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2004.12.28

ミスドカードが変わる。

 集めればいいことがあるぞというミスドカードのシステムが、2005年1月5日の新キャンペーンから変わります。
 これまでは、200円ごとに1枚ミスドカードがもらえ、10枚集めるとキャンペーングッズと交換できていたのが、300円ごとに1枚、5枚集めてグッズと交換できるようになるというのです。要は最低2000円分の商品を購入しなければ交換できなかったのが、1500円分の商品購入でグッズがもらえるわけですね。ミスドキャンペーンファンの方々には朗報でしょう。
 ただ、問題はスクラッチの「ワクワクチャンス」の方のシステム変更です。今まではスクラッチを削って「あたり」が出れば、グッズ一つと交換でしたが、新システムではスクラッチを削って出たマークを10枚集めるとグッズと交換できるようになるそうです。森永チョコボールに例えれば「金のエンゼル」型から「銀のエンゼル」型へ変わるわけです。当然、マークが出る確率は上がるのでしょうが、今までのように偶然に「カード3枚もらったら2つがあたりだったのー」なんてことが無くなるのです。結局ワクワクチャンスグッズが欲しければ、買い続けなければならぬのですわね。なーんだか、惑わされているような気がしますな。
 私はくじ運が悪いほうなので、旧システムのワクワクチャンスでは1度しか当たったことがございません。新システムになって確率が上がってもマークにお目にかかれる機会がいちじるしく少ないような気がいたします…。

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2004.12.23

クリスマスとあの日を比較してみる。

 お祭り騒ぎでございます。右見ても左見てもクリスマスだらけです。「もう、クリスマスなんていや〜ん」と思って上を見たとしても、高層ビルがクリスマス仕様にペカペカと光っていたりします。私はお祭りは好きではないですが、お祭り騒ぎは嫌いではありませんので、この雰囲気をまぁ良しとしております。
 日本にはキリスト教信者はそれほど多くないはずです。にもかかわらず、これほどまでのお祭り騒ぎです。なら、日本で最も信者数の多い仏教でも同じようなことをすれば、お祭り騒ぎの盛り上がりの機会が一回増えます。日本は民主主義を標榜していますから、多数決の原理を適用すればそうなるはずです。
 クリスマスはイエス様の御生まれになった日です。仏教ではいつがお釈迦様の御生まれになった日か?4月8日です。一般には「花祭」として知られていますね。でもこの「花祭」は『岩波仏教辞典』によると浄土宗の用語で、正式には「潅仏会(かんぶつえ)」と言うようです。
 「潅仏会」ではどのようなことをするのでしょうか。『岩波仏教辞典』から引用してみます。

 潅仏会
 4月8日の釈尊の誕生を祝う仏事。
 釈尊誕生のとき、竜が天からやってきて香湯をそそいだという話に基づくもので産湯に相当しよう。
 日本では種々の草花で飾った〈花御堂〉を作り、中に潅仏桶を置いて甘茶を入れる。その中央に誕生仏を安置し、ひしゃくで甘茶をかける。
 甘茶は参拝者にふるまわれ、甘茶で習字すると上達するとか、害虫よけのまじないを作ったりとかする。

 現代日本のクリスマスは、まずプレゼントありきとなっておりますね。このプレゼントは確か「聖ニクラウス」とかいう聖人が金貨をばら撒いたのが元になっているとか言うのを聞いたことがあります。間違っているかもしれません。詳しいことはgoogleなどで調べてください。無責任ですみません。
 クリスマスプレゼントは潅仏会では何に相当するでしょうか。上の説明を見れば一目瞭然です。甘茶です。甘茶?緑茶に砂糖を入れてるものではありません。こういうのです。砂糖が無くても甘いとは、もしかしてとても健康的なものではないでしょうか。これは健康志向ムーブメントに乗っかることができるぞ。潅仏会いけるかも。
 他の要素を比較してみましょう。

クリスマス
潅仏会
クリスマスツリー花御堂
プレゼント(現代日本ではなんでもよし)甘茶
シャンパン甘茶
靴下ひしゃく(甘茶用)
プレゼントをもらうと嬉しい甘茶があると字が上手くなる。害虫が除ける。

 …どうにも潅仏会は「甘茶」に依存するもののようです。「字が上手くなる」「害虫が除ける」…。しかも「まじない」ですって。うーむ、4月8日は盛り上がれるか?いや、疑念を抱いてはいけません。 クリスマスの方法を応用して、商業主義のエッセンスを加えれば、4月8日も盛り上がることができるはずです。
 まずは名前を変えてみましょう。日本人は外来語が大好きです。潅仏会の要素をことごとく英語化してみます。「潅仏会」は「カンブツパーティ」。花御堂の花は「オーナメント」。甘茶は「スウィートティー」とします。字が上手くなるというのを展開して、文房具店では「筆記用具フェア」を行い、プレゼントを当て込みます。害虫除けは製薬会社の出番です。小林製薬さんには「虫さん、あーまっちゃ(待っちゃ)」などという、小林さんらしい名前のものを出してもらいましょう。
 4月8日は新年度が始まって、新鮮な気持ちに満ち溢れ、桜の花びらが舞う良い季節です。きっと上手くいくはずです。
 バチあたりなことを書いたかもしれません。

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2004.12.16

デイリーポータルZラブ!

 なので、デイリーポータルZ風スペシャルテンプレートに変更してみました。九州男児なんぞに「ラブ!」などと頬が赤らむようなことを言われて、DPZの皆様は迷惑でしょうが、それでも「デイリーポータルZラブ!」です。もともと、このブログを始めるきっかけも夏のBBフェスタでしたし。BBフェスタに伺う前から「ラブ!」でしたが、DPZブースに訪れた後、ますます「ラブッ!」になりました。
 あれだけのクオリティのネタが毎日更新されることに、感動の涙が流れないでもありません。「ラブ!」です。最近「1000円あげるから」と「列島調査室」が更新されていないのがちょっと残念ですが、それでも「ラブ!」です。
 あと「ねんどZくん&ロゴ」、欲しいな…。ですが、テンプレート変更は粘土欲しさのためではありませんので、あまり大きい声では申しません。

ください。

「デイリーポータルZラブ!」です。

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2004.12.11

冬のマフィンはキャラメル&チョコ

 冬の味覚といえばチョコレート。この考えは正しいでしょうか?検証してみます。

1.冬限定のチョコレートが多く出る。
2.夏はチョコレートが溶ける。冬は溶けにくい。

正しかったようです。2つだけですが正しいようです。話を続けます。ではキャラメルはどうでしょうか?検証してみます。

1.夏はキャラメルが溶けやすい。冬は溶けにくい。

正しかったようです。1つだけですが正しいようです。「冬はチョコレートとキャラメルがおいしい」ということで続けさせていただきます。やや強引な気がしなくも無いですが、このように書かないとミスタードーナツの新マフィン「キャラメルマフィン」と「チョコリッチマフィン」のお話に続けることができないため、このままいきます。

キャラメルマフィン&チョコリッチマフィン

 新マフィン2つの香りから。くんくん。うむ、どちらもそれぞれキャラメル、チョコレートの香りはします。が、キャラメルの方は香りが少し弱いかな。
 最初はキャラメルマフィンを味わいます。香りは上に書いたようにやや弱いものの、しっかりとキャラメルの香りです。もう少し具体的に書くと、本物のキャラメルの包み紙を取ったときの香りです。口に入れた時ほどの強い甘い香りはせず、微かに漂う香りです。 表面はつやつやしていかにも甘そ〜な見た目です。そのつやつや面にフォークを入れます。フォークの先は抵抗無く、しっとりとした表面にもぐり込みます。そしてそのまま内部のふわふわ感を感じつつすくい取り、口へと運びます。口当たりは表面のしっとりと内部のふわふわが合わさり「もくもく」とでも表現できましょうか。
 もくもく…もくもく…。ん、表面の見た目とは違って甘さは強くありませんな。本物のキャラメルのような、どかんとした甘さを考えていると、それはすっとかわされます。その分くどさはないので、ふわふわした食感にまかせて、もくもく、もくもく、もくもくと一気に食べられます。
 キャラメルマフィンには隠し味として、オレンジピールが入っているようですが、まさに隠し味。ほとんどオレンジの味も香りも感じなかったです。でも、たぶんオレンジピールのおかげでくどさが薄れているのでしょう。

 次はチョコリッチマフィン。名前が良いですね。リッチです。リッチ。チョコレートマフィンという名前にしなかったところに開発者の皆様の気合が伝わってきます。チョコリッチマフィンはキャラメルマフィンとは対照的です。香りしっかり。甘みしっかり。「リッチの力を見せてやる」というくらいのしっかりさです。
 表面はややカリカリしており、さらにチョコチップのアクセント。チョコチップは歯ごたえのあるカリッとした食感で、とろけるような感じはありません。味はややビターでしょうか。中の生地もまたあまり甘みを感じさせないビター風味。ビター&ビターで「これでいいのか?」と思った瞬間に、中心部のクリーム状のチョコレートにぶち当たります。このチョコクリームは、生地、チョコチップとはまったく反対に、強い甘みがねっとりと舌にまとわりつき、甘みは後を引き口中に残ります。このねっとり甘いチョコクリームとふんわりほのかな甘みの生地、カリッとしたチョコチップが合わさると、絶妙な甘さと香りのチョコレート風味となり、うっとりとしてしまいます。
 一口食べてうっとり、もう一口食べてうっとり…。キャラメルマフィンに比べて、加速度も付かず、食べるスピードは上がりません。ゆっくり、じっくり味わうマフィンとなっています。

 今回の新マフィン、私はチョコリッチマフィンの方に惹かれました。複合の美味しさに軍配を上げます。キャラメルマフィンの加速度の付く「もくもく感」も悪くはなかったのですが、ややキャラメルの風味が弱すぎて、味としては単調になっていたように思います。キャラメルマフィンの中にも甘みのつよいキャラメルクリームが入っていれば良かったかなー。

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2004.12.04

ハバネロ陛下。おめでとうございます。

 年末になると今年を振り返る企画が多々あります。まず一番に思い出されるのが、『現代用語の基礎知識』選の「新語・流行語大賞」。今年の対象はアテネオリンピックの競泳でメダルをガシガシ獲った北島康介選手が、競技後のインタビューで放った「チョー気持ちいい」が大賞を受賞しました。その授賞式の模様は、いまや12月始めのニュース映像の定番となっていますね。
 「新語・流行語大賞」が発表されるのが12月1日。その翌日2日には三井住友銀行グループ・SMBCコンサルティング「2004年ヒット商品番付」を発表しています。これは相撲の番付になぞらえて、今年流行り物をランク付けして発表するもの。これは「新語・流行語大賞」のような授賞式がない(はず)せいか、いささか地味ですが、新聞・ニュースでは経済面やフラッシュニュースなどで毎年目にします。
 その「ヒット商品番付」の東の前頭二枚目に、私の愛する「東ハト」さんの「暴君ハバネロ」陛下が御名を挙げられております。ハバネロ陛下にしてみれば前頭二枚目という微妙な位置にあられることに屈辱を抱かれ、いままで以上に辛味を上げていらっしゃれるかもしれません。お気をお鎮めくださいませ。
 私はハバネロ様の光臨直後に口にさせていただきましたが、あまりの衝撃に口・のど・胃の痛み、鼻水、涙と五所攻めに遭い、数人掛かりで小袋を空けたのを覚えております。東ハト好きを標榜している私でございますが、その経験があまりに強烈であったために、それ以来、ハバネロ様を口にすることができないでおります。お許しください、ハバネロ陛下。それゆえに、このブログにはできるだけ私が撮った写真を載っけておりますが、購入することさえも憚られ、今回は写真なしでございます。陛下、お許しください。
 先月15日には「暴君ハバネロ」陛下の光臨1周年を受け、陛下の流れをくんだ新商品「暴君ベビネロ」と「麻辣仙人」が発売され、“激辛・ウマ辛のアカデミー賞”(「暴君.jp」より)「スコヴィーアワード」ではハバネロ様とそのお仲間たちが、各賞を獲りまくっていらっしゃいます。さらには他社からも「ハバネロ」を使用したお菓子が発売されており、まだしばらくはハバネロ様の勢いは衰えることは無いようです。
 このおめでたい知らせにハバネロ様パーティーでも開くべきなのでしょうが、あのつらい思いがよみがえり、やはり手に取ることさえもできそうにありません。陛下、お許しください。コンビニの棚に鎮座されていらっしゃる陛下の尊顔を拝しながら、心の内でそっとお祝いを申し上げたいと思います。

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