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2004.09.13

夏の後始末

 前回の記事から二週間空いてしまった。
 その間、台風が来たり、地震が起こったりと天変地異が続き、気が付いたときには朝な夕なめっきりと涼しくなりました。私は暑いのが苦手なので「これはいいわ」と思っていると、日中はアイスが溶けて手がべとべとになるくらい暑くて「約束が違うわ」と、してもいない約束に対する違約に文句言う次第。
 こんなふらふらと定まらない陽気も、秋へ続く段階。もう「秋と言っても異論はそれほど聞かれないようですね」と会議で発言しても良い時期と言えましょう。このような時期になって、私の頭を少しばかり悩ますことが出てきてしまいました。
 まだまだお日様が気合を入れて自己主張しているころ、私は水分補給手段にペットボトル飲料の手を借りておりました。ですが、このコストが案外馬鹿にならない。痛い。そこで私は蚊取り線香と並ぶ日本の夏の風物詩「麦茶」をメイン飲料とすることにしたのです。
 グラスに透ける深いアースカラー。口に含むと、舌の上に炒られた穀物の香りがあふれ、その香りが鼻へと抜けると、田舎を知らない人でも、それが思い浮かぶ。まさに日本の原風景回顧薬とでも言うべき飲み物。それが麦茶なのだ! …などと知ったような口をきいてみたくなる飲み物です。
 こんな飲み物だからこそ、私も夏は麦茶で乗り切ろうと思ったのでしょう。スーパーのお茶コーナーの季節物棚から一つの麦茶を手に取りました。
 それが、一ヵ月半前。

 減らない!

 麦茶のパックが減らないのです。確かに購入時「『伊藤園香り薫るむぎ茶(54パック)』は多いかな」と思いました。ですがこんなにも減らないとは。おそらく未だに40パック台を維持しているはずです。このままでは、モミの木に飾り付けをしたときもシャンパンではなく麦茶です。桜の花びらが散る下でも杯に麦茶です。下手をすれば、2005年の夏まで鶴瓶師匠の微笑を拝むという、大変な事態になりかねません。

香り薫るむぎ茶

 そもそも、なんでこんなにも減らないのかは自分で分かっています。毎日、緑茶を飲んでいるからです。麦茶を作っているくせに、お茶も淹れているのです。まったくもって間の抜けた理由です。緑茶を止めれば麦茶は減るのでしょうが、「健康」「カテキン」などの文字が頭の中にちらつき、結局はお茶を淹れてしまいます。止められません。
 冬になったら、温かい麦茶を飲むという手もあります。それも悪くはないのですが、なんだかしっくりこないですし、寒い季節はますます緑茶のお世話になることでしょう。その間、「香り薫るむぎ茶」は自らが発するこうばしい香りとともに、しっけないようにジップロックの中に胎蔵されることとなるのです。

 どうしよう。

 麦茶がこんなにも手に余るものだとは…
 そのまま食べても…固そうだ。嫌だなぁ。
 でも、どうにかせねば。

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