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2006.06.30

今日の「山」登りは「えびピラフスペシャル」&「ココアフロート」

 「スペシャル」。それは特別。
 前々回の記事で、夏みかんが「特別のみかん」の雰囲気を持っていると書きました。「普通のもの」には無い、特別なファクターを見出すことができるのです。

 「喫茶マウンテン」のお品は全てがスペシャルのように見えますが、そのスペシャル揃いの中で、さらに「スペシャル」を冠する「山」があるのです。それが…、

えびピラフスペシャル
 どこがスペシャルなのかを探します

 「えびピラフスペシャル」です。「スペシャル」の中の「スペシャル」ピラフ。
 えびが入っているのだろうということは、当初から予想できたのですが、「スペシャル」部分が何を表しているのか、どう頭をひねっても、全く予想ができませんでした。
 
 そして驚くべきことは、実物を見ても、何がスペシャルなのかが分からないのです。ピラフにえびが入っているのは確認できました。そしてその他に、あさり、グリンピース、玉ねぎの姿があります。
 魚介類仲間として、えびとあさりが手を組んでいるのがスペシャルなのでしょうか。魚介類だけではなく、緑鮮やかなグリンピース、しゃっきりした歯ざわりの玉ねぎのみじん切りが入っているのがスペシャルのでしょうか。
 いや、グリンピース、玉ねぎが入っている他のピラフもあります。では、えび+あさりを指しているのでしょうか。それをスペシャルと呼んでいいのでしょうか。疑問を脳内に駆け巡らせつつ、ピラフをスプーンでひとすくい。

 えびとあさりはシーフードミックスのもののようです。海の香りとやや強めの塩気を感じます。ピラフの味はオーソドックスなコンソメ味、ごはん一粒一粒が油をまとい、ぱらりとしたちょうど良い炒め具合とおります。
 上に「とっちゃり」とかけられたホワイトソースが塩気を和らげて、全体をまろやかな味に仕上げているのは、計算されたものでしょうか。
 福神漬けが添えられていますが、これは他のピラフにも添えられているので、これがスペシャルの由来ということはないでしょう。

 もくもくと完食したものの結局、何がスペシャルなのかは分からずじまいでした。味はいたって普通なのですが、謎が謎を呼ぶお品です。

 食後はココアフロート。

ココアフロート
 「チョコレートフロート」もあります

 いつものことながら、絶妙な技でグラスにアイスが盛られておりました。いつものことながらフローティングはしていません。
 フロートカテゴリーには、「チョコレートフロート」もあります。「チョコレート」と「ココア」、どのような違いがあるのでしょうか…? これまた謎メニューといえるでしょう。
 以前、「チョコレートフロート」のレポートを載せたことがあります。その「チョコレートフロート」と見比べてみてください。

 そうです。盛られたアイスクリームが違うのです。「チョコレートフロート」は、バニラとチョコレートの「ハーフ&ハーフ」、「ココアフロート」はバニラアイスのみなのです。 
 ココアは若干色が薄く、味はカップ自販機のものと似ているような気がします。味も「ちょっと薄いかな」と思いましたが、飲み食べ続けるうちに、溶けたバニラアイスがココアと混じり、ちょうど良い甘さになりました。これも計算されたものなのでしょうか。

 どうやら「えびピラフスペシャル」の「スペシャル」は、ホワイトソースがかけられているからという説が有力のようです。
 他のお品にもホワイトソースがかけられているのに…、何故? 「えびピラフスペシャル」は、いつまでも謎メニューなのです。

 そして、私が制していないフロートは「オレンジフロート」のみとなりました。オレンジジュースのフロートはあまり聞きません。いや、他では全く聞いたことがありません。目にしたことがありません。危険な香りを感じております。


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