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2005.12.31

今年の「山」登り納めは「甘口いちごスパ」&「甘口いちごスパ」

 先日もお知らせ致しましたが、25日に、めでたくもデイリーポータルZ「コネタ道場」で黒帯を頂くことができました。この嬉しさだけで、ごはん3杯は食べられそうです。
 でも、ただごはんを食べるだけでは、味気ありません。「もっと、派手にパーッと、お祝い食事をしなければ」と思い、料理店に向かいました。

 その料理店の名前は「喫茶マウンテン」。

 喫茶と名乗っていらっしゃいますが、私が見る限り、そんな領域を超えています。こちらでお茶だけを飲んでいる方など拝見したことがございません。まごうことなき「料理店」です。注文できる品数が300近くあるなんて、これぞ、まさしき「注文の多い料理店」。

 12月29日。この日はマウンテンの年内最終営業日。誰そ彼時の午後5時半。

 「さぞかし混んでいるのでしょうね」と思いきや、駐車場は車2台、自転車は無し。当然、入山口の行列も無しです。近隣の大学は冬休みとなり、帰省している人が多いからでしょうか。するりと山に入ることができました。

 山中には、カップルが2組のみ。ゆるりとした曲が流れるだけです。よく見かける絶叫・悶絶、フラッシュピカピカといった光景は今日はありません。とても静かで穏やかな雰囲気に満ちております。

 山中の雰囲気がどのようなものであろうと、加納マスターはいつもと全く変わらぬご様子。
 2組のお客様には料理が全て届けられているようで、調理はお休み中。店員さんと二言三言、雑談を交わされていらっしゃいました。

 店員さんがお水とメニューを持って来てくださいます。

 しかし、私はメニューを渡してくださる店員さんを制して、マウンテンを知ったときから持ち続けた、夢のオーダーをいたしました。

 「甘口いちごスパ。ダブルでお願いいたします」

 「ダブル」。全てが倍になるオーダー方式。量も値段もです。普通は大盛りになると、単品二つよりも安くなるものなのですが、「山」では、そのような常識が通用しないことにはもう慣れっこでございます。

 オーダーを受けた店員さんは甘口スパのダブルが初めてらしく、イチゴの数量などのレクチャーを受けていらっしゃいました。その間、マスターの雑談が続きます。

 「おまえ、免許持っとるのか? 俺は免許にゃーで。160キロオーバーで免許無くなってなー。旗振って俺のこと応援しとるかと思ったら、違っとった。わはははっ」

 …もちろん、冗談でしょう。

 ダブルなので、かなりの待ち時間を覚悟しておりましたが、10分そこいらで「赤い山」が完成した様子。

 「これ食べれば、絶対、来年いいことあるぞ」

 マスターのこの確信に満ち溢れた、力強いお言葉と共に運ばれてきたものが…、

甘口いちごスパ・ダブル
 前のと比べてみてください

 フライパン、いや土鍋のような型の、ダブル特製の皿と思しきものに盛られた赤と緑のファンタジー。

 なんと鮮やか。なんと豪華。…美しい!

 ケーキのおかげで黒帯をいただけた記念にふさわしいビジュアルです。
 内径約25cm、高さ6cmの厚手のお皿に、トッピングとして、イチゴが5個にキウイが11枚、生クリームどっさり。標高(テーブルから、一番高い位置に盛られたイチゴまで)約10cmという、すばらしい大盛りっぷりです。頭の中で『威風堂々』が流れ始めます。

ダブル皿の取っ手
 この部分をどう使えと?

 それでは、入山いたしましょう。まずは、目をさすような鮮やかさを放つスパを一すくい。

サンプル風に
 いちごスパの料理サンプルは合羽橋でも置いてないでしょうね

 いただきます。…うん、うん。この甘さ。久しぶりですわ。ほぼ半年振りの「甘口いちごスパ」登りです。甘さ控えない生クリームとイチゴシロップらしきものが練りこまれているであろうスパを絡めると、えもいわれぬ芳醇な甘さが広がります。
 スパをするする、たまにイチゴをぱくり。このイチゴがまた良いのです。イチゴ味スパは主に甘さ担当、本物イチゴは酸味担当。きちんと役割分担がされているのです。
 あつあつのスパに乗せられたキウイは、イチゴとはまた方向性の違う酸味と甘みを提供してくれるのです。あまりでしゃばり過ぎないシャッキリとした歯ごたえも、アクセントとして絶妙。

 やっぱり、「甘口いちごスパ」最高ですわっ!

と、思いながらスパをすくい上げると、麺と一緒に炒められて、煮えきって溶けかかっているイチゴの半身が絡んできました。トッピングのイチゴはへたがきちんと取られているのですが、炒めイチゴの方はへたはそのままで、半分にカットされています。

 うん、うん、そうそう。これが食べにくいのよねー。

と、難点までが懐かしく愛おしく感じられます。この炒めイチゴは4個分入っておりました。

 息つく間もなく、するりするり、かじかじ、ぱくぱく。その間に他のお客さんは、皆様下山されました。
 私はさらに、もくもくと食べ進めていると、油まみれの底が見えてきました。湖のように、皿全体に広がるこの油面には、己の影が映っております。

 その影を見つめながら、この一年をしみじみと振り返ります。
 もともと、ミスド東ハトなどの甘いものの感想とコネタ記事でほそぼそと始めたブログが、お正月あたりから、ようやく軌道に乗り始めました。
 今年は大好きなミスドの福箱から始まり、デイリーポータルZ「コネタ道場」への投稿へと。コネタとミスドを織り交ぜながら、細々と記事を書き続けていた春弥生、運命的な邂逅が。そうです、ここ「喫茶マウンテン」です。

 一発でとりこになりました。

 なんという発想力。なんという挑戦心。なんというサービス精神。

 マウンテンは好き嫌いがはっきりと分かれるお店でしょう。「こんなゲテモノを売りにしているなんて、怪しからん店だ」と思われる方もいらっしゃると思います。

 しかし、私はそうは思いません。全ては上の3つに集約されています。他で食べられないものを食べてほしい。加納マスターのその思いが熱く伝わってくるのです。量が多いのも、おなかを空かせた、若い学生さんにおなか一杯になってほしいがため。「残させるために作っている」わけではないと確信しております。

 繰り返し「山」に通う「登山者」達の多くは、マスターのその精神に惹かれるところが大きいのでしょう。
 もちろん、私もその一人です。甘いものが大好き。食べるのが好き。それだけで「山」に登っているとは思えないのです。居並ぶ謎のサボテン、薄暗い独特の雰囲気を持つ「山中」、マスターのお人柄等々…。「山」にまつわる全ての要素に惹きつけられるのです。
 私は、来年も、再来年も、またその次の年も、ずっとずっと登り続けたいです。使い古された言葉ではありますが、「そこに『山』があるから」。

甘口いちごスパ・登頂成功
 ふいーっ、満腹、満腹

 16分間の至福の時をぬけて、下山の時となりました。マスターがお声をかけてくださいました。

 「ごちそうさまでした」
 「おー、兄ちゃん、甘いもの好きか?」
 「はいっ、甘いもの大好きですー」
 「そうか。そうだと思ったー。兄ちゃん『甘い顔』しとるからなぁ」

 『甘い顔』? 乾燥肌で少々粉っぽくなり、粉砂糖が付いているように見えるからでしょうか。…いやいや、『甘いマスク』の意味で取ることにしましょう。

 「どうも、ありがとうございますー。今年はお世話になりました。来年もお伺いしますので、よろしくお願いいたします」
 「こちらこそ、どうもありがとうございます。来年は4日から営業なんで。じゃ、良いお年をっ」

 おなかは甘さでいっぱい。心の中は、幸せと、嬉しさと、楽しさでいっぱい。がらんとした駐車場を自転車でゆっくりと走り抜けたのでした。

 最高の黒帯祝いができましたわ。

――――――――――

 この記事を以て、本年最後の更新といたします。この一年、約6万人もの方々に御覧いただきました。本当にありがとうございました。とっても励みになりました。感謝、感謝です。なにとぞ来年もよろしくお願いいたします。

 それでは、みなさま、良いお年をお迎えくださいますよう、お祈り申し上げますっ!


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2005.12.29

厚く御礼申し上げます。記念の何かをいたします。

 25日にデイリーポータルZのコネタ道場に、「もう『メリー』じゃなくなっている?―クリスマスケーキの『祝い言葉』調査」を採用していただきました。

 今回の採用分を以て、5回目の採用となり、黒帯をいただくことができました。

 黒帯認定ページに掲載していただいたとおり、これも多くの皆様の御蔭だと思っております。飽きっぽい私が、(不定期更新ではありますが)このように長い間、記事を書き続けられたのも、「たくさんの方が見てくださっている」と実感があってこそでした。

 これからも、あちらこちらを見回して、ネタの採集に勤しみたいと思っておりますので、お見守りくだされば幸いと存じます。

 おそらく、次回が今年最後の更新になると思います。お歳暮+黒帯認定の記念の記事を何か書きます。

 いつも通りで、いつも通りでないような何かを。


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2005.12.24

今日の「山」登りは「小倉丼」

 ふと、でした。

 ふと、思い立ったのでした。

 「寒くなったし、甘くて温かいものを食べたいな」と、ふと。

 甘くて、温かくて、美味しいものは、それこそ山ほどあります。山ほど…。「山」にあるのか。そう「山」にあるではありませんか。

 以前、私は「おしるこスパ」で初敗北を喫しました。あれは屈辱でした。甘党が甘いものを残すなんて。あれから対策はいくども立てました。もう負ける気がしません。
 さぁ、「おしるこスパ」をいただきますよ。

 平日の18時。お客は2組。一組はカップル、もう一組は男子学生らしき4人パーティ。ありがちな「山」の風景です。

 さて、もうメニューをお借りするつもりもありませんが、とりあえず受け取ると…、

 ふと、でした。

 ふと、目に付いたのでした。

 「???」の欄が。

 この夏登場した「???」カテゴリー。今まで「大人のお子様ランチ」「たらい氷」の2つの山の登頂を成功させました。しかし、最も早く正体が判明した「???丼」こと「小倉丼」だけは登るのを控えておりました。

 何ゆえかと申しますと、見たのです、壮絶な現場を。
 「奇食の館」リムさん主催の第一回登山会でした。リムさんは、まだそのころは正式メニュー入りしていなかった「小倉丼」を召し上がったのです。

 言葉少なげに、あんこをほおばり、何かを耐えていらっしゃる様子でした。

 歴戦の猛者であるリムさんの、あのようなお姿を見て「小倉丼」にたいそうな恐怖感を抱いていたのです。

 でも、ふと思い立ったのです。今日は「小倉丼」で行こうかしらんと。なにかに惹きつけられるようでした。

 注文から15分後、「小倉丼」の到着です。


 マウンテンの高級食・小倉丼、1000円

 「小倉丼」は既にいろんなメディアで、マウンテンを代表するメニューとして紹介されています。しかし、深いえんじ色の山盛り粒あんと、それを取り囲む缶詰パイン4つ。頂上にはあんことは到底合いそうに無い、パセリが乗っかっています。

 天辺から視線を下げて行き、水平目線で見た小倉丼。


 ホリゾンタル・小倉丼

 上部のあんこの下に何が埋められているのだろうと、想像力がかきたてられるビジュアルです。

 おなかが空きました。さっさと食べることにしましょう。まずは内容の確認をしてから。山盛りあんこをかき分けると…、


 かき分けてみた

 粒あんの下には赤いご飯と、胡桃二玉分、2cm角くらいの煮えたキウイが数個。半玉分くらいでしょうか。


 すこしアップで

 まずはあんこからいただきます。…ふむ、冷えたというか、冷たい粒あんですね。もっとほかほかしているのかと思っていただけに、しょっぱなから驚かされました。お味はいたって普通のあんこ味です。


 お赤飯に見えるけど…

 次は問題の赤いご飯。こうしてみると、お赤飯に黒胡麻が掛かっているようにみえますが、実際は「甘口イチゴスパ」と同じイチゴ香料がふわりとただよう、あったかいご飯に、キウイの種が混じったものです。
 ごはんは固めに炊かれていますね。油にまみれているようなことはなく、おはしですくうと、ぱらっして、ほろほろと崩れます。案外食べやすいかも。
 あんことご飯を同時に食べて、「いちご大福」のような感覚でいただくと、あんこの強い甘みのために、ご飯の違和感はあまり感じられませんでした。これは美味しいですわ。

 とにかくあんこが多いので、あんを大目に、ごはん少な目のコンビネーションで食べていると、突然、強烈な酸味が舌を刺します。…キウイでした。煮えたキウイはこんなにすっぱくなるのですね。いままで甘さ中心に食べていただけに、この突然の酸味の主張にはひるんでしまいました。

 「ぅー、このキウイのすっぱさは合わないかも」と思っていたところに、「コリッ」とした歯ごたえの後に、軽い苦味が現れました。くるみです。
 このくるみも、あんにもイチゴごはんにも合いません。苦味よりも食感が厳しいです。ガリガリと口を何度も動かして咀嚼しなければならないので、満腹中枢が刺激されて、おなかがどんどん膨れてきます。くるみ、あなどっていましたわ。

 パインは救い。予想の付く甘みと酸味は口休めにもってこいです。

 キウイとくるみに悩まされながら、イチゴ大福ごはんをもぐもぐっ…と。


 完食できました

 はい、ごちそうさまでした。16分30秒で登頂成功です。メモを取っていなければ、10分は切れたかもしれません。

 「小倉丼」、思っていたほどの強敵ではありませんでしたが、キウイとくるみのために、2度目を登る気にはあまりなれませんでした。

 量は適正でしょう。マウンテンならこれくらいなくては。
 あんこはどれくらい使っているんでしょうね。以前、テレビで調理風景を見ましたが、どかどかと盛っていました。はかりにのせてみたいですわ。

 あー…、はかりを持ってもう一度登らなければならないのでしょうか。ちょっとばかり、いやです。


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2005.12.23

ミスドは「ノエル」

 「ミスドクリスマス」だと語呂が悪いですからね。「ミスドヴァイナハテン」よりはましでしょうが。

 ミスドの今月の期間限定商品「ミスドノエル」。もちろん「ブッシュ・ド・ノエル」から持ってきた名前でしょう。

 名前のとおり、ロールケーキ状のドーナツで、発売された4種類は、どれもお祝いらしく派手派手な見た目となっております。
 その4種類、「全部テイクアウトで」と注文いたしますと、4個入れ専用のスペシャルボックスに入れてくださいました。

クリスマス仕様ボックス
 組み立てが大変そうでした

 クロース翁がやや傾いているのが気がかりでございますが、ログハウスには、「Noel2005」の祝い言葉に、雪だるま、レンガの煙突に、天辺に星が輝くツリーに、暖色系の蛍光灯を使っているらしい部屋の内部と、これでもかと言わんばかりの、理想的なクリスマス家が出来上がっております。…あら、はしごが架けられていますね。クロース翁はトナカイに乗って、直接煙突脇に横付けした訳ではなくて、老体に鞭打ってはしごをよじ登ったようです。

 この家屋の屋根を、ばりりとはがすと、中から4色の渦巻きが現れます。

ミスドノエル4種
 ビジュアルはミスド・ナンバー1

 持ち帰り時に、多少揺らしてしまったのですが、保護カバー付きで形も崩れず。

 4種類ありますが、どれでもベースは同じみたいですね。ロールケーキ状で、上にホイップクリーム。その上にスティックのミルクチョコ。このチョコレート、市販品で同じようなものがあった気がするのですが、名前が思い出せません。白黒しましまで、中が空洞のチョコです。何という商品だったかしらん。
 渦巻きの見える切り口は斜めで、最長部分で約8cm、直径は約6cm。断面にぺったりとしたシロップが付けられています。このシロップはあまり甘くはなかったです。いったい何なのでしょう、正体は。
 ホイップクリームの上には赤に銀の縁取りの紙でできた飾りが突き刺さっています。これは何種類かあるみたいです。ミスドサイトの「ミスドノエル」紹介ページの写真では4種類確認されます。私が買ったものは、三角形×1、六角形×1、七角形×2でした。あとは星型と五角形があるみたいですね。

 どれからいこうかなっ…と。

ミスドノエル フレーキーチョコ
 色つきシュガーが懐かしい

 「フレーキーチョコ」にしました。渦の中身はチョコクリーム、上はチョコファッションなどと同じものでコーティング、ホイップクリームには色つきシュガーがかかっています。
 それでは、一口。

 うん? …見た目と食感が食い違うような。見た目はスポンジのロールケーキなのに、食感はみっしりとした生地、オールドファッションに似ているかしら…?

 いや、違う。これ「パン」だ。

 スーパーやコンビニなどに売っている「銀チョコパン」の生地と同じような食感ですわ。

 チョコレートフィリングはかなり味が強めです。そのためホイップの味があまり感じられません。
 あと、なんだか、このフィリング、ジャリジャリしていますよ。何なんだろう…?と思ってミスドサイトを見たところ、コーンフレークだと分かりました。このざりざり感、気になりますわ。とろりとしたチョコソースにして、ざりざりが無かったほうが良かったかも。

 続いて、「フレーキーキャラメル」。フィリングは固めのキャラメルクリーム、コーティングはアーモンドチョコレート。「フレーキーチョコ」では色つきシュガーでしたが、こちらは、「ゴールデンチョコレート」と同じバタークランチとチョコソースがかかっています。
 こちらも、中のフィリングにはコーンフレークが入っているらしく、ざりざりした食感が際立っています。キャラメルクリームはかなり甘さが強いですね。強すぎて、キャラメルの香りがやや分かりにくいかしら。

ミスドノエル フレーキーキャラメル&ストロベリー
 彩り重視で「ストロベリー」を前にすれば良かったか

 さて、2つ食べました。やっぱりパンっぽいです。生地の外側は「パンの耳」みたい…。悪い意味ではないですよ。ふわふわとかりかりが混じったような食感なんです。

 さて、「ストロベリー」に行きましょうか。こちらは「フレーキーチョコ」のピンク色への色違い。フィリングはストロベリージャムで、コーティングが「ストロベリーカスタードフレンチ」と同じものです。
 ストロベリージャムは甘さが抑え目で、イチゴの香りが強く出ています。酸味もしっかりあって、甘みとのコントラストがはっきり出て、特徴が良く出ています。これには、コーンフレークが入っておらず、ざりざり感が無くて食べやすいですわ。

ミスドノエル ブルーベリー
 パウダーシュガーはこれだけ

 最後は「ブルーベリー」です。ブルーベリージャムのフィリングに、コーティングの代わりにパウダーシュガー、プラスチョコレートソースです。
 こちらのフィリングのジャムは「ストロベリー」に比べると、やや風味が薄いような気がします。ストロベリーのようなインパクトは感じられませんでした。ジャムよりもホイップの味の方が強く出ているような気がします。
 …この時点で、すでに3つ食べているため、味覚が麻痺している可能性もありますわね。損な順番だったのかもしれません。ごめんなさいね、「ブルーベリー」君。

 見た目が「ブッシュ・ド・ノエル」なのに、生地はパンっぽい。その違和感が気にかかってしましました。なんだか「ばそばそした食感だなぁ」と思いながら、4つの渦巻きを食べ終わりました。

 目を引きますし、季節物ですので、一度は食べてみても良いかもしれませんが、味を求めるならば、同じように派手な「ファンシー」の方を私はオススメいたします。作っているお店は少ないみたいですけど。「ミスドノエル」がセール&クーポン対象外なのも痛いです。手が掛かっているのははっきりと分かるのですが…。

 あっ、「ミスドノエル」は明後日で、もう終わっちゃうのかな。感想書くの遅すぎました。兵は神速を尊ぶのに。


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2005.12.19

もう「メリー」じゃなくなっている?―クリスマスケーキの「祝い言葉」調査

 メリー・クリスマスーッ!

 今週末はいよいよクリスマスです。
 赤と緑と金色が溢れかえり、街中がLEDでぴっかぴか、ジングルベルがからからからん。日本中が一番盛り上がる日に向けて準備万端といったところでしょうか。

 クリスマスといえば、まずクリスマスケーキ。

 「いや、それは違うぞ。あれやこれやとこまごまとしたことがあるではないか」と仰る方々もいらっしゃることでしょう。それは私も重々承知いたしております。しかし、甘党に所属している私としては、ケーキを一番に挙げざるを得ません。もし「クリスマスといって思いつくものはなんですか?」とアンケートを取ったとしたら、ケーキは上位にくい込むはずです。「クリスマス→ケーキ」の連想は私だけのものではないと思っております。

 その証拠に、11月の後半からは、ケーキ屋さんや百貨店でクリスマスケーキの予約が始まります。そして、それがあっというまに売り切れるのです。
 なぜ、それを知っているのかといいますと、11月末にたまたま、ある百貨店の地下にふらりと立ち寄りました。するとエスカレーター脇に、クリスマスケーキ予約専用のコーナーが特別に設けられておりました。

特設コーナー
 三越のクリスマスケーキ特設コーナー

 「あぁ、もうそんな季節なんだなぁ」と思って、置いてあったカタログのページをぱらりとめくると、色鮮やかなケーキの写真が。しかし、それらの写真のキャプションには「売り切れました」を意味する×が書かれておりました。ページをめくるたびに出てくる×印。
 買う予定がなくても、なんとなくがっかりしてしまうのが人情。でも、そこは気分を切り替えて、写真だけでケーキを味わうことにしました。それをやってのけようとするのが甘党の意地です。

 めくるめく、甘美なる世界。

 一通り、いや二通り三通りくらい目を通しますと、浮かれ気分に満ち満ちてしまいました。

 「もっと、ケーキの写真を見たいっ!」

 そして、私は、次なる百貨店を目指したのです。
 その成果が、

ケーキカタログ達
 歩き回りました

 これだけ、集めることができました。「これで、しばらくは楽しめるわ」と、腰を据えてじっくり見ておりますと、あることに気が付いたのです。

●メリーはどこに?

 クリスマスケーキの典型とはどのようなものでしょうか。「えーっと、ベースはいつものケーキなんだけど、飾りが多くなっているのよね。ヒイラギの葉っぱとか、お菓子でできたクロース翁が乗っていたり。それと、チョコレートのプレートが付いていたかしらん。『MERRY CHRISTMAS』とか書いているのが」

 そこなのです。

 大多数の人が思い浮かべるクリスマスケーキというのは、

典型的
 一般的なクリスマスケーキイメージ

 こういったものでしょう。真っ赤なイチゴに、真っ白な生クリーム。そして「MERRY CHRISTMAS」の文字が入ったプレートが乗っかっているもの。
 ところが、カタログを見てみると、「MERRY CHRISTMAS」が意外に少ないのです。プレートが無くなったわけではありません。プレートに書かれている言葉が替わっているのです。その替りとは「Joyeux Noёl(ジョワイユー ノエル)」。フランス語のクリスマス祝い言葉です。(半角で「ё」が出ないので、以下、「Noel」「NOEL」と表記します)

Joyeux Noelの例
 増えつつあるのか?「Joyeux Noel」

 ケーキ屋さんが、いつの間にやら「パティシエ」とフランス語で呼ばれるようになりました。それに伴うように、祝い言葉のフランス語化が急速に進んでいたのかもしれません。
 「もしかしたら、冒頭で『メリー・クリスマスーッ!』などと、浮かれて言い放ってしまったのは、すごく時代遅れなことだったのかもしれない…」と思うと、恥ずかしさで頬が朱に染まりそうです。

 そこで、名古屋市内の主要百貨店から蒐集したクリスマスケーキカタログをサンプルにして、「クリスマス祝い言葉」の現状は、一体どうなっているのかを調べてみました。

●調査方法

 今回の調査で使用するカタログは、「ジェイアール名古屋タカシマヤ」「松坂屋・本店」「丸栄」「三越・名古屋店(別館とみなし、ラシックも含む)」「名鉄百貨店・本店」(五十音順)の5店のものを使用し、以下の規則に則り、集計・分析を行います。

・写真で判断できる祝い言葉をカウントする。

・祝い言葉一部が他の飾りなどで隠れていても、他の部分で推測できる場合は、それに基づき、隠れた部分を補填してカウントする。

隠れているのを推測
 他の飾りに隠れているが、「Joyeux Noel」「Merry Christmas」と推測できる

・一台のケーキに、複数の祝い言葉の飾りが付けられている場合は、単数のものと区別をしてカウントし、最終集計で別個にカウントをする。(3番目の写真は「Merry Christmas」として、5番目の写真では「Joyeux Noel+Merry Christmas」としてカウントする。ただしその際は、主と思われる祝い言葉(上の写真ではプレートの「Joyeux Noel」)を前に、副となる祝い言葉(同じく、リボンの「Merry Christmas」)を後に書く。

よくよく見ると
 「Merry Christmas」だけかと思いきや、クロース翁が「Joyeux Noel」を持っている

・大文字と小文字は同一とみなす(「MERRY CHRISTMAS」と「Merry Christmas」は同じものとなる)。ただし、一台のケーキに同一の言語で、大文字で書かれたものと小文字で書かれたものが両方使われていた場合は「MERRY CHRISTMAS+Merry Christmas」の形式でカウントをする。

・同一のケーキが複数の百貨店のカタログに載っている場合、最終集計では、1カウントとする。

●百貨店別祝い言葉

 それでは、まずは百貨店別に、祝い言葉の使われ方を見てみましょう。

・ジェイアール名古屋タカシマヤの場合

タカシマヤ
 シックなタカシマヤのケーキカタログ

祝い言葉台数
Joyeux Noel14
Merry Christmas7
(なし)5
Joyeux Noel+Merry Christmas4
Noel3
Christmas1
Frohe Weihnachten1
Buon Natale1
Merry Christmas+JoyeuxNoel1
Joyeux Noel+I wish for your happiness.1
 (有効サンプル数・38台)

 いきなり、「Joyeux Noel」が「Merry Christmas」のダブルスコアとなりました。2種類の祝い言葉が含まれているものも加えると、圧倒的にフランス語が他を凌駕してしまいます。「Joyeux Noel」が多く見えたというのは、やはり間違いではなかったのです。
 1台ずつですが、「Frohe Weihnachten」と「Buon Natale」という祝い言葉が登場しました。前者はドイツ語で「フローエ ヴァイナハテン」、後者はイタリア語で「ブォン ナターレ」と読むそうです。

ドイツ語祝い言葉
 フローエ ヴァイナハテン

・松坂屋‐本店の場合

松坂屋
 松坂屋のケーキカタログは明るい

祝い言葉台数
Merry Christmas11
Joyeux Noel11
Noel3
(なし)3
Merry Christmas+MERRY CHRISTMAS2
MERRY XMAS2
Best Wishes for a Merry Christmas+MERRY CHRISTMAS1
Joyeuses Fetes1
 (有効サンプル数・34台)

 今度は一転して、英語がやや優勢となります。当初は有力かと思われた「MERRY XMAS」が、ここでようやく2票を取りました。
 1票入っている「Joyeuses Fetes(ジョワイユーズ フェット)」はフランス語で、本来ならば「Fetes」の一つ目の「e」の上には「^」が付くのですが、これも小文字では表示できないので、「^」無しで表記しました。
 「Best Wishes for a Merry Christmas+MERRY CHRISTMAS」が今回調査した中で、最も長い祝い言葉です。

長い祝い言葉
 「Best Wishes for a Merry Christmas」なんてことを普通に言えたら、かっこいいぞ

・丸栄の場合

丸栄
 クリスマスらしくグリーンの表紙

祝い言葉台数
Merry Christmas7
Joyeux Noel2
Merry Christmas+Merry Christmas1
Frohe Weihnachten1
(なし)1
 (有効サンプル数・12台)

 こちらは英語がはるかに優勢です。「祝い言葉なし」がわずか1票というところも注目でしょう。

・三越‐名古屋の場合

三越
 三越は表紙が「NOEL」

祝い言葉台数
Merry Christmas13
Joyeux Noel11
(なし)8
Noel5
JOYEUX NOEL+Merry Christmas4
Buon Natale3
Merry Xmas+Merry Christmas3
MERRY CHRISTMAS+Merry Christmas3
Merry Christmas+Joyeux Noel2
Merry Christmas+I wish for your happiness.1
Happy Christmas And A Bright New Year1
Merry Xmas1
 (有効サンプル数・55台)

 今回、最も多くの種類のケーキを発売していたのが、三越でした。そのため、多様なパターンの祝い言葉を見ることができます。

綴り違い
 間違い見っけ。「e」が抜けていますよ。「Joyeux Noel」に入れておきます

 目に付くのは、英語の長文型2票と、3票入ったイタリア語の健闘でしょう。やはりここでも、「Merry Xmas」はわずか2台と、劣勢に立たされています。

ブオン・ナターレ
 ブオン ナターレ躍進か?

・名鉄百貨店‐本店の場合

名鉄
 名鉄百貨店は赤

祝い言葉台数
(なし)8
Merry Christmas6
Joyeux Noel+Merry Christmas5
Joyeux Noel4
Merry Christmas+MERRY CHRISTMAS3
Buon Natale2
Noel1
Merry Xmas1
Merry X'mas1
Merry Xmas+MERRY CHRISTMAS1
Bon Noel+MERRY CHRISTMAS1
 (有効サンプル数・33台)

 大番狂わせです。それまで首位争いをしていた、英語表記とフランス語表記を抜いて、「祝い言葉なし」がなんと首位に立ったのです。これが結果にどのような影響をあたえることになるでしょうか。
 「Buon Natale」が意地を見せて、2票獲得。
 老舗の「Merry Xmas」も同じく2票。なお下から3つ目にある、おなじみの「Merry X'mas」は日本のみでの誤用とのことですので、別カウントとしました。

X’
 アポストロフは要らないらしい

●地域別ではどうなるか

 クリスマスケーキのカタログには、「有名パティシエ作」や「話題のパティスリーから」などと銘打ち、普段名古屋では購入することができない、東京や神戸などの有名店がプロデュースするケーキが載せられています。それら、東海地域外(主に東京となります)のお店の特別出品ケーキの、祝い言葉の状況はどうなっているでしょうか。
 各百貨店から該当する品を抽出して、統計をとってみました。

・特別出品‐東海地域外の場合

祝い言葉台数
Joyeux Noel21
Merry Christmas7
Joyeux Noel+Merry Christmas6
Noel5
(なし)3
Merry Christmas+Joyeux Noel2
Merry Xmas+Merry Christmas2
Best Wishes for a Merry Christmas+MERRY CHRISTMAS1
Joyeuses Fetes1
Merry Christmas+I wish for your happiness.1
Buon Natale1
 (サンプル数・50台)

 「Joyeux Noel」が他を圧倒しています。多言語複合型や他のフランス語表記を合わせると、さらにフランス語表記優位が揺ぎないものとなります。全国的には、フランス語表記の台頭が始まりつつあると考えてよいでしょう。

 次に、東海地域外に本店・本部があり、名古屋にも店舗があるお店のケーキの祝い言葉を見てみましょう。

・名古屋に支店あり‐本店・本部は東海地区以外

祝い言葉台数
Merry Christmas15
Joyeux Noel11
(なし)7
Merry Xmas4
Buon Natale3
Noel3
Merry Christmas+Merry Christmas3
Joyeux Noel+Merry Christmas2
Frohe Weihnachten2
Joyeux Noel+I wish for your happiness.1
MERRY XMAS+MERRY CHRISTMAS1
Merry X'mas1
 (サンプル数・53台)

 今度は、英語表記が頭一つ、抜き出る結果となりました。イタリア語・ドイツ語の大部分がこのカテゴリーで登場することとなります。

 では最後に、東海地域に本店・本部のある(8割強が名古屋です)お店の商品の祝い言葉を見てみましょう。

・東海地区に本店・本部あり

祝い言葉台数
Merry Christmas18
(なし)12
Joyeux Noel9
JOYEUX NOEL+Merry Christmas5
Merry Christmas+MERRY CHRISTMAS4
Noel3
Christmas1
Merry Christmas+Joyeux Noel1
Happy Christmas And A Brigh tNew Year1
Merry Xmas+MERRY CHRISTMAS1
Bon Noel+MERRY CHRISTMAS1
 (サンプル数・56台)

 なんと、東海地域外のお店とは正反対の結果です。「Merry Christmas」が「Joyeux Noel」のダブルスコアとなっています。さらに名鉄百貨店の力が強く反映され、「祝い言葉なし」が「Joyeux Noel」を抑えて2位にくい込み、1位の「Merry Christmas」に迫る勢いとなっております。

●最終結果は…

 百貨店別、また地域別に、言語別・祝い言葉の使用状況を見てきました。さて、いよいよ最終結果の発表です。

・祝い言葉総計

祝い言葉台数
Joyeux Noel41
Merry Christmas40
(なし)22
Joyeux Noel+Merry Christmas13
Noel11
Merry Christmas+MERRY CHRISTMAS7
Buon Natale4
Merry Xmas4
Merry Xmas+Merry Christmas4
Merry Christmas+Joyeux Noel3
Frohe Weihnachten2
Christmas1
Joyeux Noel+I wish for your happiness.1
Best Wishes for a Merry Christmas+MERRY CHRISTMAS1
Joyeuses Fetes1
Merry Christmas+I wish for your happiness.1
Happy Christmas And A Bright New Year1
Merry X'mas1
Bon Noel+Merry Christmas1
 (サンプル数・159台)

 わずか一票差ですが、「Joyeux Noel」が「Merry Christmas」よりも多く使われていることがわかりました。これほどまでに「Joyeux Noel」が使われていれば、やたらと目に付くことも納得できます。

Merry Xmas
 「Merry Xmas」は少なかった

 しかし、祝い言葉複合使用ケーキには、英語表記が多いように見えます。この複合型を飾りごとに分けて、カウントをしてみましょう。

・祝い言葉・飾り別集計

祝い言葉台数言語
Merry Christmas85英語
Joyeux Noel54フランス語
(なし)22(なし)
Noel11フランス語
Merry Xmas8英語
Buon Natale4イタリア語
Frohe Weihnachten2ドイツ語
I wish for your happiness.2英語
Christmas1英語
Best Wishes for a Merry Christmas1英語
Joyeuses Fetes1フランス語
Happy Christmas And A Bright New Year1英語
Merry X'mas1誤用(日本のみ)
Bon Noel1フランス語
 (サンプル数・194個)

 飾りごと個別に見てみますと、「Merry Christmas」が「Joyeux Noel」の1.5倍強となりました。古参の面目躍如といったところでしょう。

きらきら
 このタイプのきらきら飾りは英語のものしか見られなかった

 ここからさらに、言語別の使用数を集計してみても、

・祝い言葉・飾り別集計(言語別)

言語台数
英語98
フランス語67
(なし)22
イタリア語4
ドイツ語2
誤用(日本のみ)1
 (サンプル数・194個)

 英語がトップであることに、変わりはありませんでした。こうしてみると、クリスマスケーキ上は、英語とフランス語の二強がしのぎを削っていることがわかりますね。
 しかし、いつ「Buon Natale」と「Frohe Weihnachten」がそれに割って入るかわかりません。「Merry Christmas」と「Joyeux Noel」はうかうかしていられないのです。

―――

 ここまで、書いておきながら、申し上げるのもなんですが、飾りに何語が使われいようとも、ケーキが美味しいということに、なんらかわりはございません。
 でも、24日、箱から取り出したケーキに何語が使われているのかを見る。それもまた聖なる夜の一つの小さな楽しみになるのではないでしょうか。

 それでは皆様。メリー・クリスマス。ジョワイユー・ノエル。ブォン・ナターレ。フローエ ヴァイナハテン。

 あと、ケーキの数え方の単位が「台」というのを、今回はじめて知りました。

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2005.12.16

ナゴヤマチを歩む

 長く緩やかなウェーブのかかった髪形、落ち着いたデザインの服装、派手なアクセサリーを身に着けているのが「名古屋嬢」(Wikipediaより)。
 味噌煮込みうどんに、味噌かつ、ひつまぶしに、天むすなど、濃い目の味の食べ物が「名古屋めし」。

 それなら、くるりをあたりをひと周りしただけで、満ち溢れんばかりのネタの数々に遭遇できる、トレジャーボックスのように幻想的な、且つ濃厚さが現れているこの風景は、さしずめ「名古屋街(ナゴヤマチ)」と呼ぶことができましょう。

 「名古屋街」は、無目的にふらりと出かけただけで、これだけのものが見つかるのです。
―――

かずこ
 あんた、来年、大殺界だから

 だじゃれと言ってしまえば、それまででございますが。カテゴリー1。
―――

 焼き物を売っているお店です…か?

陶器を売ってはいますが…
 なんか貼ってる

言葉が多すぎた
 自由律俳句のように見えなくもない

 「アウトレット」をこのような文章で定義してしまいました。文法的には間違ってはいないはずなのですが、世界がぐにゃり歪んだような、違和感を含んだ文章になっています。「遊びで販売」の部分が問題でありましょうか。カテゴリー2。
―――

にぎる
 寿司の種類を分かりやすく

 ちからづよい。でも他に書くことがあったはずです。カテゴリー2。
―――

唐突にここだけ
 ふたをご覧ください

 変圧器の上がわしゃわしゃなっています。何が?

ナイトメア
 中部電力の意図を読み取れ

 アビス。そんな単語が思い浮かびます。「電気料金の滞納だけは避けよう」と強く心に刻み込みました。カテゴリー3…いや、惜しいですが、まだ2。
―――

なにがなんだか
 圧し潰されるようなパワーがみなぎる

カタカナとひらがな
 

 「5本指綿靴下」と「非常用ロープ」の間に挟まる「ヒッタクリ ひったくり に 御用心」。一番目立つところに、商品の宣伝文句以外の事を書く大胆さ。

殴り書きかも
 すごい行書

 改装が終わるような雰囲気は感じ取ることができませんでした。

やっぱり、なにがなんだか
 別角度から

 大人と子供が手をつないで、へのへのもへじ。ダンボールース。入口2F。
 「これは本当に人間の手に依るものなのだろうか」と思わずにはいられないカオティークぶりです。

どこに廻ればよいのでしょうか
 〒の下に設置

 郵便屋さんへのメッセージなのでしょうか。仮にそうだとしても、なぜ杭になっているのでしょう。なぜ杭としての役割を放棄させているのでしょう。さまざまな謎が脳内を去来いたします。…きっと、何かの暗号なのでしょう。カテゴリー4。
―――

 都市そのものがテーマパークとなっているのが「ナゴヤマチ」。バラ色の都市。LA VILLE EN ROSE.

 素敵です、名古屋。

 大好きです、名古屋。


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2005.12.03

気の合う仲間と、雰囲気に酔いたい

 今は昔のことでございます。震旦に、利徳と明徳という二人の酒好きがおりました。この二人は、三日と空けずに、いつも二人連れ合って、酒を飲み明かしておりました。

 ある日、利徳は狩りに出かけました。ちょうどその時、利徳が家にいないことを知らずに、明徳がやってきたのです。
 すると明徳は、利徳がいないのにもかかわらず、利徳の家の者に杯を借りて、庭の池に架けてある橋の上に座り込んで、その杯で池の水を汲んだのです。そして、相手がそこにいるかのように、しばらくの間、杯を酌み交わすふりをして、帰っていったのでした。

 その日の夕方、利徳が家に帰ると、妻が明徳が家に来たときの有様を伝えました。それを聞いた利徳は、次の日の朝、池に架かる橋の上で、明徳がしたように、杯で水を汲み上げ、
 「お酒が飲みたいんじゃないんだよ。明徳に酔いたいんだよ」
と、歌うように呟いたのでした。

 昔は、酒を飲むにしても、このようなことがあったと語り継いでいるのでございますよ。
――――――――――
 『今昔物語集』巻10・第40話「利徳・明徳、酒に興じて常に行き会へる語」の現代語訳です。
 『今昔物語集』の訳が出るときは、レポートに困っているとき。今回も困っています。いつにもまして、困っています。レッドゾーンで困っています。早いところ済ませて、酒を飲みたいものです。


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