季節先取りの「春小玉」 お味は「チ」
センター試験が終わりました。大雪や、英語リスニング機の不調などの混乱があったようですが、受験生のみなさまは、これで一段落ついたことでしょう。でもまだ、二次試験や私立大学試験もありますし、センター試験の結果採用の学校にしても、結果発表はもう少し先。「サクラサク」日は、あとちょっと待たねばなりませんね。
そして、実際の「桜咲く」日も、今年は遅くなりそうです。毎日のように伝えられる大雪のニュースに、春の訪れが遅くなることを予感させられます。
そんな、春未だ遠い1月半ば、ミスタードーナツは一足早く、柔らかな春を感じさせてくれる新商品「春小玉」の発売を開始しました。
「春小玉」2タイプ
「春小玉」は、「黒糖くるみ」「さくら」「抹茶」の3種類となっていますが、「さくら」と「黒糖くるみ」の組み合わせの「さくらびより」、「抹茶」と「黒糖くるみ」の組み合わせの「抹茶びより」の二つのタイプで発売されています。
「春小玉」の形態は、生地+ホイップクリーム+トッピングとなっており、生地とホイップクリームは3種類共通、違いはホイップクリームの上にまぶされたトッピングによるものです。
3層に分かれています。写真は「さくら」です
ベースの生地は黒糖味。甘味は抑えられていて、柔らかな味わいです。外側はさっくり。このさっくり具合は「オールドファッション」に似ています。中はふんわりとしていて、パンケーキのよう。黒糖味にぴたりと合う食感ですわ。
ホイップクリームには、あずき粒が混ぜ込まれていて、和風のいい香り。冷たくないあずきアイスのような風味です。生地に比べると、甘さはやや強め。生地と一緒に食べると、ちょうど良い甘さとなります。
春小玉 さくらびより
「さくら」のトッピングは、「バタークランチ」と同じようなしゃりしゃりとした歯ざわり。ほのかに香るさくら風味は、桜餅や桜茶のそれ。ほんわりとした、まさに春を思い起こさせる甘さです。
ただ、そのほのかな甘さのために、ホイップクリームの甘さの方が強く出てしまっていましょうか。最初に、あずきの香りと強い甘さ、最後の最後で「すぅっ」と軽く、さくら風味が現れたかなと思う間もなく、さくらの姿が薄れていきます。「もう少し、さくらトッピングの味が強くても良かったかも」と思いました。
「抹茶」も「さくら」とほぼ同じ印象です。上のしゃりしゃりのトッピングだけをすくい取って、口に運ばないと、抹茶の風味が分かりにくいです。また、抹茶味のお菓子はよく見かけるため、「さくら」ほどの目新しさもないかしら。
春小玉 抹茶びより
「春小玉」の一番の注目は、「黒糖くるみ」です。カリカリのくるみトッピングは、黒糖でコーティングされていて、甘さもしっかり、歯ごたえもしっかり。香りもしっかり。ホイップクリームに負けない味の強さを出しています。「さくら」や「抹茶」のトッピングのように、他に同様のトッピングのドーナツが無いだけに、目新しさもばっちり。「くるみ+小豆ホイップクリーム+黒糖生地」の全てを一緒に口に入れても、過不足無く、それぞれの味を感じることができます。第一印象は「納豆に似ている」でしたが、味は全然違いましたわ。
「春小玉」というだけあって、一口サイズ。付属のフォークを使えば、クリームやパウダーシュガーが手に付くことなく、「ぱくりっ」とできますよ。
パッケージもピンクと黄緑の春らしい中間色で、かわいらしいです。ドーナツ自体の繊細なデザインと相俟って、ショーケースに数多のドーナツが居並んでいても、思わず目が惹かれることでしょう。
実際にはまだまだ先にある春を感じさせてくれる三つの小玉。CMもさぞかし、しっとり、落ち着いたものなんでしょうね。…と思いきや。
何かの見間違い?
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ほぼ、2週間ぶりの更新になりました。今しばらくは更新頻度が落ちると思います。
次回は「misdo Licca」コラボレーションバッグのことを書きたいと思っておりますが、時間がちょっと厳しいです。「半そで甘党Tシャツの九州男児+70年代風のカラフルなバッグ」の似合わなさっぷりをご覧いただきたいのですが…。3種類全部似合わないです。
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