5.avoirを使って、いろいろな表現をする
順番がバラバラだとは思いますが、avoirのことを先に書いてしまいます。
avoirは、非常にたくさんの意味を含んでいる単語です。その中で、第一義は「~を持っている」。他動詞なので、avoir + 名詞 で、「『名詞』のものを持っている」となります。例えば…、と、例を書こうかと思ったところで、気がつきました。avoirの活用は、不規則極まりないです。
でも、使用頻度もまた極めて高いので、フランス語をお勉強していれば、自然と覚えてしまうでしょう。
j' ai
tu as
il/elle a
nous avons
vous avez
ils/elles ont
この、活用を「じぇ、ちゅあ、いら、ぬざぼん、ぶざべ、いるぞん」と暗唱&丸暗記です。
さて、活用が分かったところで、例に行きましょう。
J'ai une voiture. 私は車を一台持っている。
Il a un frère et deux soeul. 彼は、兄弟が一人と、姉妹が二人いる。
Vous avez un rhume, n'est-ce pas? あなたは風邪を引いていますね。
最後の例文で使った n'est-ce pas は、英語の付加疑問(is it や isn't it, don't youなど)と同じです。でも、文の形に関係無く、文末に n'est-ce pas を付ければ、「~ね」「~でしょう」といった、同意や念押しの表現になるので大変便利です。
もう一度、avoir に戻りましょう。avoirを使った成句も便利です。よく出るものを、書いておきます。
avoir besoin de + 名詞/不定詞 ~を必要とする。
Elle a besoin de son secours. 彼女は彼の助けを必要としている。
Nous avons besoin de aller là. 私たちはそこに行くことを必要としている。
avoir envie de + 名詞/不定詞 ~が欲しい。
J'ai envie de un ordinateur personnel. 私はパソコンが欲しい。
avoir mal à 定冠詞 + 身体の部分を表す名詞 ~の調子が悪い。
J'ai mal à la tête. 私は頭が痛い。
J'ai mal au coeur. 私は気分が悪い。
avoir soif のどが渇く
avoir faim おなかが空く
avoir chaud 暑い(気温がではなく、自分が)
avoir froid 寒い(同上)
avoirは動詞としても重要ですが、助動詞としての働きもあります。それは、またいつか。
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