どんとこい音楽学園
熱田神宮のあたりを歩いていたら、音楽教室の看板を見つけました。看板を付けている家が音楽教室らしいのですが、教室らしさも音楽らしさも皆無です。音がもれ聞こえてくることもありません。なのに生徒募集看板はパワフルです。
執念の看板
とにかく音楽関係ならなんでもやりますよと言っているようです。
ありがち
これくらいの内容の看板ならよくありそうです。ピアノ教室かと思わせといて…。
いきなり
一気にヅカまで飛んじゃいました。すごい自信です。
とことん
ギターにフルート、エレクトーンまで引き受けてしまいました。「エレクトーン 教室ココ 楽しいよ!!」少しかたこと気味。
これを手書きすると雰囲気変わるなー。
電話番号の頭にフリーダイヤルのマークを手書きしていますが、モザイクで隠した部分が4桁なので、フリーダイヤルではありません。そのマークは電話番号を意味しているものではありませんよ。
ちょっと離れた場所にも取り付けてあった
バイオリンも加わりました。音楽大学向けの受講内容が書かれています。
看板の内容をまとめると…、
大学・短大(幼児・児童教育科)最短コース
保母試験
保育短大
宝塚音楽学校受験コース
ピアノ
ギター
フルート
エレクトーン
バイオリン
聴音
歌唱
演奏
楽典
ここまで書いているので、他の楽器でも頼めば教えてくれそうな気がします。
名前が「音楽園」と書かれているもの(2枚目、4枚目の写真)もあれば、「音楽学園」と書かれているものもあり、アイデンティティがやや揺らいでいます。でもたぶん「楽」と「学」を混ぜてしまったのだろう。
住所はモリゴ町とカタカナで書かれていますが、町名は「森後町」と漢字で書くことができます。カタカナで「モリゴ」と書くと、ドラクエとかRPGの町の名前みたいに見える。町の入り口にいる人が、
「ここは音楽の町モリゴ。あなたも歌わない? ららら〜」
とか言いそうな。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
>まゆぞうさん
写真には写っていませんが、ごく普通の民家でした。チャイムを押すとエプロン姿の妙齢の婦人がでてきそうな。たぶん先生は一人の可能性が高い教室の雰囲気でした。マルチな才能というより、見たことがあるだけで「演奏できる」と言っているような感じでした。
投稿: 桜濱 | 2005.03.20 13:45
ほんとどんとこいって感じの音楽学校ですねえ。
どんな人が教えてくれてるのかなあ。
先生もそんなに多数いるかんじもしないので
どんな楽器も弾きこなす
マルチな才能を持つ先生なんでしょうねえ。
投稿: まゆぞう | 2005.03.18 16:00
>藤田チエさん
エレクトーンの看板は、実際に声に出して読むと俳句のようにも聞こえました。字あまり、字足らずになりますが。
シタールやテルミン、アフリカの打楽器があっても不思議ではない看板のたたずまいです。教室の中に入ってシタールがあっても驚くことはないと思います。むしろあってほしい。
投稿: 桜濱 | 2005.03.17 00:18
「エレクトーン ココ 楽しいよ」
声に出して読むとなんだか片言の日本語のようですね。
ピアノやエレクトーンじゃなくって、本当はインドのシタールやロシアのテルミンとか多国籍な感じもしないでもないニュアンスをもつ看板たちですね。
投稿: 藤田チエ | 2005.03.16 22:21