春の植物園―花見、木見、瓢見
この春最後の思い出作りに、東山植物園に行ってまいりました。
植物園ですから、桜があるというのは、それほど深く考えずとも分かることです。ですので、桜は二の次。桜以外の何かが見られるの期待して。
市営地下鉄星が丘駅から、徒歩10分ほどで植物園の入り口に着きます。駅から入り口まで、ゆるい上り坂となっており、植物散策前に5割ほどの体力が失われました。失われた5割の力は、美しい植物を見ることで回復を願いましょう。

黄色くて、わーっと咲いている花

健康診断の季節ですので、前日にでもぜひ召し上がってください

白い怪鳥とチューリップ
星が丘門から入った場合(植物園の入り口は3つあります)、最後に目に飛び込んでくるのが…、

あれは、なんだ!?

圧倒されます
でかい木です。桜の木と比較してみてください。あまりのでかさに圧倒されます。さすが植物園の木! 園外の植物とは一線を画した、植物のエリートっぷりを見せ付けています。

数千年の歴史!
縄文杉! これがあの有名な縄文杉! 教科書で見たものが、いまこの瞬間、眼前にそびえ立っているのです。

軽量鉄骨、モルタル仕上(一部FRP)
…不動産屋さんで見たことのある言葉です。
「そりゃ、そうだよなぁ。あるわけねぇよなぁ」
私の横にいらっしゃった紳士が、私の想いを汲み取って下さいました。
…
「これで、植物園散策はおしまい」と思ったところに、実に魅惑的な単語が目に留まりました。

ひょうたん展
迷わず、展へと足を向けました。
展のひょうたんは、もちろん生ではなく、飾り用の乾いたひょうたんです。水につけたり、乾かしたり、干したり、磨いたりして、よい飾りひょうたんを作るはずです。志賀直哉の『清兵衛と瓢箪』に、そんな風にして作ると書いていたような覚えがあります。
能書きはこれくらいにいたしますので、とにかくすごいひょうたんをご覧下さい。

居並ぶひょうたん
これ、全部…、

お坊さんと女房
百人一首が描かれているのです!すごい!

飛び跳ねてます
ひょうたんを滝に見立てて、鯉を登らせています。縁起が良いです!すごい!

駄洒落と思わないようにしましょう
六個のひょうたんで「六瓢」。イコール「無病」。掛け言葉です。これまた縁起が良いです。すごい!
このように、古典っぽいひょうたんもあれば、時代に即したポップなひょうたんも展示されていました。

「キ」さんのみエントリー
いまだに人気の覚めやらぬ万博のマスコット「キ」さんが、ここにも顔をだしていらっしゃいました。目が少し怖いです。しかし、なぜかその相方は「モ」さんではなく、ややマイナーな中部国際空港のマスコットキャラでした。

世界一有名
あまり深くは触れませんが、ひょうたん界でも人気のようです。

やっぱり世界一有名
また、登場されていらっしゃいます。やはり人気のようです。でも、右のひょうたんは…?

世界一の説明書
!! バウワーでしたかっ! この手書きの説明書が無ければ、三日三晩悩み続けるはめになるところでした。カスタマーサポートがしっかりしています。
こうして、ひょうたん鑑賞をしていると、あちらこちらで、
「これは色使いが派手すぎるな」
「つやが…」
「形がもうすこし…」
などという会話が交わされていました。奥深きひょうたん界です。
しかし、私のような、ひょうたん歴1日の人のために、「一から分かるひょうたん解説」のパネルも用意されています。

10分でわかるひょうたん講座
ひょうたんといえば、お酒の入れ物のイメージが強いですが、広く世界に目を遣ると、飲み物入れ以外にさまざまな使われ方がされているのです。

9/100の使われ方
宮古島のカモは、ひょうたんに誘われてしまうのです。実に悲哀に満ちた使われ方ではありませんか。
ほかにも、この使い方や、その使い方、そしてあの使い方が目に付きますが、目に付けておくだけにして、感想は御免蒙らせていただきたく思います。
『清兵衛と瓢箪』には、ひょうたん愛好家のお金に糸目をつけないさまが書かれています。展をちらりと見ただけですが、その気持ち、分かるような気もいたします。見て、触れて、カモを捕まえたくなりました。いつか、お金に余裕ができたとき、素敵なひょうたんを手に入れたいと思います。

天まで届け、金ひょうたん!

もちろん桜も見ましたよ
――――――――――
やっと、絵を下にやることができました。
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コメント
>みんたさん
東山動物園は日本初コアラで有名ですね。コアラ舎は大きかったですよ。…コアラ見てくるの忘れてました。せっかく行ったのに…。
その点、植物園はそのような大物がいないので、目立たないですが、とっても綺麗なところでした。今回、写真でご紹介した以外にも、素敵な植物満載でした。
縄文杉は、とてもレプリカとは思えない素晴らしい作りでした。ある意味、本物を見るよりも衝撃だったかもしれません。こうしてネタにもできましたし(笑)
それぞれの植物の脇には、ワラビのようなプレートがつけられていましたが、黄色い花のは見落としてました。レンギョウにはそのような意味があるのですね。近々、再訪する予定(ネタあつめ)ですので、プレートを見落とさないようにいたしますね。
>植物も展示品も、いつものスイーツやなにやらにされるのと同じく丁寧で優しくて格調高いのにお茶目な表現で、ひさしぶりの桜濱さんの文を堪能したなあと思います。
うわーっ!大変なお褒めの言葉、本当に感謝いたしますーっ! これほどまでに文章を
前回、あのような絵をお見せいたしましたのを、心より恥ずかしく思います…。
それと、みんたさんのお言葉で気が付いたのですが、過去10記事中、8記事が食べ物に関係していました。8割が食欲でした。まさかこれほどまでに食べ物に捉われていたとは! 「アカデミックくいだおれブログ」のくいだおれ部分が突出しておりました。アカデミックをもうちょっと増やさねばと、心に誓った次第でございます。
投稿: 桜濱 | 2006.04.14 00:06
すてきなところですね。
動物園のほうの評判はよくきくのですが、植物園は存在を知るのもはじめてかも…名古屋の皆様に失礼でしたね。
縄文杉が本物でないのは少し残念ですが、こんなレプリカを作ってしまうエネルギーのほうに驚きますから、がっかりには至らないかも。
黄色い花は時期的にレンギョウでしょうか。日本人が桜を愛するように韓国の方々が愛する花だと、故鷺沢萠が書いていましたっけ。桜と両方そろうと本当に春らしい眺めで心洗われます。わかってるなあ、東山植物園…。
植物も展示品も、いつものスイーツやなにやらにされるのと同じく丁寧で優しくて格調高いのにお茶目な表現で、ひさしぶりの桜濱さんの文を堪能したなあと思います。ごちそうさまでした(ナニ!?)…
投稿: みんた | 2006.04.12 00:29