DPZの名古屋本が急に出たので急いで買った。
デイリーポータルZ編の名古屋本『名古屋の不思議』。いつ出るのかなー?と思っていたら、今日出ました。昨日(7月5日)知りました。って、昨日告知がありました。急だなー。
今日、いそいそと学校の生協で買ってまいりました。売っていたのは一冊だけ…。何冊か置いていたら、無理矢理に手前の方に平置きしようと考えていたのですが。
うちの学校の購買は小学館文庫はもともとあまり多く入れないみたいです。フォローです。
DPZの名古屋ガイド『名古屋の不思議』
「デイリーポータルZ 制作日記」で古賀さんが書いていらっしゃいましたが、デイリーポータルっぽくない装丁です。帯の顔文字(゜ロ゜;)←コレ が特にデイリーポータルっぽくない気がします。
今年は愛知万博開催のため、多くの名古屋本が出ており、『名古屋の不思議』に収められているネタのいくつかはそれら先発本と被っているようですが、ほとんどは独自のネタですし、かぶったネタでも目の付け所が秀逸です。
食べ物ネタが多く収められていますが、そこは味の紹介だけにとどまることなく、と言うよりも、むしろ関連情報の方にページが多く割かれている点が他の名古屋本と違うところでしょう。
だからといって、役に立たないということはなく、お店の外観、商品の写真、住所、電話番号、営業時間、アクセスが分かりやすく書かれており、しっかりとガイドブックとしての体裁は保っています。
持って帰ってすぐさま一気読みしました。読み終えた途端に、お店を一軒一軒訪ねたくなりましたわ。おでかけしたくてうずうずします。大須の信号機なんて、なんということもないポイントですが、頭の片隅に刷り込まれてしまって、行かざるを得ない気になってしまいますよ。(実際、去年のコネタで紹介されたあと、見に行ってしまいました)
カラーページも多いというのもツボを押さえたところ。食べ物の写真はカラーとモノクロでは受ける印象がずいぶんと違いますもの。でも、全編がカラーではありません。効果的にカラーとモノクロを使い分けています。おそらく全編カラーだとお値段が上がったのではないかと推測されます。良心的です。
とっても、オリジナリティのあるガイドブックになっていて、期待を裏切らない出来です。でも一つ、気になった点がありました。記事の担当者(筆者)が書かれていないんです。記事中に「私」や「僕」という一人称が書かれていても、どのDPZライターさんが書いたのか分かりにくくて、なんだかもどかしいです。記名されていた方が、取材中の雰囲気が想像しやすくて、DPZファンとしては、本を読んでいてもっと楽しかったでしょうに。
『名古屋の不思議』は数多のガイドの中でもトップクラスの「読める」ガイドです。名古屋にお出かけしなくても楽しめます。もちろん名古屋めぐりのお供にもおすすめです。ですが、普通のガイドブックも合わせて持っていたほうが無難です。
『名古屋の不思議』 @nifty編 小学館文庫 ¥648+税 ISBN4094186719
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コメント
>★香音★さん
私はまだ名古屋歴1年強なので、「へ~、こんなところもあるんだ」とか「こんなものも売っているいるのね」と感心しながら読んだのですが、
根っからの名古屋人の方々には「なんでこれがネタになるの?」っていうものも含まれていると思います。「アピタ」とか「街区表示版」とかは名古屋人の方々にとっては「普通じゃなかったのっ」という感想を持たれるのではないでしょうか。
でも、反対に見慣れている光景だからこそ、そこを指摘されると目からうろこが落ちるとでもいいましょうか、再発見があると思いますよ
投稿: 桜濱 | 2005.07.07 00:40
こんばんは~★
こちらの本、ひっじょーに気になるわぁ(^0^)
やっぱり根っからのナゴヤ人、ナゴヤンソウルの持ち主なんで…ねw
この独自の文化にどっぷりつかりながら、20数年生きてきてしまったので、他の土地で暮らす事はもう不可能に近いかも!?(^^;
これからもおもしろいナゴヤ小ネタ、期待してますよ~(^-^)/
投稿: ★香音★ | 2005.07.07 00:25