加湿器の蒸気に副業を与えてみた。(2)
加湿器の蒸気のエネルギーを何とかしなければ。エネルギーといったら力だ。理科に強かったらエネルギーの定義をもっと正確に事細かに説明できるのでしょうが、何度も書くように私は文系で理科はさっぱりです。なので、エネルギーは力、活力、何かを動かすくらいのイメージしか沸いてきません。
その貧困なイメージをこねくり回しつつ、蒸気を眺めておりますと、一つのナイスアイデアが浮かんでまいりました。
「電力を使って発生した蒸気のエネルギーを、もう一度電力に戻せばお得なのではないかしら」
もともと電力を生み出すのには、火力発電所にしても原子力発電所にしても、蒸気を発生させてタービンとかいうでっかい風車みたいなのを回していたはずです。これまた理科に弱いので大雑把な捉え方ですが、だいたい合っていると思います。
それなら、加湿器から発生した蒸気で風車を回せば、何かできるかもしれないぞ!よし、まずは蒸気で風車を回してみよう。
今、私の手元には風車がありません。ほとんどの方の手元には無いはずです。あればその人は弥七である可能性が高くなります。まずは風車を作らなければなりません。でも風車の形は分かるものの作り方が分からない…。こんなときは困り果てる前にネットで検索です。…出ました。ネットって本当に便利ですね。こちらの作り方を参考にします。
弥七みたいな大きな風車がくるくる回る様を見てみたかったのですが、慣れない風車作りですので、確実に回すために軽くて小さなものを作ることにしました。羽根の材料は10cm角のメモ用紙にします。参考ページにあるようにカットをして、

一枚ずつ羽根を作ります。
四隅を折って、中心をテープで止めると羽根の完成です。

羽根の出来上がり。
完成した羽根は軸に止めます。軸は袋に「おてもと」と書かれてあるスタンダードな割り箸。割り箸と羽根の接合は部屋に掛けてあるコルクボードの画鋲を流用します。

羽根がよく回転するように、錐で画鋲の直径よりも大きくします。
羽根の中心に画鋲の針を通し、割り箸に差し込むと完成です。

形は上々。
問題はこれが回るかどうか。羽根の一片に息を吹きかけます。ふー。

くるくるくるくる。
わー、回ったー。楽しいぞっ。
ふー。くるくる。
ふー。くるくる。
ふー…。
疲れた。肺活量が持ちません。けど、もっと回るところを見たい。そうだっ!ドライヤーを使えばよいのだ。すでにエネルギー問題解決という当初の目的を逸脱するどころか、全く逆の道を走り出してしまっていますが、風車の回転の面白さには勝てません。ドライヤーを取り出し、人力では叶わぬ強風を風車に浴びせかけます。
ぶおー。

からからからからっ!
すごいぞっ、風車。もっと回れ。そら回れっ!
あまりに楽しいので動画も用意してみました。 →[風車動画]
あー、楽しかった。ローテクニックな遊戯もたまには良いものです。で、終わってはいけないことは私にも分かっています。いよいよ蒸気で風車を回してみることにします。
水、塩を入れて、電源投入。10分待つ。蒸気出る。さあ、エネルギー問題解決の大実験です。先ほど勢いよく回った風車を蒸気にかざすと…

うんともすんとも。
全く回りません。微動だにしません。
だめか…。いや、エネルギー問題解決の使命に燃える私はあきらめません。説明書を読むと、
塩を入れすぎないようにしてください。
加湿されすぎて、蒸気でやけどすることがあります。また、電源プラグやコードが熱をもち、ショートや発火・火災の原因となります。
[禁止]
とあります。これは塩を多めに入れると蒸気の勢いが激しくなるということです。…塩を少し足してみました。
同様の作業を行う場合は、皆様個人の責任の下で行ってください。どのような損害が発生しても私は責任を負いかねます。
5分ほど様子を見ていると、蒸気の様相が変わってまいりました。

勢いよくもくもく。
これならいけるかも。がんばってくれ、蒸気。励ましの意味で手を近づけると…。

がんばってくれ。

ひっ、熱いっ!
説明書には、
蒸気吹出口にさわったり、顔などを近づけないでください。
やけどの原因となります。
[接触禁止]
とありました。幸いやけどに至らず一安心です。熱い思いをしましたが、蒸気の勢いに頼もしさを感じることもできました。
今度こそ回る。期待を込めて風車を近づけると、

再びうんともすんとも。
今回の実験は大失敗に終わったようです。蒸気の勢いは見た目よりも弱かったのね。残ったのは風車で普通に遊んだ楽しい思い出だけでした。
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