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2006.01.23

季節先取りの「春小玉」 お味は「チ」

 センター試験が終わりました。大雪や、英語リスニング機の不調などの混乱があったようですが、受験生のみなさまは、これで一段落ついたことでしょう。でもまだ、二次試験や私立大学試験もありますし、センター試験の結果採用の学校にしても、結果発表はもう少し先。「サクラサク」日は、あとちょっと待たねばなりませんね。

 そして、実際の「桜咲く」日も、今年は遅くなりそうです。毎日のように伝えられる大雪のニュースに、春の訪れが遅くなることを予感させられます。

 そんな、春未だ遠い1月半ば、ミスタードーナツは一足早く、柔らかな春を感じさせてくれる新商品「春小玉」の発売を開始しました。

春小玉 2タイプ
 「春小玉」2タイプ

 「春小玉」は、「黒糖くるみ」「さくら」「抹茶」の3種類となっていますが、「さくら」と「黒糖くるみ」の組み合わせの「さくらびより」、「抹茶」と「黒糖くるみ」の組み合わせの「抹茶びより」の二つのタイプで発売されています。

 「春小玉」の形態は、生地+ホイップクリーム+トッピングとなっており、生地とホイップクリームは3種類共通、違いはホイップクリームの上にまぶされたトッピングによるものです。

春小玉断面
 3層に分かれています。写真は「さくら」です

 ベースの生地は黒糖味。甘味は抑えられていて、柔らかな味わいです。外側はさっくり。このさっくり具合は「オールドファッション」に似ています。中はふんわりとしていて、パンケーキのよう。黒糖味にぴたりと合う食感ですわ。

 ホイップクリームには、あずき粒が混ぜ込まれていて、和風のいい香り。冷たくないあずきアイスのような風味です。生地に比べると、甘さはやや強め。生地と一緒に食べると、ちょうど良い甘さとなります。

春小玉 さくらびより
 春小玉 さくらびより

 「さくら」のトッピングは、「バタークランチ」と同じようなしゃりしゃりとした歯ざわり。ほのかに香るさくら風味は、桜餅や桜茶のそれ。ほんわりとした、まさに春を思い起こさせる甘さです。
 ただ、そのほのかな甘さのために、ホイップクリームの甘さの方が強く出てしまっていましょうか。最初に、あずきの香りと強い甘さ、最後の最後で「すぅっ」と軽く、さくら風味が現れたかなと思う間もなく、さくらの姿が薄れていきます。「もう少し、さくらトッピングの味が強くても良かったかも」と思いました。

 「抹茶」も「さくら」とほぼ同じ印象です。上のしゃりしゃりのトッピングだけをすくい取って、口に運ばないと、抹茶の風味が分かりにくいです。また、抹茶味のお菓子はよく見かけるため、「さくら」ほどの目新しさもないかしら。

春小玉 抹茶びより
 春小玉 抹茶びより

 「春小玉」の一番の注目は、「黒糖くるみ」です。カリカリのくるみトッピングは、黒糖でコーティングされていて、甘さもしっかり、歯ごたえもしっかり。香りもしっかり。ホイップクリームに負けない味の強さを出しています。「さくら」や「抹茶」のトッピングのように、他に同様のトッピングのドーナツが無いだけに、目新しさもばっちり。「くるみ+小豆ホイップクリーム+黒糖生地」の全てを一緒に口に入れても、過不足無く、それぞれの味を感じることができます。第一印象は「納豆に似ている」でしたが、味は全然違いましたわ。

 「春小玉」というだけあって、一口サイズ。付属のフォークを使えば、クリームやパウダーシュガーが手に付くことなく、「ぱくりっ」とできますよ。

 パッケージもピンクと黄緑の春らしい中間色で、かわいらしいです。ドーナツ自体の繊細なデザインと相俟って、ショーケースに数多のドーナツが居並んでいても、思わず目が惹かれることでしょう。

 実際にはまだまだ先にある春を感じさせてくれる三つの小玉。CMもさぞかし、しっとり、落ち着いたものなんでしょうね。…と思いきや。

 「チッチキチッチッチーッ、ミスタードーナッツ!」

 何かの見間違い?

――――――――――

 ほぼ、2週間ぶりの更新になりました。今しばらくは更新頻度が落ちると思います。
 次回は「misdo Licca」コラボレーションバッグのことを書きたいと思っておりますが、時間がちょっと厳しいです。「半そで甘党Tシャツの九州男児+70年代風のカラフルなバッグ」の似合わなさっぷりをご覧いただきたいのですが…。3種類全部似合わないです。

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2006.01.10

今年の「山」登り初めは「甘口抹茶小倉スパ・ダブル」など

 1月7日は七草です。七種類の若草をお粥に入れて、味の濃いおせち料理や、宴の酒で疲れた胃腸に安らぎを与える日です。

 その七草の日に、あるオフ会が開かれました。「登山会」という名の。

 「奇食の館」のリムさん主催の「登山会」ももう3回目。今回の趣旨は冬季限定(正確には夏季を除いた季節限定)の「甘口いちごスパ」をみんなで頂こうというものです。

 私は当日、都合により15分ほど遅刻して入山しました。既に参加者の皆様は、注文の品を決めていらっしゃいました。ほとんどの方が趣旨通りの「甘口いちごスパ」です。

マウンテンのお正月
 鏡餅の左にある子供は何?

 さて、ここが悩みどころです。先月末、登り納めと、黒帯記念に「甘口いちごスパ・ダブル」いただいていたため、連続して同じスパを食べるのはためらわれました。
 よし、それなら…、

 「甘口抹茶小倉スパ。ダブルでお願いします」

 「甘口いちごスパ」のピンクと「甘口抹茶小倉スパ」の緑のコントラストでテーブルを鮮やかに彩り、また、通常量とダブルの比較をしたかったためです。

 「甘口いちごスパ」×8、「おしるこスパ」×1、「甘口バナナスパ」×1、「甘口抹茶小倉スパ・ダブル」×1と、各々が甘口スパを一品ずつ頼むという、チャレンジ精神溢れすぎているオーダーとなりました。さすが「奇食の館」愛読者の皆さん、何が必要かよく分かっていらっしゃいます。

 厨房にオーダーを通す店員さん。

 「〜〜〜、抹茶・ダブル、ワン。

 なぜか、私の注文だけをやたらと大きな声で通されたのです。拡がる失笑。恥ずかしい。

 オーダーから約15分後、次々とピンクの山が運ばれてきました。いままで見たこと無い光景のできあがりです。

甘口いちごスパ×4
 こんな絵、初めて見た

 さすが皆さん、何が必要か良く分かっていらっしゃいます。
 全部で8皿の「甘口いちごスパ」は豪華絢爛。初春にふさわしい艶やかさです。

 そして、最初の「甘口いちごスパ」が運ばれてから、さらに10分後、見覚えのある「取っ手付き大皿」が現れました。

甘口抹茶小倉スパ・ダブル
 飾りが多いよ

 おーっ、通常量の「甘口抹茶小倉スパ」よりも飾りつけが豪華ではありませんか! 以前いただいた「甘口抹茶小倉スパ」のトッピングは、「小倉あん、生クリーム、缶詰の黄桃とチェリー」でしたが、「ダブル」ではさらに「キウイ、いちご、パイン」が加わっています。「山」のフルーツが総動員されています。
 それら豪華なトッピングの下には、懐かしくも毒々しい緑のスパが、どしりと腰を下ろしています。七草粥の緑色とは大違いです。

 胃腸を休める日に、それとは逆ベクトルのものが目の前に置かれています。…「ショック療法」と考えることにいたしました。…ん? いや、違うぞっ!

 「チェリー、いちご、黄桃、キウイ、パイン、小倉あん、生クリーム」!

 なんとしたことでしょう。スパの上には7種類のものが乗っているではありませんか。これは「ショック療法」などではなく、「マウンテン風・七草」と見るべきだったのです。

 それにしても、でかい。前回の「甘口いちごスパ・ダブル」よりも、迫力があります。暗色系だからでしょうか。地に足がしっかりとついているような様子です。

他の甘口スパとの比較
 遠近法ではないです

 さて、久々の「甘口抹茶小倉スパ」です。しっかりじっくり味わいましょう。
 このスパは、小倉あんの対策に誤りがあると、非常に登りにくくなります。あんをスパに絡めてしまうと、逃げ道が無くなる甘さとなるのです。あんことスパを別々に食べると「いくらか」楽に登り進めることができます。
 生クリームをまとったスパは、抹茶飲料(抹茶オレや抹茶豆乳)のようなクリーミーさ。甘さの中にほんの少しの渋みと苦味。やっぱり美味しいです。さすが看板商品ですね。
 5合目ほどまで登ったところで、体の変化に気付きました。異常に暑いのです。汗が二筋三筋、背中を流れ落ちる。

 来たっ。「糖」が来たぞっ。

 血糖値の急激な上昇のせいでしょう。暑くてたまりません。セーターを一枚脱いで、腕まくり。「ふっ」と一息ついて、残りの山を登り続けます。

 そして、登山開始から17分後。

甘口抹茶小倉スパ・ダブル単独登頂成功
 さすがにおなかいっぱい

 単独登頂成功しました。今回は油が少なく、また舌休めのフルーツの種類が多かったため、当初予想していたよりは登りやすかったです。ただ、大量の小倉あん攻めには、やや手こずりました。掘っても掘っても、小倉あんの壁が無くならないんですもの。

 そして、参加者の皆様、それぞれ完食です。さすが皆さん、何が必要かよく分かっていらっしゃいます。

 この様子を見て、リムさんは一品追加注文されました。「マンゴスペシャル(辛口)」。
 数分後届いた太陽のごとき、目にまばゆい氷山を、私も一口いただきました。

 「コレ甘いですよ。ぜんぜん辛くな……いっ!」

 痛い。舌が痛い。咽頭が痛い。喉頭が痛い。あちこち痛いっ。わざわざ「(辛口)」と注記するだけの威力を見せてくれました。甘い香りには罠が潜んでいたのです。もう食べたくありません。私は甘口専門で行くことにいたしますわ。

 その「マンゴスペシャル(辛口)」も勇士たちに制せられ、下山の時となりました。
 マウンテンは一括会計のルールがあるために、代表のリムさんに、それぞれが食べた分だけの料金をお渡しし、糖で暑くなった体にとって、心地良い冷気に充ちている入山口で解散となりました。

 リムさん他数人が、今日の感想を話し合いながら、最寄のいりなか駅までのゆるい下り坂を歩いていると、マウンテンの店員さんでもある、参加者のお一人の携帯電話が鳴り響いたのです。

 「はい、はい、…えっ!」

 笑激の結末はコチラで。まさかあんなオチを用意していたとは。さすがリムさん。


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ほめられて伸びるタイプなので、押していただけるとすごく喜びます。


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2006.01.07

年の初めのためしとしての「ミスド福箱」

 明けましておめでとうございます。

 まだぎりぎりで松の内。「明けまして」が有効としていただけると、大いに助かります。本ブログの昨年のお正月の記事を見てみますと、元日に年始の御挨拶、2日にミスタードーナツ「福箱」について書いておりました。去年の私を褒めてやりたいです。

 今年も、元日に「福箱」を買いに走りました。なのに、その感想を今頃になってようやく書いている始末です。ミスドファンなのにこの有様とは、肩身が13cmくらい狭まったような思いでございます。

 なにゆえに、このように感想が遅れてしまったのかと申しますと、がっかりな中身だったためでございます。「福袋」と同じなので、喜ぶこともあれば、がっかりすることもあるのは分かってはいるのですが…。去年も結構がっかり気味のことを書いていますが、今年はもっとがっかり度が強く、記事書きが延び延びになってしまいました。

 これが今年の福箱(¥2000版)です。購入したお店は去年と同じところでした。

2006年版福箱

 ピングーとポン・デ・ライオンが片面ずつ印刷されています。お店で見かけたとき「今年は2種類の福箱があるんだ〜」と惑わされました。

 ドーナツ8個、ゼリーが1個ついています。(昨年はドーナツ10個でした)

2006年版福箱

 ドーナツの内訳は…、

 ポン・デ・ダブルショコラ
 ポン・デ・リング
 フレンチクルーラー
 カスタードクリーム
 シュガーレイズド
 レーズンカスタードパイ
 ダブルチョコレート
 オールドファッション

の8個。都合により、2箱購入したのですが、どちらも同じ品揃えでした。組み合わせはアトランダムではなくて、福箱用に決められた数と種類のドーナツを別に作っていたのでしょう。

 肝心の福箱の中身はといいますと、

2006年版福箱・中身

 カレンダー・2種類
 ポン・デ・ライオンのハンドタオル
 長皿
 カラフルスケジュールン2006
 35周年記念グラス
 ドーナツ1個引き換えクーポン×10
 30%引きクーポン×6

 壁掛け用カレンダーは、1ヶ月めくりの、ポン・デ・ライオンデザイン。大きさは423mm×297mm、一日分の書き込みスペースが40mm×35mm。
 卓上カレンダーの方はピングーデザインのディスクケース型。ケースサイズは121mm×124mm、カレンダーは一ヶ月1枚で、115mm×115mm。

2006年カレンダー2種類

 ハンドタオルは「ポン・デ・ライオンのタオル・デ・ライオン」のうちの一つです。ポン・デ・ライオン、D−ピピコ、チョコリングマの組み合わせで280mm×280mm。確か大きなタオルの方が人気あったはず。

 長皿は、2005年1月のノベルティ「スペイン風食器」のもの。横幅273mm、縦幅145mm。長皿は使いにくいですわね。

 ベージュのスケジュールン2006。…ちょっと地味ですね。福箱らしい華やかさに欠けますよ…。

 あっ、「フルーツゼリー・びわ」も入っていたわね。美味しいのよね、びわゼリー。

 うっ!

急げ!

 賞味期限まであと1ヶ月。急いで捌かねばならなかったのでしょう。

 35周年記念ノベルティは、グラスよりもカップの方が人気があったようですね。グラスの方は、期間終了後に、よくドーナツとのセット販売で見かけました。これで4つ目が集まりました。

 うーむ、全体的に残り物感が溢れる組み合わせでしたわ…。去年の感想では「小吉」と書いていました。小吉の一つ下はなんというのでしょうか。

 いつまでもがっかりしていても仕方がないので、翌日、10枚のクーポン全部を、好きなドーナツに引き換えてきました。ようやく少し気持ちが晴れました。

 でも、来年も福箱買いますわ。リカちゃんが入っていることを期待して。

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