« 1周年を呑気にスルー | トップページ | 今日の「山」登りは「おしるこスパ」&「グロセージャジュース」 »

2005.07.27

「生八つ橋」の本質とは何か?

 相方がおみやげでこれを買ってきてくれました。

白桃生八つ橋
 白桃生八つ橋

 包装紙の下に描かれている白桃が「生ものです」らしさを出していますね。

 美味しそうだ。早速食べなければならないわ。開封、開封。

 …どうしておみやげ物のお菓子の包装は開けにくいのでしょう? 糊がきつくて、いつもビリビリになってしまいます。この開けにくさによって、中のお菓子への求心力が高まるようでもあります。反対に開けるのがイヤになってくるような気もまたします。
 納豆についてくるだし醤油の「どこからでも開けられます」くらいの開けやすさを要求したいものです。

ビリビリに

 いつもどおり、中身の紹介までにやや時間がかかりました。これが「白桃八つ橋」の本体です。

半分にカットした図

 穀物色の餅の平らな餅に、同系色の餡がはさまっています。形は通常の「生八つ橋」の踏襲したものとなっています。表面の餅にはきな粉がまぶされているのも、また普通の「生八つ橋」と同じ。表面の朱色の粒は、包装紙に書かれていた注意書きによると桃の果肉らしいです。

 それでは、いただきましょう。さらに二つに折りたたんで食べるのが私の癖です。

 初めは甘いきな粉の味、くちくちと薄い餅を噛んでいくと、さらりとした餡が混ざり合います。この餡はよくある果物餡と同じ感触です。「白桃らしさが無いなー」と思っていたら、飲み込む際になって鼻腔にさっと桃の香りが抜けました。白桃らしさわずかです。
 美味しいですし、口当たりは「生八つ橋」なのですが、なんだか違うわ…。うーむ…。

 あっ、肉桂がないわよ!

 ビリビリに破れた内容物の欄で確認します。うん、やっぱり入っておりません。だから物足りなかったのか。
 いつもは「生八つ橋」があると、加速度が付いて食べ進めるのですが、これはそうはなりません。相方も「一個食べれば十分」と。
 「白桃生八つ橋」で肉桂を除いたのは、中の餡の風味がかき消されないようにするためでしょう。強い肉桂とほのかに香る白桃では、勝敗は明らかです。

 試しに、家にあった「S&B シナモン」を適宜ふりかけて食べてみました。

S&Bのシナモン

 あらー、いつも食べる「生八つ橋」に近い味になったわー。
 でも、白桃の香りは完全にかき消されました。

 この変わり生八つ橋を食べて分かったのは、きな粉+肉桂+つぶあんの味の組み合わせが、奇跡的にすばらしいものであったということです。階層化した甘みと芳醇な香りを強く放ち、うすい餅がそれをまとめあげる。この全てが備わっているもの、それこそ「生八つ橋」なのだ!という至極当然のことを改めて知ったわけでございます。

 ちなみに、普通の「八つ橋」(固いの)は、食べていても加速度がつくことはありません。固いからでしょう。

|

« 1周年を呑気にスルー | トップページ | 今日の「山」登りは「おしるこスパ」&「グロセージャジュース」 »

コメント

>ささのってぃさん
 おみやげでそのような八つ橋を買ってしまうなんて、なんてアグレッシブな行為なんでしょう。
 いちご大福があるくらいだから「イチゴ味」までは手を出せるでしょうが、「メロン味」はなぁ…。こんなこと言える立場ではないのは分かっておりますが。
 探せば、「キウイ味」も「バナナ味」も見つかりそうですわね。

投稿: 桜濱 | 2005.07.29 22:22

>藤田チエさん
 肉桂、シナモンが苦手な方は多いでしょうね。香りがきついと感じるのでしょう。かく言う私も、昔はこの香りが苦手でした。ニッキ飴なんて食べられなかったですよ。
 でも、この香りが好きになったきっかけが、「生八つ橋」なんです。初邂逅のとき、ペロリンと数枚食べてしまったのです。何が味覚革命のきっかけになるか分かりません。今じゃ、お菓子類のフレーバーではシナモンは上位に位置しています。

 くるみ餅は知っていますが、にっき餅は聞いたこともないですわ。今検索して見ましたが、うん、これはいけそうです。

>はぴたんさん
 「生八つ橋」って商標登録されていたんですか!?「おたべ」は登録商標だろうとは思っていましたが。

 もしかして、「白桃生八つ橋」にシナモンを振りかけたことは、ひどく冒涜的なことだったのでしょうか。たいへんなことをしでかしたのかもと思い始めております。うーむ、意外性のあることだったのかしら。コネタ道場に投稿してみる事にします。

 今日で試験が終わり、明日から一応は夏休みということになりました(なんだかんだと学校に行かなくてはならないでしょうが)。なので、教えていただいた「おばちゃんショップ・やまと」に行く時間が取れそうです。店内は名前と演歌に匹敵するくらいのインパクトはあるのかと非常に気になっております。

投稿: 桜濱 | 2005.07.29 22:19

 白桃ですか。僕が中学生のときに修学旅行で買った八つ橋はイチゴ味とかメロン味のものでした。なんか「山」のメニューみたい。

投稿: ささのってぃ | 2005.07.29 22:07

生八橋って、商標登録されていてうかつに他社が名前を流用できない物だと思っていましたぁ。
八橋の定義を真っ向から否定するような、味と香りだなんて、「白桃生八橋」あなどれない一品ですねー!!
そのあなどれないブツをさらに否定するかのような、極めて一般的なメーカーのシナモンを投入して食してしまう、桜濱さんの食通道は激・素晴らしいですー\(^∇^)/

投稿: はぴたん | 2005.07.28 20:33

関西人のくせに残念ながら八つ橋は苦手です。
なにが嫌かっていうと肉桂がどうも・・・。
肉桂さえなければおいしくいただけるんですよ。
母方の祖母が好きなニッキ水、シナモンティー、シナモンロールなど、とにかく肉桂やシナモンの入っている物はダメです。
なので地元堺市の名物、にっきもちをいまだに食べたことありません。
あ、おなじ堺の名物「くるみ餅」はおいしいですよ。

投稿: 藤田チエ | 2005.07.28 17:22

>★香音★さん
 今回の白桃生八つ橋体験をして、自分が八つ橋の何が好きだったのかをしっかりと実感いたしました。
 本文中ではぼかしましたが、固い八つ橋=普通の八つ橋(ややこしい)は、私もあまり得意ではないのです。しっとりとした生八つ橋に比べるとどこにでもありそうなお菓子の雰囲気がして…。そんなことないのは分かってはいるのですが。

 生八つ橋を好きになったのは、いいかげん育ちきった後だったので、あんこをはがすようなことはなかったのですが、幼い時分、どらやきは皮だけを食べていた時期がありました。初めから皮だけではダメで、あんこの味が付いた皮が好きだったのです。残ったあんこの塊は母に譲っておりました。
 この記事を書いていると無性に普通の生八つ橋を食べたくなりました。昼夜の二食が生八つ橋でも良いです(ただし一日だけ)。

投稿: 桜濱 | 2005.07.28 01:33

んー、その微妙な組み合わせこそが生八つ橋の奇跡的な創造だったのね★なる~。
ちなみに私、固い八つ橋はニガテなのです。
そしてつぶあんをはじめ、あんこ自体ニガテだった幼少期は、皮だけの生八つ橋というものをペローンペローンと頂いていました(^^;
今はやっぱりあんこ入りですね。んでやっぱりノーマル味が1番です♪

投稿: ★香音★ | 2005.07.27 23:38

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/44489/5174594

この記事へのトラックバック一覧です: 「生八つ橋」の本質とは何か?:

« 1周年を呑気にスルー | トップページ | 今日の「山」登りは「おしるこスパ」&「グロセージャジュース」 »