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2004.08.11

2日続けて半笑い。そして氷と鼻血。

 自分が他の人から半笑いの顔で見られるのは、あるようでなかなか無い。昨日、一昨日と2日続けて半笑いの洗礼を受けてそう感じたのである。
 まずは一昨日、あるファーストフード店に入った。体が糖分を欲したからだ。いくつかの甘い物を選んだ後、飲み物を注文した。
 ファーストフード店の冷たい飲み物は、なにゆえにあれほどまでに氷を入れてくださるのだろうか。本当に冷たい。私は冷たい飲み物を嫌っているというわけではないのだが、飲み物を冷やす以上の働きを氷に求めているとしか思えないほどの量が入っている気がする。私はファーストフード店で働いた経験がないため、私には窺い知れぬ理由があるのかもしれない。
 あの氷の量で冷やされた飲み物は、夏場のこの時期にはとてもありがたいのだが、私は「おなかが弱い」のだ。冷たい物を思いっきり飲みたくても体が許さない。そこで、余計な手間をおかけして申し訳ないのだが、店員さんに氷の量を減らしていただくようにしている。そうすることで、始めは氷の力で飲料を冷却し、その冷却力も長時間続かないようにするという算段だ。
 飲み物を注文する段になって、毎回、最後に「氷、減らしていただけますか」と付け加える。注文を取っている店員さんは、いつも快く「はい、わかりましたー」と、氷を減らしてくれる。ありがたいことである。
 話を元に戻そう。一昨日の飲み物注文時、ちょっと好奇心が出てしまった。いつもとは違う頼み方をしてみたくなったのだ。より厳密に注文したほうが分かりやすくて、店員さんも困らないのではないかと思い、私はこう言ってしまったのだ。「氷、“半分量”にしていただけますか」
 その瞬間に店員さんは「半笑い」を浮かべた。…失敗だった。その店員さんは「わかりました」と注文を受けたものの、飲み物のサーバー+氷置き場(あのお店ではあの場所のことは正式にはなんて言うんだろう?)の前で、別の店員さんと小声で話し合っている。…大失敗だった。
 出てきた冷たい飲み物は、確かに氷は少なかった。だけど、店員ではない私には、それが半分の量かどうかは分からなかった。もちろん、次からは元通りの注文の仕方に戻すことにした。
 話は変わって、昨日、スーパーで買い物をしていると、この季節にはふさわしくない感覚が鼻の下に生じた。ちょっと尾篭な話だが、人は寒いと鼻水をたらす。あの感覚がこの暑い季節に蘇ったのだ。「鼻水がたれる感覚+暑い季節=鼻血」だった。
 とっさに鼻を抑えた左手の人差し指と中指には、暗い赤色が。買い物かごには「ウスターソース、マヨネーズ、ポン酢」。偶然だがソース類だらけだ。何か関係があるのか。いや、ある訳がない。…はずだ。
 一刻も早く、誰もが思いつく鼻血止めの方策、ティッシュ詰めを行わねばならない。私は慌てる心を強引に落ち着かせながら、持っていたバッグの中のポケットティッシュを取り出す。…ない。…無いぞ! 普段、あれほど路上で広告入りのポケットティッシュを頂いておきながら、何故無いのだ。これが本当の「カミ」のいたずらか、などとつまらぬことを書くほど慌ててしまった。もう強引にも落ち着かせることなんてできない。
 いきなり泣き始めた人のように鼻をすすり、こころもち目線を上に向けて、店員さんに助けてもらうためにレジへと向かう。かごにはソース類ばかり、上目線で、やや頭を後ろに倒し、鼻をすする私の姿は店員さんには、どのように映っただろうか。
「すみません、鼻血が出たのでティッシュをいただけませんか…」
「あらら、ティッシュね。ティッシュ、ティッシュ…」
 どうやら、レジにはティッシュが無いらしい。ここまでティッシュに見放されるとは。と、そこに別の店員さんが通りかかる。ティッシュを探していた店員さんが状況を説明すると、その店員さんは手持ちのポケットティッシュを取り出してくれたのだ。地獄に仏。その一袋のポケットティッシュは輝くように見えた。私はその店員さんにお礼を申し上げると、店員さんは「…いえ」と言いつつ「半笑い」を浮かべた。確かに「半笑い」を浮かべるのも頷ける。いくら暑いといっても、冷房が効いているスーパーの中だ。チョコやピーナッツを食べていたわけでもない。そもそもそれらを食べていたとしても鼻血を出すような年齢ではない。鼻血を出すに全くふさわしく無い状況だ。たぶん、店員さんは私がティッシュを鼻に詰めた姿を瞬間的に想像したのではないだろうか。仕方ないよね「半笑い」…
 頂いたティッシュをそのまま詰めてしまっては、いかにも鼻血を出した人である。幸いにも、私のバッグの中にははさみが入っていた(言い訳しておきますが、はさみ以外の文房具も入っています)。ティッシュは入っていなかったのに。私はティッシュをを丸め、それを小さく切り、目立たないサイズにしてから鼻へと詰めた。その後、買い物の続きをしたが、鼻の穴が気になって仕方なかった。
 買い物を済ませ、家に帰った私は、鼻の詰め物をゴミ箱へと放り込み、バッグの中にポケットティッシュをそっと入れた。通りすがりに、鼻血を出して困っている人には、それを差し上げるつもりだが、その場面に遭遇することは、たぶん、無い。

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