
おや、メニューが横に置かれていますね。もちろん「ブレンド」「アメリカン」などという分別は為されていないようですが…、
各所に問題ありです
言葉のマジックが満載なのです。
「コーヒ―」、「アイスコーヒ―」しか無いのは前述の通りです。その次にご注目ください。
「紅茶―300.」
商品名の横にあるのは、長音記号「ー」ではなく、ダッシュ「―」だったのです! すなわち、このお店で提供されているのは「コーヒー」「アイスコーヒー」では無く、
「コーヒ」「アイスコーヒ」
なのです! 未だ世に知られざる飲み物「コーヒ」がここにはあるのです!
残念ながら、家に帰って写真を見て、初めてこの事実に気付いたため、「コーヒ」なる飲み物がどのようなものなのか、実物の確認を怠ってしまいました。今度、近くを訪れた際に、こちらのお店におじゃまして、「『コーヒ』体験」をいたしたいと思います。
初めは「オレン『ヂ』」や、小さすぎる「ッ」、小文字の「ン」にツッコミを入れようと思っていたのですが、「コーヒ」に全て持っていかれました。
「トースト―100.」。とってもお安いです。ただ100ドルだったら高いです。「.」の意味するところをはっきりさせるためにも、やはり、決死の覚悟を持って、おじゃませねばならないなと思いました。
―――――
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
>つるこさん
ようこそ、いらっしゃいませ。ごまんとあると思われるココログ内を廻られてお目にかかれるなんて、これこそ盲亀の浮木というものです。ご縁ですね。これからも、お目を通してくだされば嬉しいです。
「喫茶うすい」は写真を撮る前から気にはなっていたのですが、「コーヒ」の方は本当に偶然です。ネタはネタを呼ぶものなんだなぁと思いました。
それにしてもあれが「―」(ダッシュ)だったなんて、ほんと、うっかりとだまされるところでしたよ。
あれから何度か、「喫茶うすい」で飲食をしたいがために、撮影したはずの場所を訪問しているのですが、一向に見つかる気配がありません。一体何処で撮影したのか自問して頭を悩ませています。インターネットタウンページでも引っかからないですし、なんなのでしょう、あのお店は? 蜃気楼かと思いましたが、だんだんと桃源郷だったのかもしれないと思うようになってきました。
看板の文字チェックは、最近はクセになっていて、ぼんやりと信号待ちをしていても、あたりの文字に目が行ってしまいます。それで、ネタになるようなものを見つけたときは大喜びで撮影します。車に轢かれそうになったことも何度か…。看板チェックの際は、くれぐれも辺りにお気をつけくださいませ。
投稿: 桜濱 | 2006.12.01 23:45
桜濱さん、はじめまして。
なんとなくココログ内をうろうろしていて、たまたまこちらに辿り着きました。
「喫茶うすい」といい、コーヒといい、それに気づいちゃう桜濱さんといい、ツボど真ん中で大笑いしてしまったもので、思わずコメントしてしまいました。
わたしも街中の看板チェックしてみます。
思わぬところにドラマ?が隠れているもんですね。
名古屋に行ったら是非「喫茶うすい」探ししたいです。
投稿: つるこ | 2006.12.01 17:10
>まゆぞうさん
こちらで濃いコーヒーを出されたら、きっとがっかりすると思います。モーニングセットの有無は関係なく、とにかく薄いコーヒーを出して欲しいです。
>藤田チエさん
「おじゃる丸」はほとんど観たことが無いので、そのようなキャラクターがいるとは知りませんでした。「幸薄い」という言葉が元なのでしょうね。か弱そうです。行動もか弱い。…というか、そのような行動をするから、ますます幸が遠のいていそうですね。
投稿: 桜濱 | 2006.11.17 17:31
「うすい」と聞くと、
おじゃる丸に出てくる
うすいさちよさん(28歳独身)が浮かんできます。
いつも部屋の中でティーパックを干し、お湯に近いぐらいうすい紅茶を飲んでいます。
投稿: 藤田チエ | 2006.11.17 07:21
名古屋は喫茶店が多く、モーニングセットの
豪華さで、過当競争を乗り切っているとおもって
いましたが、初めから、”うすい”と標榜
している喫茶店、経営がどうなっているのか
心配です。
おそらくカフェインの苦手な人がいくのでしょうね。
カップは大きめで。
投稿: まゆぞう | 2006.11.16 20:02
>みんたさん
なるほど「公費」なんですね。気付かなかったですわ。確かに近くに役所があります。
「うすい」は変換すると、いろいろと出てきますね。マンホールは「雨水」、お家は「臼井」さんや「笛吹」さんですね。
「―」は、他が「トーストー」や「サンドイッチー」という新たな食べ物を示している可能性もあるかなと思いましたが、「アイスコーヒ」や「オレンヂジュース」が2行書きになっているので、やはりダッシュで良いのだという結論になりました。
さて、今日は「喫茶うすい」で「コーヒ」と「トースト」を食べようと、出向いたのですが、あるべき所にさっぱり見当たりませんでした。お店自体が消えうせました。インターネットタウンページで調べたのですが、見つかりませんでした。不思議です。あの名前は、お店自体が蜃気楼の如く薄く儚き存在だというのを暗示していたのかもという思いです。
明日か明後日にまた「うすい」を探す旅に出かける予定です。
投稿: 桜濱 | 2006.11.16 01:02
帰ってきた息子が記事を読みまして「役所の人が仕事のときに飲むコーヒーなのではないか」と早速カマしてくれました。親子でおせわになります…
投稿: みんた・追伸 | 2006.11.14 12:39
面白いっ!
町の中のほんの一瞬で通り過ぎてしまうほどささやかな一隅に、ここまで楽しめるものがあるなんて。だから看板を眺めるのはやめられないんですよね~。
「うすい」についてはよく息子が話していたことを思い出させます。横浜では雨水用のマンホールにひらがなで「うすい」と彫られているので、息子の中学時代、仲間うちで「あれは薄井君の家の入り口」という冗談が定番だったという他愛のないかつ失礼なネタです。
伸ばし棒「ー」が多い・足りないというのは、どんなときも力強いお笑いに変化しますね。本当に、ほかの突っ込みどころがどうでもよくなっています。以前、新岐阜の駅中にある食堂が入り口に貼っていた「カルビー丼」以来の破壊力です。
…それにしてもお安い喫茶店ですよね、単位が円ならば。
今回も読んでいて心が明るくなる記事でした。
投稿: みんた | 2006.11.14 12:31