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2006.02.03

今日の「山」登りは「マカライスハンバーグ」&「エメラルドカクテル」

 通常、年度末と言えば、3月末です。しかし、大学機関においては今が年度末。実際の事務手続きでは3月末ということになるのでしょうが、学生にとっては今が年度末となります。
 年度末。これから長い春休みが始まるのです。「これから楽しい春休み〜。宿題もない春休み〜」と小学生の皆様は思われることでしょう。しかし、大学生にまでなってしまうとそうはいきません。長〜い、春休みの前には、長〜いレポートを書くようにという命が下るのです。

 疲れました。まだ終わっていませんが、疲れました。芯が抜けたようになっています。ここいらで一つ、どしんと体の内部にエネルギーを与えたいです。何か力の沸くような…。遥かなる大地のような…。母なる山のような…。山のような…。山…。

「山」看板
 「マ」が隠れてしまっているし

 久しぶりに「山」登りです。でも、山にたどり着いた時点で、もうへとへとになりました。写真の中心もずれてしまっています。

 今日は、急に思いついた「ふと『山』登り」なので、何をオーダーするのか、なにも決めていません。店員さんから渡されたメニューを眺めます。何か力のつくようなモノをっと…。

 あっ、なんということをっ!

ケされたヤツら
 スパからの抹消

 スパゲッティーカテゴリーから、二つの品がメニューから抹消されていました。以前メモを取っておいたものと見比べたところ、トマトソースの「サボテンスパ」、その他の「納豆サボテン玉子とじ」が消されたことが判明しました。

 嗚呼!なんということでしょう!! 「山」から「サボテン」が消されるなんて!

 これは、季節の問題なのか、味の問題なのか、入手経路の問題なのか…。どの可能性もありえます。
 「納豆サボテン玉子とじ」は近いうちに登ろうと思っていただけに、残念でなりません。何とか復活するよう、皆様お祈りいたしましょう。

 削除メニューを気にしながらも、どしんと一撃強烈なものを腹に叩き込みたいという思いを抑えることができません。強烈な一撃ということから、肉方面に向かうことが決議されました。さて、肉っぽいもの。肉っぽいもの…と。

 ハンバーグ

 子供から大人まで人気の高いこのメニュー。もちろん「山」でもいただくことができます。以前いただいたモノでは「大人のお子様ランチ」に使われておりました。ただ、「てこね」とか「牛ミンチと豚ミンチの配合を厳選した」とか「パン粉は特別になじみのパン屋から譲り受けている」という風合いは、あまり感じることができませんでした。むしろ、「温めてから、袋から出す際に火傷に気をつけました」という感じのものです。それはそれで、たまに食べるとやたらと美味しく思われるものです。
 それで、ハンバーグ入りでお腹に一発叩き込めそうなモノとの基準で選んだのは、

 「マカライスハンバーグ、お願いします」

 良く分かったのは、「ハンバーグが入っているらしい」ということだけです。それ以外が見当が付きません。察しの早い方は、他に入っているものが、何かがお分かりになられたはずです。しかし、私は気付きませんでした。「『摩訶不思議』なものが入っているのかも。ワクワクするな」と待ち構えたのです。脳の働きが鈍っていると、余計なワクワク感を味わえるのが、お得ですよ。

 15分後、やってきた「摩訶不思議」な「ライス+ハンバーグ」は、

マカライスハンバーグ
 「マカ」は不思議じゃなかった

 あぁ、そうか…。マカロニのマカなのね。推して知るべきことでした。ワクワク感は山のかなたを越えていきました。

 「マカライスハンバーグ」の基本は、既成のミックスベジタブル(コーン、ニンジン、グリーンピース)とたまねぎのみじん切りが入った塩気がやや強めのコンソメ味ピラフ。たまねぎはややしゃりしゃり感を残して炒められています。
 そうそう、たまねぎと言えば、今回は珍しく「芯」部分が入っていませんでした。芯入りに慣れつつあっただけに、なんだか物足りなかったですわ。

 「マカ」担当の「マカロニ」には、貝殻の形のコンキリエと、ねじられ、溝が入れられているチェレンターニが使われています。その形ゆえに、ソースがよく絡みますよ。このショートパスタは茹でられた後に、ごはんと一緒に炒められております。

 上に載せられた3つのハンバーグは、直径約55mm、厚さ約15mmのミニサイズ。これは「大人のお子様ランチ」に使われているものと同じでしょう。冷凍食品、もしくは真空パック式のモノの食感で、練り物っぽく、肉がみっしりと寄せ集ったような食感です。

 さらにその上には、赤茶色のトマトソースが半掛けされています。これにはわずかながらもひき肉が入っているようで、ハンバーグとはまた違う肉っぽさに感涙です。
 ただ、このソース、やけに味が濃密です。ピラフの味の濃さを上回るほどの力強さ。この味は肉汁のものでしょうか。初めのこの強烈な一撃(これぞ今回求めていたものです)があり、そのあとを追いかけてトマトの香りがたち現れます。それゆえ口に入れた瞬間はトマトソースなのかなんなのか分からなかったくらいです。

スプーン版マカライスハンバーグ
 スプーンの上での「マカライスハンバーグ」状態

 これは「救いメニュー」どころか「旨いメニュー」に入れてもいいくらいでしょう。ただ、コショウがかなり効いていて、次第に舌がぴりぴりしてきます。でも、それも許容範囲内。辛口に入るほどではありません。それを見越してか、福神漬けが添えられています。なんといい口休めでしょう。サービスが行き届いています。

 完食後、消えたメニューに思いをはせながら、店内をぼんやりと見ておりますと、ある変化に気付きました。
 マウンテンにはメニュー外メニューとでも言えるものがあります。おそらく、試作段階にあるものなのでしょうが、普通のメニュー表に載っていないモノが、店内の張り紙やポップに書かれています。
 そのポップが変わっていたのです!それがこちら。

エメラルドカクテル・ポップ
 縁に細かく「エメラルドエメラルド…」と書かれてある

 カクテル【cocktail アメリカ】
 (1)ウィスキー・ブランデー・ジン・ウォッカ・リキュールなどの洋酒をベースとし、シロップ・果汁・炭酸飲料・香料・氷片などを混合した混成酒。アメリカから始まった。混合酒。コクテール。
 (2)いろいろなものを混ぜあわせたもの。「フルーツ・―」「―光線」
 (岩波書店『広辞苑 第五版』より)

 「エメラルドカクテル」…。緑色だろうなということしか想像が付きません。ドリンクメニューらしいということは分かりますが、「(ノンアルコール)」と書いてあることで、(1)には該当しません。それなら(2)の意味のモノなのでしょうか…。

 「いろいろなものを混ぜあわせたもの。」

 …意を決して、お水のお代わりを持ってきてくださった店員さんに注文します。

 「エメラルドカクテルを追加でお願いします」
 「エメラルドカクテル…ですか?…はい、分かりました」

 なんだか、不審感が伝わってきました。私はポップの幻をみていたのでしょうか。すると、オーダーを受けた店員さんの声が、厨房の方から聞こえてきました。

 「新しいのできたんですね」

 店員さんもご存じなかったの!? すごい新しすぎるほど新しい品ではないですか。注文して良かったです。

 数分後、「エメラルドカクテル」の到着です。「シャカシャカ」という音は一切聞こえてきませんでした。(2)の可能性が高くなってきました。

エメラルドカクテル
 緑色は当たっていた

 上と下で色が違っています。なんだか綺麗。ミスドで期間限定販売されいた「フルーツティ」のようです。あれは美味しかったなー。期待が高まります。
 それでは、まず、上の色の薄い部分から行ってみましょう。

 うっ!

 イメージと違うっ!

 これ「ニッキ」の味がする!「ニッキ水」だ、コレ!
 それじゃ、下の色の濃い部分は?

 うっ!

 あま〜いっ!そして、薬の味がするっ!しかもニッキのそこはかとない香りもにじんでしまっていますよ。
 これの飲み方は、最初に思いっきり「ガシャガシャガシャガシャッ!!」と勢いよくかき混ぜて、味の均一を図るとともに、氷で味を薄めるのが正しいようです。「カクテル」はセルフサービスだったのですね。
 しっかりと混ぜ合わされた「エメラルドカクテル」は、ニッキのきつさが薄れ、甘味もほどほど、いくらか飲みやすくなります。「いくらか」ですが。
 ミレーフライが救いになります。

 お会計を済ませようと、レジに向かうと、

黒酢ジュース
 話題の黒酢ジュース 350円

 「のみやすくてからだに(・∀・)イイ!!」って、書いています。「マウンテン」がお客さん「体の良さ」を気に掛けてくださるようになったみたいです。

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コメント

>みんたさん
 体調を崩されていらっしゃるのですか。インフルA型が流行っているらしいですね。ご自愛下さいませ。
 体調不良時に「山」のモノの写真を見るのは、お体に障りはしないかと、心配です。

 「炭水化物+炭水化物×たんぱく質」はかなりのボリューム感でしたよ。普通に美味しかったです。洋風そばめしといった感じでした。

 去年まで、冬でも元気に育っていた「山」のサボテンは元気すぎていたのですね。
サボテンハウスは白い幕が掛かっていて、中をうかがい知ることができませんでした。人に見せられない姿になっているのでしょうね…。

 夏には再開するらしいので、気長に待つことにいたしましょう。

投稿: 桜濱 | 2006.02.06 02:12

お久しぶりです。
やはり山はパンチがありますね。体調不良などで書き込みを失礼しているときでも、フラフラとコメントしてしまいます。(苦笑)
今まで見せていただいたレポからすると、本気でメニューが多いのですね。今回のライスは「デンプン二乗か~でも美味しそう」と思えたのですから、見慣れるっておそろしい。今年は食べられるでしょうか…。

サボテンは元々寒い時期には休眠します。凍るのを防ぐため吸水をやめて体液濃度をあげるので、食べると苦味などがきついことが多いです。
今年は早い時期から寒くなってしまったので、我が家のサボはそれでも霜や雪で焼けてしまいました。山のサボたちもたぶん、木の大きさはそのままでも一見して料理に向かない状態になっているのでしょう。
サボ好きとして、食べておかねばと思ったのにしばらくかなわないのは残念ですが待ちます。
いつも貴重な情報をありがとうございます。

投稿: みんた | 2006.02.05 01:56

>リムさん
補足していただき、どうもありがとうございます。インサイダー情報ですよね(笑)

まだ、登山歴11ヶ月ですので、昨年の冬のサボ
テンの状態が分からないのが、心もとないところですが、サボテンが消えていたという形跡はなかったように思われます。

今年の名古屋の冬には、「山」のサボテンであっても、さすがにきつかったのでしょうね。

投稿: 桜濱 | 2006.02.04 19:11

>★香音★さん
ようこそ、いらっしゃいませー。最近更新間隔が開き気味なのが、申し訳ないです。★香音★さんは毎日更新ですよね。いつも「すごいな~」と思っておりますわ。

「山」ではマカロニが結構使われているんですよ。「マカ」が「マカロニ」だと、すぐに気付いてしかるべきでしたのに…。まだまだ甘いです。

>とあるコイン洗車(セルフ洗車?)のところに立っている旗の文字
ふふふっ。気付いていましたよ~。微妙なダジャレ具合に腰が砕けそうになりました。そのうち、写真コネタ集みたいな記事のときに使おうかなと思っておりましたわ。

今年も、不定期な更新になるでしょうが、その分、厳選したネタを放出したいと思っておりますので、よろしくお付き合いくださいませー。

投稿: 桜濱 | 2006.02.04 19:07

桜濱さんのレポートを受けて、
少し補足をしておきました。

サボテン消滅は意外でしたねぇー。
去年は冬を越せてたように思うんですが・・・(笑)

投稿: リム | 2006.02.04 10:37

桜濱さん♪コメントはご無沙汰しちゃってました…ごめんなさいっ(><)

さてさて、山!!
相変わらずな不思議っぷりメニューですね~w
マカがマカロニとは…(^^;
やっぱりコワくて登頂できないダメダメナゴヤンです(^0^;

そういえば…桜濱さんの行動範囲内になるかと思うのだけど、とあるコイン洗車(セルフ洗車?)のところに立っている旗の文字が、通る度に気になってなりません…。
桜濱さんなら上手くコネタにされるんだろうな~…なんて通る度に思っていますw(^^;
既にご存知だったりして!?

今年もウィットに富んだ桜濱さんの記事…楽しみにしています!!どうぞよろしくね♪

投稿: ★香音★ | 2006.02.04 02:33

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受信: 2006.02.04 10:26

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