冬の味覚といえばチョコレート。この考えは正しいでしょうか?検証してみます。
1.冬限定のチョコレートが多く出る。
2.夏はチョコレートが溶ける。冬は溶けにくい。
正しかったようです。2つだけですが正しいようです。話を続けます。ではキャラメルはどうでしょうか?検証してみます。
1.夏はキャラメルが溶けやすい。冬は溶けにくい。
正しかったようです。1つだけですが正しいようです。「冬はチョコレートとキャラメルがおいしい」ということで続けさせていただきます。やや強引な気がしなくも無いですが、このように書かないとミスタードーナツの新マフィン「キャラメルマフィン」と「チョコリッチマフィン」のお話に続けることができないため、このままいきます。
新マフィン2つの香りから。くんくん。うむ、どちらもそれぞれキャラメル、チョコレートの香りはします。が、キャラメルの方は香りが少し弱いかな。
最初はキャラメルマフィンを味わいます。香りは上に書いたようにやや弱いものの、しっかりとキャラメルの香りです。もう少し具体的に書くと、本物のキャラメルの包み紙を取ったときの香りです。口に入れた時ほどの強い甘い香りはせず、微かに漂う香りです。 表面はつやつやしていかにも甘そ〜な見た目です。そのつやつや面にフォークを入れます。フォークの先は抵抗無く、しっとりとした表面にもぐり込みます。そしてそのまま内部のふわふわ感を感じつつすくい取り、口へと運びます。口当たりは表面のしっとりと内部のふわふわが合わさり「もくもく」とでも表現できましょうか。
もくもく…もくもく…。ん、表面の見た目とは違って甘さは強くありませんな。本物のキャラメルのような、どかんとした甘さを考えていると、それはすっとかわされます。その分くどさはないので、ふわふわした食感にまかせて、もくもく、もくもく、もくもくと一気に食べられます。
キャラメルマフィンには隠し味として、オレンジピールが入っているようですが、まさに隠し味。ほとんどオレンジの味も香りも感じなかったです。でも、たぶんオレンジピールのおかげでくどさが薄れているのでしょう。
次はチョコリッチマフィン。名前が良いですね。リッチです。リッチ。チョコレートマフィンという名前にしなかったところに開発者の皆様の気合が伝わってきます。チョコリッチマフィンはキャラメルマフィンとは対照的です。香りしっかり。甘みしっかり。「リッチの力を見せてやる」というくらいのしっかりさです。
表面はややカリカリしており、さらにチョコチップのアクセント。チョコチップは歯ごたえのあるカリッとした食感で、とろけるような感じはありません。味はややビターでしょうか。中の生地もまたあまり甘みを感じさせないビター風味。ビター&ビターで「これでいいのか?」と思った瞬間に、中心部のクリーム状のチョコレートにぶち当たります。このチョコクリームは、生地、チョコチップとはまったく反対に、強い甘みがねっとりと舌にまとわりつき、甘みは後を引き口中に残ります。このねっとり甘いチョコクリームとふんわりほのかな甘みの生地、カリッとしたチョコチップが合わさると、絶妙な甘さと香りのチョコレート風味となり、うっとりとしてしまいます。
一口食べてうっとり、もう一口食べてうっとり…。キャラメルマフィンに比べて、加速度も付かず、食べるスピードは上がりません。ゆっくり、じっくり味わうマフィンとなっています。
今回の新マフィン、私はチョコリッチマフィンの方に惹かれました。複合の美味しさに軍配を上げます。キャラメルマフィンの加速度の付く「もくもく感」も悪くはなかったのですが、ややキャラメルの風味が弱すぎて、味としては単調になっていたように思います。キャラメルマフィンの中にも甘みのつよいキャラメルクリームが入っていれば良かったかなー。
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